• ベストアンサー

原子吸光光度計及びICPについて。

原子吸光光度計及びICPというのは、 どのようなサンプルの測定に向いているか、 教えてください。

  • 化学
  • 回答数2
  • ありがとう数3

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#194591
noname#194591
回答No.2

いずれも溶液試料の測定ですので、固体試料の場合、酸等で溶解する必要があります。 ですので、特に形状の制限はありませんが、もちろん小さくできた方が溶解はしやすいでしょう。試料量としては通常は1g以内ですので、大きなものを丸ごと測りたいというのは難しいです(溶解できる設備があれば、不可能ではないでしょうが)。 測定可能元素ですがICP発光の場合は、Li以上の元素(ただし、C~F、希ガス元素等はのぞく)と思っていいと思います。ただし、感度等はかなり異なります。原子吸光の場合もほぼ同じでしょう。ただし、原子吸光では測定元素に応じたホロカソードランプが必要になりますので、放射性元素等はホロカソードランプが無い可能性が大です。

hiro-t
質問者

お礼

ありがとうございます。 そうなんですか、原子吸光もICP場合も ほぼおなじなんですか。。 いや、ほんとに勉強になりました。 もう一度、ありがとうございまし。

その他の回答 (1)

noname#194591
noname#194591
回答No.1

原子吸光光度計、ICP共に何種類もあるので、質問の内容がちょっと漠然としすぎていると思います。もう少し絞った話を書いてもらえるとアドバイスしやすいと思うので、とりあえず一般的な話を・・・。 原子吸光にはフレームとフレームレスが、ICPには発光分光分析と質量分析があり、いずれも感度や用途が異なります。 これら4手法を比較すると感度では ICP質量分析>フレームレス原子吸光>ICP発光>フレーム原子吸光(後になるほど感度が悪い)となると思います。 また、フレームレス原子吸光は共存元素の影響を強く受けますので、いろんなマトリックスのサンプルを測定するのは手間がかかるでしょう。 またICP質量分析は感度がかなり良いため、濃い元素が共存する場合、干渉が生じる可能性が高いです(金属中の微量元素の分析等。マトリックスの分離をしたほうが良い。)。純度の高い水の分析等には適しています。 これらの手法の中では、ICP発光分析がマトリックスの影響も少なく、感度も良いため、万能的に使えるのではないでしょうか?

hiro-t
質問者

補足

質問が漠然としすぎてしまいまして申し訳有りません。。。 ICP発光、原子吸光はゼーマン法を用いた場合(フレームレス)です。 サンプル形状、分析可能な元素範囲を教えて頂きたいです。 お願い致します。

関連するQ&A

  • 原子吸光光度法とICP-AES法

    原子吸光光度法とICP-AES法について、利点と欠点を教えて下さい。

  • 原子吸光はICPより頑丈な装置・・・?

    ICPを研究で使用している者です。 研究室には原子吸光もあるのですが、ICPと比較して ・測定には各元素毎にランプが必要 ・一度に一つの元素しか測定できない 等、ICPと比較してあまり利点は無いと思っていたのですが、ある先生から「装置としてICPよりも頑丈で壊れにくいという利点がある」という話を伺いました。 そこで教えていただきたいのですが、原子吸光は何故ICPよりも頑丈なのでしょうか。(単にICPが繊細すぎて扱いづらいという事なのでしょうか。) よろしくお願い致します。

  • 再び原子吸光光度計について。。

    原子吸光光度計には測定元素に対応した ホロカソードランプがいるということなんですが、 放射性元素の場合はなぜホロカソードランプが ないのでしょうか??

  • 原子吸光光度法

    ヒ素や重金属類などの測定で使う、原子吸光光度法とは普通の紫外可視光吸光度法とは違うのでしょうか?違うのなら何が違うのでしょうか?

  • 原子吸光分光光度計を使って正確に測定するには?

    原子吸光分光光度計を使ってミネラル測定をしています。同サンプルを測定日を変えて分析するとppbオーダーで2桁ほどのずれを生じるためどれが正しい値なのか分かりません。どうしたら正確に測定できますか?

  • 原子吸光光度法とは?

    食品や物質の分析方法である原子吸光光度法やICS法とはいかなるものか、どなたか教えて下さい!お願いします。

  • 原子吸光の吸光度と感度の関係

     原子吸光の吸光度と感度に関する質問です。  原子吸光のフレームの分析において,同じ元素,同じ濃度および条件で測定しても,測定のごとに吸光度が若干変化するのはなぜなのでしょうか?分光光度計などに比べると吸光度の変化が大きいような気がします(比較するのがおかしいかもしれません)。  また,あるカタログに「フレーム感度は従来より30%アップし、Cu5 ppm標準溶液の吸光度は0.75~1.0 Abs以上」というような記載があります。機器によって原子吸光の感度と吸光度が異なり,検量線の範囲が広いフレーム原子吸光光度計が存在するということでしょうか?  これまで使用していた原子吸光が古く教科書や文献の記載より狭い範囲で検量線しかできない(直線の範囲が狭い)こともありました。  質問自体がおかしいかもしれませんが,同様のことを経験されている方もいらっしゃるのではないかと思います。私の頭を整理できるヒントをご教授願います。

  • 原子吸光光度計と分光光度計の原理的相違点

    原子吸光光度計と分光光度計の原理的相違点とは何なのでしょうか。装置上の違いについても知りたいです。 また原子吸光光度計は金属元素の微量分析に適した装置ですが、検体となる試料溶液の調製にはどんな注意が必要でしょうか。

  • 灰化装置とはなぜ必要なのですか?原子吸光・ICPにはなぜ灰化しないとい

    灰化装置とはなぜ必要なのですか?原子吸光・ICPにはなぜ灰化しないといけないのですか?

  • 原子吸光光度計のオートゼロについて

    私は現在、環境中の重金属の濃度を分析する研究を行っております。 重金属の測定にはフレーム/フレームレス原子吸光光度計を使用しております。 私は試料の測定を行う直前に、オートゼロのボタンを押して、レファレンスの信号を0にすることにしています(他の方も当然そうしていると思います)。 しかし長時間試料を測定していると、レファレンスの信号が0から外れてくることがあります。この場合、試料測定中にオートゼロを再び押しても良いのでしょうか? 測定中に分析操作の条件を変更することは控えるべきだと理解はしていますが、測定中のオートゼロが、条件の変更に該当するのかどうか分かりません。 この件に詳しい方がいらっしゃいましたら、お手数ですが回答をお願いいたします。