• ベストアンサー

原子吸光分光光度計を使って正確に測定するには?

原子吸光分光光度計を使ってミネラル測定をしています。同サンプルを測定日を変えて分析するとppbオーダーで2桁ほどのずれを生じるためどれが正しい値なのか分かりません。どうしたら正確に測定できますか?

  • 化学
  • 回答数4
  • ありがとう数3

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kgu-2
  • ベストアンサー率49% (787/1592)
回答No.4

>同サンプルを測定日を変えて 検量線が同じように描けているのなら、単にサンプルの保存の問題になります。ですから、他の方も容器との吸着など、保存中の沈殿生成などを挙げておられるのだと。  測定は、お一人ですが。指導される方がおられるのなら、その方に訊かれるのか一番ですが。 1 測定機器は、フレームレスですか  Ca、Mgならば、普通(フレーム)の原子吸光ですが。  私は、Znの1ppb程度のものは、フレームでの測定は、下駄が高くて諦めました。 2 測定金属は   カルシウムやマグネシウム以外に、何か測定されていますか。まさか、アルミニウム?   できたら、検量線を描いたときの標準液の最大濃度。 3 検量線は、毎回、ほぼ同じになりますか。 4 サンプルに、酸を加えてから測定していますか。  塩酸(不純物の金属濃度に注意)などを加えて、というのが普通です。私は、精密分析用の硝酸を加えますが。  これで、吸着や沈殿の問題は、解決できると想いますが。

banana103
質問者

お礼

分析は一人でやっています。コールセンターくらいしか質問するところがなく、詳しい回答はなかなか得られないので。 他社分析機関で分析してもらう値といつも違っているので、誤差範囲なのか正しく分析できてないのか迷っていました。 フレームレスでの分析です。検量線は毎回ほぼ同じですが、吸光度にして0.05くらいずれてしまうだけで、かなり実濃度としては変わってしまいますよね。

その他の回答 (3)

  • usokoku
  • ベストアンサー率29% (744/2561)
回答No.3

>だんだん濃度が高くなるのではなく、高くなったり低くなったりするので溶出ではないと思います。容器も溶出しないものを使用しています。 溶出は常に一定の割合で溶け出すのではありません。突然大量に溶け出したり、突然凝集したりします。反応式で書けば PbO-Al2O3-SiO2 →(下にaq) Pb++ と鉛が容器から飛び出したときに MO - Al2O3 - SiO2 →(下にaq) M+ でアルカリ金属が溶出すると Pb2++ + OH- → PbOH ↓(かすうは適当に合わせてください) と沈殿が生成する。この水酸化塩は1N硝酸を付着させただけでは溶けきれないので悲劇。 >ミネラルウォーター中のミネラル分析なので溶けているかと。。 Feの分析で FeOn の処理をうまくやらないと泣きます。下手をすれば試料水を加えたことでアルカリになって水酸化物で沈殿、これがやたら溶けないでpHを戻しても沈殿として容器壁にこびりついています。炭酸塩でも要注意。 >充分検量線にのる値なので検出限界以下ではないです けんりょう線にのるのは当たり前です。しかし、数値が安定しないで再現性が取れないから「検出限界以下」として分析しないのです。鉄とか炭酸ときょうちんしタラかようかがうまくいかない限りは値が安定しません。 かようかがやたらむずかしい。 どうみてもめちゃくちゃな値しかとれないとされた方法でも、2番の方の指摘を十分行っていれば、特定の測定者しか測定できないような状態になっても、ある程度の値を出せます。この範囲を超えて行うときの対応で答えています。

banana103
質問者

お礼

詳しい回答をありがとうございます。 バナジウム含量の分析をしていて、他者分析機関から出される分析値といつもずれが生じてしまうために、どちらが正しいのか迷っていました。 もう少し頑張ってみます。

  • outerlimit
  • ベストアンサー率26% (993/3718)
回答No.2

機器分析の基本を理解されていますか  測定前のキャリブレーションに問題は有りませんか 測定器が充分安定してからキャリブレーションしていますか 測定環境は一定ですか

