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苗字について。
tyr134の回答
- tyr134
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質問内容からは若干それますが、参考程度にちょっとした「歴史の一説」について回答してみたいと思います。 苗字というのは、元々「氏」で部族集団を表す為のモノでした。 その後、「姓」というのが現れ、これは「血筋」を表すモノでした。 「血筋」はそのまま支配者階級の「権威」に繋がっていました。 しかし、「権威」ある「血筋」の者であるという事を僭称して威勢を張る者が現れ徐々に「姓」と「氏」の境界が曖昧となっていきました。 そこで、「権威」を強調したい朝廷や豪族が「名字」を名乗り出します。 「名字」は743年に開墾地の私有が認められたことから、開拓者や土地所有者がその地を領有していることを示すために始まったとの説があります。 ただ、土地の名が名字になったのか名字が土地の名になったかはケース・バイ・ケースなようです。 その後、武士が台頭していくなかで「名字」は武家の威勢を示す役割を持つようになっていきました。そして分家制度が構築されていく中で、「苗字」が生まれたようです。 この「苗字」とは稲が実り子が増えていくように、「家」が繁栄し子々孫々までお家が続きますようにという意味で付けられたと言うのが有力なようです。 時代は下り、江戸時代になると「苗字」を名乗るのは武士階級と特別に貢献した医者・学者・商人など一部の人間に限られるようになりました。 そして、もし僭称したら罰金や刑罰が科されたようです。 そのため、明治三年に「平民苗字許可令」が公布され国民全部に苗字を名乗ることが許されたものの、平民は罰金や刑罰が科されるのではないかと疑い、なかなか申告する者が現れなかったようです。 その為、明治八年に「平民名字必称義務令」を布告して苗字の創設を強制しました。 しかし、平民はどう名乗ったら良いか分からなかったので、多くの人は神主や僧侶に命名を依頼したようです。 これによって、ある程度「氏家制」に基づいた命名がなされた(神社やお寺には先祖を示す資料があったから)ようです。 ただ、中には自分たちの由来が分からない者もおり、その為珍しい苗字が生まれたようです。 以上、苗字の歴史の一説でした。 ただ、苗字の歴史というのは分からない点が多く、これはあくまでも一説と考えてください。 参考になれば幸いです。 あと、面白いサイトも見つけたので合わせてどうぞ。(笑) http://www.myj7000.jp-biz.net/
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