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「大きな」は連体詞か、形容動詞か

kogotokaubeweの回答

回答No.8

 #4=6=7さんが的確な回答をしてくださっているので、私などがしゃしゃりでる幕ではないのですが…(回答を作成している間に解決なさったようですが。) > 言葉は変化して仕舞う物で今は正しくても、今後は間違いになるかも知れないと云う事ですか……。 に関して少々#2さんの言葉を借りて「受験的に」説明させていただくと、  たとえば、「学校文法」において、現代語(口語)の「わが(我が)」は連体詞として扱われますが、古語(文語)文法においては「わ(代名詞)」+「が(連体格の助詞)」として扱われます。(でしたよね。>#4=6=7さん)  これは、格助詞「が」がかつては現代語の「の」と同様に、連体修飾語を作る場合に用いられていたからです。  たとえば『おくの細道』の冒頭の部分の「杉風(さんぷう=芭蕉の弟子)『が』別☆(べっしょ、☆=「野」の字の下に「土」を書く字)に移るに」は、杉風『が』本宅から別荘に住む場所を変えたのではなく、芭蕉が『おくの細道』の旅に出るにあたって自宅である芭蕉庵を売却して、杉風所有『の』別荘に移り住んだことをいっています。  したがって「わが」は文語では「わ=代名詞」+「が=連体格の助詞」と解釈するのが妥当なのです。ところが口語では「が」は(もっぱら)主格に用いられ、連体格に用いられることはありません。したがって「わが」を二語の連語と考えるのは適切でないわけです。  今後の日本語がどうなっていくかは浅学非才の私には予測が付きませんが(サ変・カ変動詞は五段活用動詞に吸収されていくことになるでしょうが)、これからの日本語の用法の変化次第では学校教育の場でも「大きな」は連体詞ではない、ということになる可能性は皆無ではないでしょう。  言葉は確かに変化していきます。したがってある単語の扱いに変化が起きることは多々あります。しかし、現時点で「大きな・小さな・おかしな」を連体詞とするのは、少なくとも学校文法においては「迚も」適切な扱いだと考えます。  学校文法で語形変化のない推量・意志(・勧誘)の「う・よう」を助詞とせず、活用する助動詞として扱うのも同じ理由からだと思います。  なお、副詞は、「主に連用修飾をする」品詞ですが、   (1)他の副詞を修飾する。       とても「ゆっくり」歩く。   (2)数量・時・方向を表す体言(=名詞・代名詞)を修飾する。      ずっと「あと」になって、  もっと「あっち」へ行け。 など。   (3)格助詞「の」を伴い連体修飾語となる。      少しの「期間」がまんしよう。 という用法もあります。

StarYoshi
質問者

お礼

どうも御回答有難う御座いました! * 問題点 * ・然し、「大きな」は変化した物で「○ + ○」では有りませんよね? ・「う」、「よう」は連体形も有るからでしょう。(帰ろう人が……)「まい」も然うですね。「まい」も連体形が有ります。 ・結局副詞が連体詞(~な以外)を修飾することは無いと思います。

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