  • usokoku
  • ベストアンサー率29% (744/2561)
回答No.1

物がなにか見当がつかないのですが 1.容器からの溶出。例、鉛は0.1-1ppm溶出する場合があります。 2.化学種の変か。可溶かがうまく一いてない場合。 3.検出限界を超えた分析。これは補正の方法がややこしいので、必要ならば補足ください。

banana103
質問者

補足

だんだん濃度が高くなるのではなく、高くなったり低くなったりするので溶出ではないと思います。容器も溶出しないものを使用しています。 ミネラルウォーター中のミネラル分析なので溶けているかと。。 充分検量線にのる値なので検出限界以下ではないです。

関連するQ&A

  • 原子吸光分光光度計のビームの数

    原子吸光分光光度計の購入を検討しています。食品中のミネラルを測定することに使用するのですが,シングルビームとダブルビームでどれぐらいの違いがあるのでしょうか?また,島津製もしくは日立(バリアン)製の購入を検討しています。

  • 原子吸光光度計と分光光度計の原理的相違点

    原子吸光光度計と分光光度計の原理的相違点とは何なのでしょうか。装置上の違いについても知りたいです。 また原子吸光光度計は金属元素の微量分析に適した装置ですが、検体となる試料溶液の調製にはどんな注意が必要でしょうか。

  • 原子吸光光度計及びICPについて。

    原子吸光光度計及びICPというのは、 どのようなサンプルの測定に向いているか、 教えてください。

  • 分光光度計・吸光度とは?

    ある液体の濃度測定をお願いしたところ、「分光光度計にて595nmにおける吸光度を測定する」と言われました。僕にはさっぱり意味が分からず、結果の数値を見ても人に説明できません。で、分光光度計とは?吸光度とは何でしょうか?何を測定したのでしょうか?まったくの無知なもので、よろしくお願いします。

  • 分光光度計の吸光度の値について。

    分光光度計で吸光度を測定する実験をしました。 ゼロは水であわせ、測定するサンプルは試薬の混ざった水です。 それなのに、結果がマイナスの値になってしまいました。 何が原因でしょうか? また、吸光度はどういったときに、マイナスを取るのかを教えてください。 よろしくお願いします。

  • 分光光度計に関して!

    分光光度計で色素の吸光度を測定するときに、最大の吸光度を示す波長で測定するのはなぜですか??

  • 吸光度 分光

    吸光度の測定について調べているのですが、吸光度を測定することでなんの役に立つのですか? 実際に調べているのは、赤外分光光度計と光電式分光光度計なんですが、これらがどんなことに使われ、これらによって吸光度を測定することでこんなことに役に立つというのを教えて頂きたいです。

  • 再び原子吸光光度計について。。

    原子吸光光度計には測定元素に対応した ホロカソードランプがいるということなんですが、 放射性元素の場合はなぜホロカソードランプが ないのでしょうか??

  • 分光光度計に付きまして

    こんにちは 某鉄鋼メーカーに勤めております 40代 男です 鉄鋼の酸洗に使用しております硫酸に入れる添加剤の濃度測定に、某薬品メーカーより分光光度計の使用を紹介されました。  具体的には、硫酸に、ある薬液を滴下していき、630nmのフィルターを使用して吸光光度計で測定し、吸光度60%となった滴下量を終点とします  そしてその滴下量を検量線に当てはめて硫酸に添加した薬液の濃度を出してやるのですが、その際、検量線作成に使用した、分光光度計と測定に使用する分光光度計が違っても問題ないでしょうか?  それとも測定に使用する吸光光度計で検量線を作成しないとダメでしょうか?  こういう機器の付いては素人でしてよく分かっておりません 何方か教えていただけませんか?

  • 原子吸光の吸光度と感度の関係

     原子吸光の吸光度と感度に関する質問です。  原子吸光のフレームの分析において,同じ元素,同じ濃度および条件で測定しても,測定のごとに吸光度が若干変化するのはなぜなのでしょうか?分光光度計などに比べると吸光度の変化が大きいような気がします(比較するのがおかしいかもしれません)。  また,あるカタログに「フレーム感度は従来より30%アップし、Cu5 ppm標準溶液の吸光度は0.75~1.0 Abs以上」というような記載があります。機器によって原子吸光の感度と吸光度が異なり,検量線の範囲が広いフレーム原子吸光光度計が存在するということでしょうか?  これまで使用していた原子吸光が古く教科書や文献の記載より狭い範囲で検量線しかできない(直線の範囲が狭い)こともありました。  質問自体がおかしいかもしれませんが,同様のことを経験されている方もいらっしゃるのではないかと思います。私の頭を整理できるヒントをご教授願います。