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集合 濃度の問題
集合・位相の初心者です。 以下の問題の意味がよくわかりません。 問.Xを小数点以下の各桁の値が2か3か4であるような 小数全体の集合とするとき、|X|>|N|を証明せよ。 質問(1)小数点以下の各桁の値が2か3か4であるような小数 とは、例えばどんな小数ですか。 (2)証明の仕方は、1)|X|≧|N|が成立する。2)|X|≠|N| である。を示せばよいですか。 また、対角線論法を使いますか。 レベルの低い質問かもしれませんが、いろいろ教えていただけたら 助かります。お願いします。
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再度NO2です。 >小数点以下のある桁が4になるものは無視しても大丈夫なのでしょうか。 RからXの「中への単写」が存在することがいえれば、|R|≦|X|がいえるので、 Xの全ての元に対応させる必要はありません。 (Xへの全写が求められているわけではないのです。 全単写があれば対等|R|=|X|がいえますが、ここではそこまでを示していません) つまり、小数点以下が2と3のものだけでも、Rと同等であることがいえるので、 まして、小数点以下4のものを加えたら、もっと、それより大きい(あるいは同等)といえるわけです。 --- zoku0855さんが「別解」としているものは、まさに対角線論法の基本形なので むしろこの問題の回答としては「模範解答」です。 小生の解法は、「Rの濃度はNより真に大きい」「AからBの中への単写があればBの濃度はAより大きい」 などの良く知られた知識を組み合わせた簡易的なものでむしろ「別解」と呼ぶべきものです。 *)ただし、小生と同じく、整数部を0に限定した証明になっています。0.***に限定せず、 N.***として記述すればOKのようです。
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- funoe
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NO2です。 勝手に、Xに含まれる数の整数部が0であると勘違いしました。 [0,1]に限定するのは余計なことでした。 単純に、実数を2進法で表し、その小数以下の部分の0を2に、1を3に置き換える写像とすれば、RからXの中への単写になります。 以下は同様です。
補足
回答ありがとうございます。 分かりやすい考え方だと思いました。 この場合、小数点以下のある桁が4になるものは 無視しても大丈夫なのでしょうか。 また、別解として、|X|≠|N|を示すために、 NからXへの全単射gが存在するとして、Xの元を g(n)=0.x_1^n x_2^n x_3^n ・・・ と無限小数で表して、 このときに、x_i^n は2か3か4とする、と定めて、 各桁で違う数字を選ぶように、 y=0.y_1 y_2 y_3 ・・・ とおいて、yはすべてのg(n)と異なるようにもっていく 方法を考えたのですが・・・。 長くなってすみません。わかりにくかったら気にしないでください。
- funoe
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[0、1]の実数の濃度は、連続の濃度|R|ですね。 この区間の実数を、2進法で小数表記し、 小数点以下の0を2に、1を3に置き換える対応(写像)を考えれば、 この写像は、[0,1]からXの中への単写になるので、|R|≦|X|がわかります。 あとは、|N|<|R|であることから、|N|<|X| がわかります。 なんてのは、いかが?
- rinkun
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(1) 0.222222... 0.333333... 0.444444... 0.234234... みたいなの。0も許されないなら有限小数もなしだね。 (2) 対角線論法以外では無理だと思う。
補足
回答ありがとうございます。 すると、例えば、 a1=0.222222... a2=0.333333... a3=0.444444... a4=0.234234... : : として、 a=0.4323… のように対角線のところで違う数字を選び、 a≠an となる。 こういう感じでしょうか。
お礼
大変親切に、いろいろ教えていただいてありがとうございます。 funoeさんのおかげで、濃度の理解がだいぶ深まりました。