局所マルチンゲールとマルチンゲール

このQ&Aのポイント
  • 局所マルチンゲールとマルチンゲールについて詳しくご説明します。
  • 局所マルチンゲールとは、ある条件を満たす確率過程のことであり、マルチンゲールは上限を持つ場合にも成り立つことがあります。
  • しかし、X=Y=Bとすると、XYはマルチンゲールではなくなります。
回答を見る
  • ベストアンサー

局所マルチンゲールとマルチンゲール

こんにちは。Bはブラウン運動(B(0)=0) X(t) = X(0) + ∫[0,t] g(s)dB(s) Y(t) = Y(0) + ∫[0,t] h(s)dB(s) gとhは上限があり、g(t)h(t)=0, 0<=t<=Tです。このとき、 X(t)Y(t) = X(0)Y(0) +∫[0,t] X(s)h(s)dB(s) +∫[0,t] Y(s)g(s)dB(s) となります。ここからのこのように説明されてます。 ”そのため、XYは局所マルチンゲールです。gとhは上限があるので、XYはマルチンゲールです。また、X=Y=Bとすれば、XYはマルチンゲールではありません”この説明が全く分かりません。なぜ、この式から、XYが局所マルチンゲールといえるのか、またなぜ上限があれば、マルチンゲールといえるのか、そして、なぜX=Y=Bだと、マルチンゲールでないのか。ご教授いただけたらと思います。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • adinat
  • ベストアンサー率64% (269/414)
回答No.1

確率積分、伊藤の公式(半マルチンゲール分解)をよく復習されるとよいと思います。まずブラウン運動による積分は一般に局所マルチンゲールになります。それは確率積分の定義から出てきます。したがって、X(t)Y(t)は局所マルチンゲールの和と定数からなるので、局所マルチンゲールです。局所マルチンゲールM(t)には通常可積分の条件はおかない(つまりE[|M(t)|]=∞でもよい)のですが、代わりに適当な停止時刻の増大列T_n→∞で、M(t∧T(n))がマルチンゲールになることを要求するのでした。今の場合、g,hは有界なので、X(t)Y(t)は可積分になります。これは適当な演習問題ですから、確率積分の定義や性質をよく調べて証明されるとよいです。したがってX(t)Y(t)がマルチンゲールになるわけです。 最後、X=Yのとき、というわけですが、この場合はg=h=1であり、g(t)h(t)=0の条件を満たせないので、したがって質問者様がかかれたような式変形が出来ません。さらにこの場合、XY=B^2(t)というわけです。E[B^2(t)]=tだから、期待値が時間とともに増大します。マルチンゲールであるためには、期待値が時間に関して定数であることが必要ですから、当然これはマルチンゲールではありません。

kenmogakeu
質問者

お礼

有難うございました。理解することができました。半マルチンゲールに関して勉強しなおしてみます。

関連するQ&A

  • ブラウン運動、マルチンゲール

    B(t)をブラウン運動とした場合、Exp(cB(t) -c^2*t/2) がマルチンゲールになることは分かります。 問題は、M=Exp(θ*B(t)-(θ*c-λ)* t) がマルチンゲールとなるようなθを求めよという事で、 上に先程述べたものがマールチンゲールであることを用いて、θをもとめればいいのですが、回答には [B(t),B(t)] = t であるため、Mは、θ*c - λ = -θ^2/2 であればマルチンゲールであるといってるのですが...... どのようにしたら、[B(t),B(t)]=t が Mがマルチンゲールになる理由がθ*c - λ = -θ^2/2であるということに導かれるのでしょうか?

  • Mはマルチンゲール。M^2は??

    M=(M(n)),n≧0は (Ω,F,F(n),P)においてマルチンゲールだとします。 M(n)∈L-2, ∀n。 TとSは有界かつ停止時間です(S≦T)。この時、E[ ( M(T) - M(S) )^2 ] = E[ M(T)^2 - M(S)^2 ]を証明せよという問題なのですが、この証明の中で分からないところが一つあります。一応、証明を下に書きます。 E[ ( M(T)-M(S) )^2 ]          (1) = E[ M(T)^2 - 2M(T)M(S) + M(S)^2 ]  (2) = E[ E[ M(T)^2 - 2M(T)M(S) + M(S)^2 | F(S) ] ]    (3) = E[ M(T)^2 - 2M(S) E[ M(T) | F(S) ] + M(S)^2]    (4) = E[ M(T)^2 - 2M(S)^2 + M(S)^2 ]           (5) = E[ M(T)^2 - M(S)^2 ]                (6) 分からないところは、(3)から(4)にかけてです。(3)から(4)を細かく書くと、 E[ E[ M(T)^2 - 2M(T)M(S) + M(S)^2 | F(S) ] ]  = E[ E[M(T)^2|F(S)] - 2 E[ M(S)M(T) | F(S)] + E[M(S)^2 |F(S)] ] = E[ M(T)^2 - 2M(S) E[ M(T) | F(S) ] + M(S)^2] になると思います。 2 E[ M(S)M(T) | F(S)] = 2M(S) E[ M(T) | F(S) ]が成り立つのは、Mがマルチンゲールであるのと、S≦Tであるからだと思うのですが、 なぜ、E[M(T)^2|F(S)] = M(T)^2 がいえるのでしょうか? 同じように、なぜ E[M(S)^2 |F(S)] = M(S)^2 が成り立つのでしょうか? 自分の考えでは、M^2はマルチンゲールでない、もしくは、M(T), M(S)はF(S)に独立であるからのどちらかではないかなと思うのですが、その場合、どうやってM^2がマルチンゲールでないのか、もしくは、それらがF(S)に独立であるのかが分かるのか教えてください。もし他の理由であれば、その理由をご教授ください。

