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計画経済時代の中国と、各国との関係は?

はじめまして。 高校の宿題で、中国について調べています。 1949年の建国から文化大革命が終息した1977年までの計画経済時代についてが主なテーマなのですが、 この時代、中国と各国との(経済的な視点による)関係・反応・対応などは一体どんなものだったのでしょうか。 特に同じ社会主義国であった旧ソ連・日本韓国などのアジア勢・ 戦後最大国であるアメリカなどとの関係が知りたいです。 宜しくお願いします。

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  • ベストアンサー
  • Yelm
  • ベストアンサー率19% (63/324)
回答No.1

1949年から1977年までと言うと中国を巡る国際関係が激変している時代であり、簡単に論じるのは難しいのですが大まかに言います。 ソ連:中華人民共和国建国当初は蜜月を演出しましたが、その後ソ連のスターリン批判を契機に関係は悪化。 更に1960年代には両者の関係は冷却化し、1969年には国境線を巡り武力紛争(珍宝島事件、ソ連名はダマンスキー島事件)が勃発するなど、70年代にはほぼ敵対関係に近いものになっています。 韓国:当時の韓国とは朝鮮戦争で戦火を交えた関係であり、また北朝鮮を「正統政府」とする立場から国交はありませんでした。 米国:1972年のニクソン訪中まで中華民国を中国の正統政府とする米国との間に国交は無く、互いに敵視しあう関係でした。 中ソ対立を受けて中国政府は米国に接近を図り、またベトナム戦争で苦慮していた米国とも関係改善で両者の利害は一致し、1979年の国交正常化となります。 日本:米国同様、中華民国を正統政府としていた日本とは長らく国交はありませんでしたが、やはり中ソ対立の影響から日中は接近し、1972年に国交正常化が行われました。 なお当時の中国はそれまで長年非難してきた日米安保条約を「アジアの安定に必要不可欠」と言ったり「防衛費をGNP2%にしたらどうか」などと、中国がソ連の軍事的圧力をかわすため日本に軍事力強化を要請するような話がいろいろあります。 ベトナム:ベトナム戦争初期は中国が北ベトナムを支援していましたが、その後北爆が強化されるとベトナムは最新の軍事技術を求めてソ連に接近し、ベトナムは親ソ国となります。 伝統的な中越の対立構造もあって関係は急速に悪化し、またベトナムが中国の支援していたカンボジアのポルポト政権を武力で打倒した事により完全に両国は敵対関係となり1979年の中越戦争に繋がります。 インド:当時の中国は1959~62年にかけて断続的に行われた中印戦争の結果とその後の印パ対立で中国がパキスタンを支援した事から、関係は冷え切っていました。

nyanta2211
質問者

お礼

すごく丁寧な回答どうもありがとうございました! なかなか資料が見つからず困っていたので本当に助かりました。 参考にさせて頂きます。

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