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HTLV-1ウイルス検査について。。。
HTLV-1ウイルスに感染していても、自己免疫疾患がある場合、血液検査で感染が確認できないとインターネット上でありましたが、本当なのでしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
私は免疫学の専門家ではないので、以下に述べる内容は、データによる裏づけのある知識ではないことをご承知の上お読み下さい。 まず、自己免疫疾患とウイルスの抗体検査との間には関連性はありません。 自己免疫疾患というのは、免疫系のうち、自己と非自己とを区別する部分に異常が生じた結果、自分の細胞を外敵と誤認してしまい、自己に対する抗体を作ってしまう疾患です。 現時点で、非自己を自己と誤認して抗体を作らなくなるタイプの自己免疫疾患は知られていません。 従って、自己免疫疾患があっても、HTLV-1 ウイルスに感染すると、一定期間後にはウイルスに対する抗体が作られるので、血液検査により感染が確認されます。 質問者さんがインターネット上で見つけた情報は、HTLV-1や自己免疫疾患の専門家が発信した情報でしょうか? 私は歯科医師であって免疫学の専門家ではありませんが、学生時代に当時のアメリカ医学会誌の最新論文を集めてレポートを書いた経験があり、また卒業後病理学講座に在籍し学位を取りました。その頃の記憶を元にこれを書いています。 従ってここ10年以内の新しい知見は私は知りませんから、あるいは自己免疫疾患によりHTLV-1の感染を確認できないような事例が、この10年以内に発見されていたとしても、私は知りません。 しかし、理論的に考えて、自己免疫疾患が血液検査に影響を及ぼす、というのは考えにくいように思います。 インターネット上には素人が陥りやすい間違いの情報がかなり存在します。 情報の発信者がどのような根拠でその情報を発信しているのかしっかりと見極める必要があると思います。 ここに書いた内容自体も、専門家でない人間が10年以上前の情報を元に書いているということを認識した上で、その妥当性を判断してください。
お礼
ご回答ありがとうございます。とても詳しい方で安心しました。 私が拝見しました内容です。 http://sks.oriaca.net/archives/062thtlv1/index.html