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微量なナトリウムイオンを検出したいのですが
微量なナトリウムイオン(0~3ppm程度)を検出したいのですが、サンプル量がわずかな場合、どのような測定法があるでしょうか。マイクロイオン電極というもので測定が可能でしょうか。また、「原子吸光光度計」と「イオンメーター&イオン電極」で測定する場合で、どちらがより精度が良いのでしょうか。
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サンプルが何かによると思いますが、イオン電極をもちいたいということですので、水溶液だと思います。イオン電極の場合は手軽に測れますが、共存イオンの影響を考えなければいけないので、精度としては原子吸光の方が上だと思います。あるいは誘導結合型プラズマ発光分析装置 (ICP-AES)を使うと、もっとも精度よく、微量元素の定量ができると思います。 あるかないか、の判定や、だいたいの濃度を探る場合は、手軽な装置で、ということでイオン電極でまず調べてみて、より精度の高い定量をしたい、あるいは、微量過ぎてもっと高度な装置を使いたい、という場合は、高機能の原子吸光やICPを使う、という順番でよろしいのではないかと思います。 それぞれの手法も装置のグレードによって検出限界が異なりますので、まず、手法を決め、次に使用可能な装置のレベルを検討するのがよろしいかと思います。
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微量とは言っても、0~3ppm程度という広範囲な濃度なので、おおまかにいうと0.01ppm以上ならば分光光度計でもイオン電極(イオン選択性電極)でも良いと思いますが、それ以下なら原子吸光光度計が良いでしょう。ただし、手元にテクニカルノートがないので一概には言えませんが。 ナトリウムの分析においては、この元素が常在元素であるので、コンタミネーションには、細心の注意が必要でしょう。
お礼
回答を、ありがとうございます。ご指摘のように、ナトリウムの外部からの汚染がとても気掛かりです。原子吸光光度計(フレーム法)用にサンプルを準備する際に、サンプルの水溶液をシリンジとフィルターを使って濾過して容器に入れ、それを噴霧するため、この操作での汚染が心配です。気を付けてはいるつもりですが、容器の洗浄等が完璧かといわれると自信がありません。イオン電極法を使えば、こういった外部からの汚染が減らせるのではないかと考えたのですが、精度がどうかと思い質問させていただきました。
お礼
ご回答、ありがとうございます。サンプルは、水溶液で共存イオンの影響はないと考えています。誘導結合型プラズマ発光分析装置というものがあるのですか。勉強不足で知りませんでした。ありがとうございます。勉強しておきます。いろいろとアドバイスもありがとうございました。化学的な分析は、これまで経験がなかったもので、標準液を作るのにも苦労した次第です。