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九品官人法について・・・教えてください!
ウィキペディアに ・・・・例えばいずれ上へと上る郷品二品の起家官の六品官と郷品六品の最終的な官位である六品官では同じ官位であってもその内容に差がつけられる。郷品が上の者が就く役職を清官と呼び、郷品が下の者が就く役職を濁官と呼ぶ。・・・ という文があるのですが、後者の最終的に郷品六品が官位になる人の場合、最初はそれより四品下からスタートするのですから、九品まででは間に合わなくなりますよね?この場合は九品からスタートして、三品あがってストップするのでしょうか?? また、郷品の貴族化が主に言われますが郷品ではなく官品に問題はなかたのでしょうか?? 初歩的な質問ばかりですいません!
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- tanuki4u
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人間には持って生まれた才能がある。その才能が発揮されるためには、役人稼業をする必要がある。役人稼業で才能が発揮され成長するのは四段階までである。 という建前・仮説に基づいて制度ができています。 もっとぶっちゃけて言うと、豪族層と、皇帝の妥協の産物です。 豪族層にとっては、自分たちの子弟のみに権力を継承させたい。 皇帝にとってみれば、とにかく皇帝に忠実な役人を採用したい。 ※けど、その時点における役人は豪族層なのですから、正面切って喧嘩もできない。 1:品位ストップ 例外もあったかもしれませんが、基本的には「新規役人輩出一族を防止する」という側面からは、品位はストップです。 2:清官・濁官 歴史書を作るのは、豪族=貴族=役人です。彼らによって気持ちいい表現が清官・濁官という表現になります。つまり自分(貴族)は清官で、成り上がり者は濁官という定義です。 3:官品の問題点 何が問題なのか質問から読み取れません。 貴族化が問題なのでしょうか? 曹家は良家ではなく、司馬家は良家(豪族=貴族)でしたので、魏から晋への革命は、豪族層のクーデターとも言われています。それがゆえに、九品官人法が、能力主義から親の郷品や本人の性格に移行するのは、晋の支持層である豪族層の意をくむという意味では、まっとうな政策でしょう。