  • マルチンゲールの証明

    証明の殆んどが分かるのですが、ひつとだけ分からないところがあります。まず、証明します。 問題は:E[ (M(T) - M(S))^2 ] = E[ M(T)^2 - M(S)^2 ] S<=T、Mはマルチンゲール。 を示せです。 E[ ( M(T) - M(S) )^2 ] = E[ M(T)^2 - 2M(T)M(S) + M(S)^2 ] =E[ E[ M(T)^2 - 2M(T)M(S) + M(S)^2 | F(S) ] ]  (1) =E[ M(T)^2 - 2*M(S)*E[ M(T) | F(S)] + M(S)^2 ] (2) =E[ M(T)^2 - 2M(S)^2 + M(S)^2 ] =E[ M(T)^2 - M(S)^2 ] 分からないところは、(1)から(2)に行く際に、 なぜE[E[M(T)^2 | F(S)]] = E[M(T)^2} となるのでしょうか?この関係がどうしても分かりません。教えてください。

  • Lie微分の局所座標表示

    T(a,b)を可微分多様体M(n次元)上の(a,b)Typeテンソル場、XをM上ベクトル場とするとき、T(a,b)のLie微分を (i)a=b=0のとき L_Xf=X(f) fはM上の可微分関数 (ii)a=1,b=0のとき L_XY=[X,Y] YはM上ベクトル場 (iii)a=0,b=1のとき (L_Xω)(Y)=X(ω(Y))-ω([X,Y]) ωは1-形式 (iv)一般の場合ξ∈T(a,b) (L_Xξ)(ω_1,…,ω_a,X_1,…,X_b) =L_X(ξ(ω_1,…,ω_a,X_1,…,X_b)) -Σ_[s=1,a]ξ(ω_1,…,L_Xω_s,…,ω_a,X_1,…,X_b) -Σ_[t=1,b]ξ(ω_1,…,ω_a,X_1,…,L_XX_t,…,X_b) と定義した場合、 X,ξ夫々の局所座標成分をX^μ,ξ^[μ_1…μ_a]_[ν_1…ν_b]と表すなら、L_Xξの局所座標成分は、 Σ_[λ=1,n]X^λ∂ξ^[μ_1…μ_a]_[ν_1…ν_b]/∂x^λ -Σ_[s=1,a]Σ_[λ=1,n]ξ^[μ_1…μ_s-1λμ_s+1…μ_a]_[ν_1…ν_b]∂X^μ_s/∂x^λ -Σ_[t=1,b]Σ_[λ=1,n]ξ^[μ_1…μ_a]_[ν_1…ν_t-1λν_t+1…ν_b]∂X^λ/∂x^ν_t と表せる。 このLie微分の局所座標成分を、上の定義から導きだす事が出来ませんでした。 ご教示下さい。

  • 方程式

    連立方程式で x+y=2 (x^2)+5xy+(y^2)=-8の解くについて教えてください x+y=a,xy=bとすると a=2,b=-4から x, yを解に持つ2次方程式は (t-x)(t-y) = t^2 - (x+y) t + xy = 0 から (t^2)-2t-4=0 になりt=1±√5 になったのですが 参考書は x=1±√5,y=-+√5と書いてあってどうしてこうなるのかわかりません

  • 対称式の不等式

    対称式の不等式 『0≦2xy(x+y)+(x+y)(1-x-y)-xy≦7/27』 の証明です。 私はx+y=s, xy=t と置き、 中辺=-s^2+2ts-t=k ・・・(1)として、 x, yの実数条件:s^2-4t≧0 ・・・(2)とし、 (1)、(2)を連立して、kの範囲を求めればよいと考えたのですが、 (1)が思いの外扱いづらくて行き詰っています。 どなたか解ける方、方針だけでも良いので教えてください。 よろしくお願いします。

