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精油の定量法について
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「精油定量法」については御存知だと思いますが,必要なら図書館へ行って「日本薬局方 解説書」と題する成書を探し,「一般試験法」の「生薬試験法」部分を御覧下さい。 この方法は得られた精油の体積を測る事で含量の指標としています。精油は温度をかければ揮発してきますが,その量は微量でありガスクロマトグラフィー等を使用しないと測れません。 が,一般の薬局でガスクロマトグラフィーを使用するのは簡単ではありません。また,「精油」と一言で言っても多数の化合物の混合物であり,ガスクロマトグラフィー等では個々の化合物の量を測る事になって,これもまた基準設定やデータ処理が大変です。 そこで,「精油定量法」としては,精油を溶媒で抽出した上で分離し,その体積を測定するという簡便な方法を採っていると思われます。 精油を抽出するには有機溶媒の方が効率が良いかもしれませんが,有機溶媒と精油は混ざってしまい,精油のみの体積を得る事ができません。そのため,水を使用する事になっていると思います。 「生薬学」は「準専門家」みたいなものですが,精油定量法は行なった事がありませんので「一般人」の「自信なし」です(このサイトには「生薬学」,「薬局方」の「専門家」も居られますし)。
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>を沸騰させることによって精油を抽出するのはなぜなんでしょうか。 これは.「加熱香気」を集める場合と「水蒸気蒸留」をしている場合があるのですが.どちらでしょうか。 前者は.香気成分を大量に取れるから.後者は他の蒸留方法(蒸気圧の関係で真空蒸留になります)に比べて取り扱いが楽だから。
お礼
回答ありがとうございます。 精油の抽出に「加熱香気」というものがあるのを始めて知りました。今回は蒸留装置を使っていましたので、おそらく後者だと思いますが、前者についても勉強をして知識を広げたいと思います。
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