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What's that all about. の訳、文法に関する質問です。

Parismadamの回答

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  • Parismadam
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回答No.2

こんにちは。7/1のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。 ご質問1: <What's that all about. ここの部分が分かりません。> (1)ご質問文はある慣用表現がもとになっています。 That's about it(=That's about the size of it.) 「まあそこいらのところだ」 →「まあそんなところだ」 このsizeは「真相」「実状」を意味します。 この慣用句の直訳は (直訳)「それが、その真相の周辺だ」 となり、それが →(意訳)「そんなところだ」 と転じています。 (2)このaboutは「~の周辺」「~のあたり」という意味の副詞ですが、ここでは名詞的に「周辺」「周辺事情」といった意味で用いられています。 (3)allはabout「周囲」を修飾する副詞で=whollyの意味で使われ、「全体的に」「およそ」といったニュアンスになります。 (4)itとthatの区別: 1)itは話の主題になる事柄を指す代名詞です。 2)thatはその主題についての説明・批評・感想を指す代名詞です。 3)例: Music is a pleasure of life. That is about it 「音楽は人生の喜びである。まあそんなところだ」 ここで it=Music that=a pleasure of life を指しています。 「人生の喜びであると言うことが、音楽というものだ」 という流れになっているのです。 ご質問2: <しかし、この文は、疑問詞もありませんし、疑問文ではなく、平叙文のはずです。しかも、文脈から考えて、ここで疑問文になるのはおかしいです。> (1)おっしゃる通りです。これは疑問詞、疑問文ではありません。平叙文です。 (2)ではwhatの働きは何か?ここでは、関係代名詞の働きになります。 関係代名詞whatは先行詞と関係詞を含み、what=a thing that「~するところのもの」の関係になります。 例: This is what I wanted. =This is a thing that I wanted. 「これが、私が欲しかった(ところの)、ものだ」 (3)つまり、先行詞はa thing「ある事柄」となります。a thingが指すものは、ここでは文脈の「主題」となっているもの、「シューベルトの音楽をつまらないといった少年の言葉」を指しているものと考えられます。 A thing that you told~ =what you told~ 「君が言った(シューベルトはつまらないという)こと」 「少年言った(シューベルトはつまらないという)ことの周辺事情として、そういうもの(=退屈でないものには飽き、退屈なものには飽きない)がある」 と言っているのです。 (4)ここでは、関係詞節内述部の省略が起こり、what一語で=A thing that you told~の関係詞節を内包する、代名詞の働きをしています。 本来代名詞は疑問詞whatだけの働きですが、関係詞で表す事柄がわかる場合は、この例文のように省略が起こり、what「~ところのもの」→「そのこと」と代名詞的に用いられることもあります。 ここではwhat=「そのこと」=「少年の発言」と解釈するといいでしょう。 (5)ご質問文の成り立ちを、慣用表現からの推移でわかりやすく置き換えてみると、 That's all about it.「まあだいたいそんなところだ」 →That's all about a thing that~ . 「それ(that)が、少年が言った事の周辺事情だ」 →That's all about what .「同上」 →What, that is all about. 「少年の発言、その周辺事情として、それ(that)がある」 →What's that all about. 「少年の発言の周辺事情とは、まあそんなもの(that)だ」 となっているのです。 ご質問3: <はじめのthatは、前文の内容を受け> おっしゃる通り、このthatは前文の内容「退屈でないものには飽き、退屈なものには飽きない」を指しています。 ご質問4: <なぜ、What's that all about. という風に、isとthatが入れ替わっているのか分かりません。> 本来aboutの後にくるはずのwhat節を主題として前置したために、本来の主語+動詞(that is)に倒置が起こり、is thatの語順になってしまったのです。 ご質問5: <That's what education is all about. (教育とは、まさにそういうものなのだ。)> ご想像の通り、ご質問文に匹敵する構文です。 この文は =That's a thing that education is all about. 「それが、教育が概してそうあるところのもの、である」 →「教育とは、概してそういうものなのだ」 という意味で、thatは前文の内容を受けています。 ご質問文をこの文に当てはめると、 =That's what your saying is all about. 「君(少年)の言わんとしていることは、概してそういうものなのだ」 となります。 難しい構文ですが、本質をとらえ、よく解釈されていると思います。 以上ご参考までに。

oval_room
質問者

補足

回答ありがとうございます。非常に詳しい説明で、いつもながら感謝しております。特に、it と that の区別は目からウロコでした。いつも、こんなこと区別せずに英文を読んでいましたから。以降は、気をつけて読んで行きたいと思います。 ところで、この場合における倒置(一般的な倒置と言ってもいいかもしれませんが)とは、何のために行われたのでしょうか?whatを、つまり、この少年の発言を強調するために行われたのでしょうか? もし、倒置をせず That is all about what you told about Schubert. とか、書いてくれれば非常に分かりやすいのに(あくまで、私にとってですが)なぜ、倒置をする必要があったのか?また、倒置をすると、普通に書く場合と違いどのような効果が出るのでしょうか? もし、何かご存知でしたら、ぜひご教授ください。どうぞよろしくお願いします。

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