GDPと付加価値についての問題

このQ&Aのポイント
  • 自動車産業における「最終組み立て」と「部品製造」の2段階に分かれた場合の問題について解説します。
  • 部品メーカーと組み立て企業の購入、そして最終製品である自動車の生産額などをもとに、組立部門と部品製造の付加価値の計算方法や差額、その結果としてのGDPについて説明します。
  • この問題は複雑ですが、詳細な計算式や考え方をまとめているので、理解に役立つと思います。
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GDPと付加価値についての問題

自動車産業が「最終組み立て」と「部品製造」の2段階に分かれている時、次の数値例をつかって設問に答えてください。 I 部品メーカーの購入    部品メーカーは国内業者からなにも買わないが、    海外から燃料を10購入    鉄などの原料を20購入 II 組み立て企業の購入    部品メーカーから部品を90購入する    海外石油業者から燃料を10購入する III 組み立て業者の最終製品(自動車)    生産額は150である IV 部品メーカーの部品    生産額は100である (1)組立部門における付加価値のおおきさはいくらか計算せよ (2)部品製造における付加価値の大きさはいくらか計算せよ (3)部品製造の生産額と組み立て産業への販売額の差額を何と呼ぶか (4)この産業が生み出すGDPの大きさはいくらか計算せよ 授業の説明だけではこれはものすごく複雑に感じてとけません… どなたか教えていただけませんか?

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noname#40710
noname#40710
回答No.3

 No.1です。字数制限がありますので、大分端折りますが、ご容赦ください。GDP=Y,消費=C,投資(在庫を含む)=I,NX=(輸出-輸入)=(純輸出)と、定義しますと、以下の関係式でGDPが表されます。  Y=C+I+NX (1) 問題分は左の関係式(1)であらわされる経済です。問題より(1)の右辺を埋めていくと、C=150(自動車は全て消費された),I=100-90=10(部品メーカの在庫分これがそのまま投資となります),NX=0-(10+20+10)=-40(すべて輸入)以上を(1)に代入すると、GDP=Y=150+10-40=160-40=120となります。輸入された分は、NXの項でGDPからは除外されており、その値と先日1回目の回答で計算した値と一致しております。補足事項はたくさんありますが、書ききれないので、「MACRO ECONOMICS:R.DORNBUSCH/S.FISCHER:McGrawHill」(No.1で書いた参考文献です)のP29-30"FINAL GOODS AND VALUE ADDED",P31"GDP and GNP",P44-46"A Simple Economy(P46(6)式まで)"を参照してください。おそらく講師の方が、舌っ足らずで、GDPとGNPの説明で混乱されたのでしょう。手抜きのようですが、少し、参考文献の該当箇所にも当ってみて、ご自分で検証されてみて下さい。よろしくお願いします。勉強頑張ってください!

aisle
質問者

お礼

Iの部分の10がなぜでてくるのかよくわからないのですが、文献をさがして調べてみたいと思います! いろいろと親切に教えていただいてありがとうございました! 本当に助かりました!

その他の回答 (5)

noname#40710
noname#40710
回答No.6

参考までに補足です。燃料と原料(鉄など)を国内の業者から購入した場合。 国内の燃料会社の付加価値は10+10=20     (1) 国内の鉄鋼業者の付加価値は20           (2) 部品メーカーの付加価値は100-(10+20)=70(3) 組立企業の付加価値は150-(90+10)=50  (4) この場合の付加価値の合計GDP=(1)+(2)+(3)+(4) =160これは組み立て業者の最終製品(自動車)の価値150と部品メーカーの在庫10の合計です。参考文献にも書いてあったと思いますが、国内の生産要素だけから導き出すのはGNPの方で、GDPでは海外の生産要素も考慮に入れます。以上の国内だけでまかなったケースと今回の問題を比較すると、問題のGDPが「純輸出」の分10+20+10 =40分だけ少なくなっていることがお分かりでしょうか? あまり上手に書けませんでしたが、参考にしていただければ幸いです。

aisle
質問者

お礼

いろいろと変な質問に答えていただきありがとうございました! がんばります!

noname#40710
noname#40710
回答No.5

No.1です。在庫を投資とみなすのは、議論の展開をシンプルなものにするための便宜的なもので、参考文献では「売れ残った製品を生産企業が自分で購入し(これを「投資」とみなす)在庫として積み上げる」という説明がされています。参考文献は日本語訳もあり、上下二巻です。書名は「マクロ経済学」著者名は「ルーディガー ドーンブッシュ/スタンリー フィッシャー(共著)です」(出版社は忘れました)私が参照したのは英語版の第6版です。訳書は絶版のようですが、大学図書館にはあると思います。あと、「ドーンブッシュ/フィッシャー」でググれば「スタディガイド」なる解説書が検索できます。では、頑張ってください。

aisle
質問者

お礼

わかりました。 文献見つけました。 いろいろと本当にありがとうございました 本当に感謝です。ありがとうございました

noname#40710
noname#40710
回答No.4

No.1です。Iの部分は、部品メーカーの生産額100から組立企業への提供分90を引いた差額=在庫(投資)です。

aisle
質問者

補足

部品メーカーの生産額100から組み立て企業へ90しか提供していない分の残りの10は部品メーカーの製品の付加価値10ということですか? 在庫=投資というのがいまいちよくわからないのです… 文献を大学の図書館で調べたところ、英語の文献のようですね…

noname#40710
noname#40710
回答No.2

No.1です。おっしゃる通り不備があったようです。今から夕食をはさんで、もう一度テキストを見直して、できるだけaisleさんが納得いただけるような参考意見を出させていただきます。 できるだけ今日中に投稿できるようにがんばりますので少々お待ちください。現在習っておられるところは「国民所得計算」でよろしいですよね? あと数時間お待ちください。

aisle
質問者

お礼

すみません… ありがとうございます お時間があるときでかまいませんのでよろしくお願いします

noname#40710
noname#40710
回答No.1

 昔のマクロ経済学のテキストを引っ張り出して参照しながら考えてみました。  順序立てて書きますね。労働力のコストは無視されているとして、  (2)部品製造における付加価値の大きさ    =生産額100-(燃料10+原料20)=70∴  (1)組立部門における付加価値の大きさ    =生産額150-(部品90+燃料10)=50∴  (3)あまり自信はありませんが、「在庫(inventories)」だと思います。  (4)GDP(国内総生産)の算出には、中間財(中間生産物:ここでは「部品」)を加えた二重計算は行わず、付加価値の総合計をもって計算するとありますので、この産業が生み出すGDPの大きさは、   (2)70+(1)50=120∴  に、なると思います。  参考文献:MACRO ECONOMICS; DORNBUSCH/FISCHER; McGrawHill  参考にしていただければ幸いです。間違っていたらごめんなさい。  

aisle
質問者

お礼

GDPは付加価値と最終生産物の値段が等しくなるとかいてあったのですが…なぜ同数にならないのですか?? それと、GDPを計算するときに、輸入したものは計算にいれていいものなのですか?? おしえてください。。。。

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