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米国のモンロー主義について

モンロー主義は(1)いつごろ(2)誰(達)によって(3)どのような理由(経緯)で 放棄されたのか、ご存知の方教えてください。

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  • SCNK
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回答No.3

「それまで国内での需要、供給で事足りていたため特に諸外国と関わる必要がなかった。それが主に鯨油の確保のため、必要に迫られて積極的な外交が避けられなくなった。その為、それまで他国の内政には不干渉というスタイル(モンロー主義)を路線変更せざるを得なくなった。ということでしょうか?」 そういうことです。 もう一つ言い忘れていましたが、それを可能にした要素があります。それは米国が事実上の島国だということです。それでも19世紀までは米墨戦争や市民戦争(南北戦争)がありましたが、今や北米大陸に敵対する国はなくなったわけです。これによって国内に大きな陸軍兵力を拘置する必要がなくなったわけです。その分の国力を海軍や海兵隊の建設に注ぐことができるわけですから、米国は有利な条件で外征軍を送り出せるわけです。中共やソ連が国境に大規模な軍隊を張り付けているのとはかなり条件が違います。つまり制約がなくなったのも一つの理由でしょう。

11falls
質問者

お礼

再投稿ありがとうございます。 そうですか・・・そうすると、わりと自然な流れとしてモンロー主義は消滅していったのですね。私はてっきり「タカ派的」な力を持った政治家が自らの主張を推進していった結果、モンロー主義は過去に追いやられたものと思い込んでいたので、正直なんだかちょっとあっけない感じです。 というのも、現在のアメリカ合衆国は軍事力と経済力を背景に、諸外国に干渉して回り、自国の利益や都合のために代理戦争もあちこちで起こす立派な 「帝国主義」国家になっているのは皆さん見ての通りだし、かつての「他国への不干渉」を前提としたモンロー主義が破られ、現在の「帝国主義」に至るまでの過程には何らかの「一貫した意思」があるのではないかと思ったからです。もちろんそんなものが存在したって私達一般人には知る由もありませんし、そういう考えを推し進めると「陰謀論者」になりかねないので、あくまでも疑問に思う範囲でとどめておくつもりではありますが。 NO,2の方への補足回答も待ってますし、他の方の意見も聞いてみたいので、 あと3日ほど回答待ちにさせてください。

その他の回答 (3)

noname#201556
noname#201556
回答No.4

>(例えばこの人権問題で言えば)どのようなところに垣間見ることができますか? 中国(中華人民共和国)の人権問題です。 世界で一番の市場ですが一方で人権問題(1989年の天安門事件など)で アメリカにとって市場としては魅力ですがこの問題も重要です。 モンロー主義は「内向け外交」なので他国に干渉しない代わりに 干渉されたくないということも出来ます。 京都議定書、CTBT(包括的核実験禁止条約)の批准拒否などがその 現れです。 また、今でこそ「中東問題」に積極的ですが昨年の9.11事件の 前まではほとんど知らん振りでした。 以上のように一見「モンロー主義」を捨てたようですが何かにつけ この主義が現れていると思います。 世界がこれだけ求めているのに「なぜ、アメリカが反対する?・・」 というときに私は、この「モンロー主義」が出ていると思うのです。 「世界の警察」としてのアメリカと、干渉を受けたくないアメリカと。 最近は「干渉しても干渉を受けないに変わっているのかも」しれないです。 ただ、外交は利害関係で動きますのでこれが全てではありません。

