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病気の報告書がなぜないのか?

kame-chanの回答

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  • kame-chan
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回答No.10

大学病院に勤務していた内科医です。 質問者様の御希望は一般社会から考えると当然のことと思います。 診察報告書もそうですし、個人的には値段表も必要だと思っています。値段表がないのは高級寿司とぼったくりバーと病院だけですよね。値段表について以前勤務していた私立総合病院の事務長に相談したことがあるのですが、「値段を表示することによって、患者側の診療の萎縮がおこる可能性があるので、提示すべきではない。」とのことでした。しかし費用はきっちり請求はしているので、私は自己負担でも高額になりそうな検査(シンチグラム、MRI、アレルギー検査など)などはおおよその値段を事前に説明するようにしています。 話が脱線しました。 診察報告書については、私は癌の患者さんには説明した内容を記載した電子カルテのプリントアウトをお渡ししています。入院患者さんは、ほぼ全員、外来患者さんは癌や慢性疾患の患者さんに病状・経過の説明をした際にお渡ししています。 お渡ししている理由は、質問者様も書かれているように、患者さんの記憶は非常にあいまいになります。特に良くない疾患の場合はこちらは可能性として話した良い情報を確定したものと捉えたり、良くない情報の記憶はあいまいになります(人の心理としては当然です)。また慢性疾患では初診、検査結果報告時に疾患についての説明をしますが、その後は経過の変化を「変わりないですね」とか「安定してますね」とお話します。1年も経つとはじめの時に聞いた10分程度の話の記憶が残っている可能性は少ないと思います。ましてや「安定してます」と医師から言われれば患者さんとしては「良くなっている」ととらえてしまうのは当然です。そのため病気の予測される経過や予後をお話した際は、プリントアウトをお渡しするようにしています。もちろんどのページをお渡ししたかも電子カルテに記載しています。 全員にそれができていない理由は時間です。予約の方であれば話す内容は前日などに事前に入力できますが、初診の場合は非常に困難です。実際の診察では患者さんの数が多くて、診察・口頭での説明で時間がギリギリのため、電子カルテの入力の誤変換などはそのままで、一日の終わりに修正するといった具合なので現状ではすべての患者さんに診察報告書をお渡しするのは難しいですね。大学病院でも困難なので一般総合病院などでは(患者さんの数がもっと多いので)難しいでしょうね。また、手書きのカルテを使用している病院ですとコピーという手段もありますが、コピーしてお渡しするのに耐えうるように略語を使用せずに丁寧に記載する(べきですが)のは時間的に困難です。 個人的な印象としては患者さん1人に30分ぐらいの時間があれば診察の最後に報告書をお渡しできるのでは、と思います。開業医さんなどではこういったサービスは喜ばれるでしょうね。すでに実践されているところもあるのではないでしょうか。

koukunn
質問者

お礼

今の医療システムは、性善説でなりたっているから 細かい明細書がないのでしょう。 医師は、患者を治療するときに、お金の事などいちいち 考えながら治療をしていない!患者の病気をなおすために 誠心誠意に治療しているから、そんなことは取るに足らない 話だと言う話を端々に身近にいる医師から聞かされてきました。 (その話の裏にビジネスマンは、お金儲けばかり考えていると いう思いもあると感じますが(^^ゞそれも違いますが! でも、時代の変化患者の意識に合わせてこれからは改善すべき部分だと思います。 技術的な理由で思考停止は、理由にはならないと思います。 患者といっても、貧乏金持ちとさまざまですので、 お金をだしてもいいと言う患者ニーズを汲み取っていけるだけの 感性ややる気意欲のある医師は、世界中どこへいっても 通用するでしょう。

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