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社会主義と全体主義について
いつもお世話になっております。 タイトルにも書きましたが『社会主義』と 『全体主義』はどのような点において異なる のでしょうか? ご存知の方よろしくお願い致します。
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noname#4429
回答No.1
こんばんは。 まずは、歴史上の「現象」ではなく、考え方のちがいを記しましょう。 全体主義とは、一人(もしくはひとつの政権)の強力な指導により、 自由よりも全体の国益を優先して国がまっしぐらにその方向に進むことです。 ムッソリーニ時代のイタリア、ヒトラーのドイツ、そして戦時下の日本がそうです。 ですから、国民は自由にモノを言うこともできないし、反対することもできません。 文字通り国「全体」がひとつの価値観、ひとつの方向性に向かっている 状況です。 一方、社会主義とは、無産者(労働者)を主役とした政権です。 労働者=一般の庶民ですね、の利益を代表したひとつの政権により、 労働者の利益になるよう、国がさまざまな産業を統制し、自由な経済活動ではなく、 国が決めた経済のワク組のなかで平等に利益を分配しよう、という考え方です。 ……ここまでは考え方ですが、では旧ソ連は、中国は、北朝鮮はどうなのかと??? 社会主義を掲げているが、実態は全体主義なのではないかと。 その通りですね。ですからsummercloud0629さんの質問は実に面白いわけです。 社会主義という考え方を持ちながら、実態は全体主義の国が、いくつも存在したし、 存在しつづけている、というわけです。 また、社会主義のそういった考え方がうまくいっている国があるのか? ……それはまた別の議論になってしまうでしょう。
お礼
ご回答くださりありがとうございます。 実は私がこの質問をみなさんにお聞きしたのは 全体主義と社会主義について勉強していた時に、 0410さんがおっしゃったような疑問を感じたからなんです。旧ソ連は社会主義を主張しながら実際には全体主義になってしまったのではないか。 個人的な意見としては、社会主義を標榜しながらも、 0410さんがおっしゃるように実際は全体主義になってしまったのではないかと思ってます。 本当にありがとうございました。