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儒教のこんな本を探しています
儒教における「家父長制度」「女性の貞操観念」が詳しく書かれている本を教えてください。 本屋やネット書店で「儒教」をキーに探すと膨大な量の本があるものの、総論・一般論的なものが多く、どれがよいかが分かりません。 当方、儒教はまったくの門外漢ですが、研究テーマ(女性の犯罪被害)に関連して、基礎的なことは理解しておきたいと思っております。多少難しかったり古いものでも、教えていただけると幸いです。 どうぞよろしくお願い致します。
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- xxa31a
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回答No.1
ちょっと異なる観点になるかもしれませんが。 東アジア諸国における近代の家庭観が、案外(?)、儒教自体よりも、その上を覆ったイギリスのビクトリア朝道徳の影響があるのではないかというのを聞きます。 日本・中国・台湾・韓国・北朝鮮までを俯瞰して、東アジア各国のポスト儒教としての近代家父長制の導入を論じたものとしては 瀬地山角『東アジアの家父長制 - ジェンダーの比較社会学』勁草書房 また、儒教浸透以前の家庭観、江戸期における朱子学の受容された範囲、 明治期の教育が受けた儒教的影響には異なりがあるので、 儒教教義自体よりもこれらの時期の歴史学コーナーも見てみてはどうでしょうかね。
お礼
丁寧な回答をくださってどうもありがとうございました。 『東アジアの家父長制 - ジェンダーの比較社会学』 ・・・なんて刺さりそうな書名!!早速取り寄せてみます。 そうなんですよね。仰るとおり本来は「儒教」で一括りにはできないテーマのはずなんですが、つい手っ取り早くコンパクトな答えを見出そうとする私はきっと、歴史学者にはなれそうにありません^^; 「各時代の女性観」というテーマでも欲しいものがありそうです。 重ねて御礼を申し上げます。