  • 3次の因数分解

    連立方程式 (x^3)+(y^3)+3xy-1=0 と (x^2)+(y^2)=2 を満たす実数x,yの求める問題で (x^3)+(y^3)+3xy-1=0 から ★(x+y-1){(x^2)+(y^2)-xy+x+y+1}=0になることが分かりません。 (x+y-1)…(1) ★(x^2)+(y^2)=2←はどのように現れたのでしょうか? {(x^2)+(y^2)-xy+x+y+1}を利用すると思うのですがどうやって(x^2)+(y^2)=2がでたのか分かりません。 これを…(2)として (1)より x+y=1を両辺2乗して (x^2)+2xy+(y^2)=1 ★(x^2)+(y^2)=2からxy=-(1/2)になるのが分かりません x,yを2次方程式にsるうと x+y=1 xy=-(1/2) より (t^2)-t-(1/2)=0 両辺に2をかけて 2(t^2)-t-(1/2)=0 2つの解を求めると t=(1±√3)/2になりますが ★(x,y)で表すと {(1±√3)/2 , 1マイナスプラス√3)/2} になることが分かりません。

  • Arctantとtの極限

    C1:(x/a)^2+(y/b)^2≦1 C2:(x/b)^2+(y/a)^2≦1 (0<b<a)とし C1とC2の共通部分の面積をSとする g(x)=Arctanx t=b/a としたときに S/b^2をtとg(t)を用いて表し limS/b^2 t→0 を求めよ 解法では 0≦x 0≦y y≦x とSの共通部分が 1/8Sになるので 0≦x 0≦y y≦(b/a)x x^2+y^2≦b^2 の部分の面積1/2g(t)b^2 をa/b倍したものが1/8Sで S=4g(t)/t limS/b^2=4g'(0)=4 t→0 となるのですが 1/8S=1/2(ab/√(a^2+b^2))^2+a^2/b^2[ab/√(a^2+b^2),b]∫√(b^2-x^2)dx から Arcsina/√(a^2+b^2)=g(1/t) g(1/t)=π/2-g(t) なので S/b^2=4/(1+t^2)-{(1+t^2)g(t)-t}/t^2(1+t^2) これをt→0とすると lim(Arctant-t)/t^2 t→0 が不定形となってしまいます。 ロピタルの定理を使えば0に収束しますし Arctanxの級数展開を利用しても0に収束することは言えるのですが 大学受験の問題なのでできれば高校範囲で示したいのです。。。 (そもそも逆三角関数が出てきた段階で高校逸脱範囲なのだと思うのですが。。) なにかいい案をお持ちでしょうか?

  • 最大値・最小値を求める問題

    実ベクトルx=(x1,x2),y=(y1,y2)に対して ノルム||x|| = √<x,x>, 内積<x,y>=x1y1+x2y2と定義する。 また実行列A,BをA=(a1,a2) a1=t_(√2,0),a2=t_(0,2),B=(b1,b2),b1=t_(1,2√2),b2=(2√2,3)とする。(tは転置を意味しています) 今||x||=1とする。この時以下を証明せよ。 (1)f(x)=<Ax,Ax>とすると、2≦f(x)≦4 (2)g(x)=<x,Bx>とすると、-1≦g(x)≦5 (3)h(x)=<Ax,BAx>とすると、-4≦h(x)≦20 (1)(2)は解けたのですが(3)がわかりません。 h(x)=2x1^2+16x1x2+12x2^2となったので、 x1=cosθ,x2=sinθと置き換えて計算すると、 2x^2+16xy+12y^2 =2+16sinθcosθ+10sin^2θ =2+8sin2θ+5(1-cos2θ) =7+8sin2θ-5cos2θ ここで三角関数の合成をしても√89という値が出るため、 最小値は明らかに整数にならないのです。 (2)はこの方法で上手く最大値、最小値が求まったのですが… どのように解決すればいいのか教えてください。

  • 多項式環のイデアル

    多項式環のイデアル Rを実数体,s,tを自然数,u=max{s,t}として、 多項式環R[x,y]のイデアルA=(x^s,y^t),B=(x^t,y^s),C=(x^u,y^u)を考える。 s=t=1 でないとき A∩B=C が成り立つという結論になっていますが、なぜでしょうか? A=(x^2,y) B=(x,y^2) C=(x^2,y^2) のとき x^2y^2+xy∈(A∩B)-C だから A∩B≠C ではないでしょうか? なおこの質問を削除するのならば、 A∩B=C が成り立つという結論を出している質問も削除してください。