参考URL:
http://www.itojuku.co.jp/~komuin/tayori/2000/01/0102/04.html
11falls
質問者

お礼

再投稿ありがとうございます。また、返事が遅くなってすいません。 参考URL見ました。例えば共和党議員の一部などに、いまだ「モンロー主義」を受け継ぐ流れがあるという事ですね。 私なりに色々調べてみました。 第2次大戦の時、確かアメリカは参戦を渋っていたはずです。これはやはりモンロー主義の影響下だと言えるでしょう。でもその後、真珠湾攻撃を機に 「リメンバー・パールハーバー」を合言葉にして国民の総意を得て参戦し、 一番美味しいとこを持っていきましたね。真珠湾を犠牲にして、結果最大の国益を上げたわけです。でもその真珠湾攻撃も実はアメリカは事前に知っていて、新型艦を引き上げ、爆破されてもいい老朽艦のみを湾内に残しておいたのは今となっては周知の事実です。つまり参戦に際して、米国民の同意を得るために真珠湾を演出したわけですね。第一日本がアメリカに戦線布告せざるを得なくなったのも、オランダに手を回して日本に石油を輸出しないように圧力をかけ、困った日本が下手に交渉してきたのを蹴ったからです。 ブッシュ大統領は就任早々の2月19日にイラクの軍事施設を空爆しています。中東問題には最初から大いに関心がありました。 911以前のアメリカは、おっしゃるように京都議定書、CTBTの批准拒否、ミサイル防衛網計画(NMD)の強引な推進で世界から孤立した状態でした。国内的には景気の急速な失速でブッシュは「出来損ない」と言われていたようです。ところが、あの日を境に国内世論どころか世界中のほとんどの国を「テロとの戦争」の味方に付け、同時にアメリカが「この国はテロを支援してる」とみなせば一方的に攻撃をしかける事ができる体制をたった一夜で作り上げました。おまけに「アメリカを非難するのはテロと同罪」のもとにマスコミの報道を統制することにも成功し、ブッシュは「リンカーンの再来」と評される結果となりました。ワールドトレードセンターを犠牲にして最大の国益を得たわけです。「リメンバー・ペンタゴン」を合言葉に。 真珠湾のときのようにアメリカは911を事前に知っていたか?その事は誰にもわかりません。 お二人の意見を参考にし、自分なりに考えた結果、モンロー主義についての私の結論は「かつて一時期そういうのがあったようだ」という歴史的過去。 どうでしょうか?ご意見おありの方は明日までお待ちしてます。

noname#201556
noname#201556
回答No.2

この「モンロー主義」はアメリカ合衆国の伝統的な外交方針で 今でも生きています。 例えば人権問題。 相互不干渉が基本である反面、他国の人権問題に口出しする。 (他の国の事なので干渉しない、でもその国の人々の人権が 著しく抑圧されている、何とかしなければ・・) アメリカ合衆国自身、ジレンマがあるようです。

11falls
質問者

補足

回答ありがとうございます。 >他国の人権問題に口出しする。 これは確かに端から見ていてもうざったいほどです(笑)。でも一方でkiyottiさんの言われる「今でも生きているモンロー主義」は(例えばこの人権問題で言えば)どのようなところに垣間見ることができますか?具体例をあげてもらえれば幸いです。

  • SCNK
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回答No.1

あまり詳しくはありませんが、19世紀にアルフレッドセイヤーマハンによってではないでしょうか。 すでにフロンティアのほとんどを開拓したり、併合したりし尽くした、アメリカ合衆国にとって海洋へ乗り出す必要が生じていました。また当時、灯火の主要な燃料であった鯨油を確保するためにも海が必要となったわけです。しかしそれは英、西などとの間に摩擦を起こすことになります。ここに海洋権力の問題が発生するわけです。 当時、軍艦も商船も帆船から蒸気船に変わりつつある時代です。当時の機関は蒸気機関とはいっても、燃料は嵩が張り、エネルギーの小さな石炭や薪です。ボイラーも熱効率のあまり良くない火管式や煙管式の飽和ボイラーです。工作精度、材質、現地で得られる水質からして水管式は無理でしょう。機関そのものも一段式機関で効率の悪いものでした。ボイラーの水は復水器がないので、水をしょっちゅう補給しなければなりません。石炭や薪も大量に必要になります。 そこで世界各地に軍港が必要になるわけです。結局これに理由ずけをしたのがマハンです。その中身は英国や西国などの海戦を中心にしたもので、内線作戦的な展開だったと思いました。

11falls
質問者

補足

さっそくの回答ありがとうございます。 それまで国内での需要、供給で事足りていたため特に諸外国と関わる必要が なかった。それが主に鯨油の確保のため、必要に迫られて積極的な外交が避けられなくなった。その為、それまで他国の内政には不干渉というスタイル(モンロー主義)を路線変更せざるを得なくなった。 ということでしょうか?

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