• ベストアンサー

地球が自転をする理由を教えてください。

asterの回答

  • aster
  • ベストアンサー率70% (374/533)
回答No.11

  >(地球は)宇宙が誕生したときから回っていたのでしょうか。 地球ができてからおそよ50億年で、これは太陽ができてからの年数とも同じで、太陽系の年数とも同じです。しかし、「宇宙」はもっと古くからあったと考えられています。ビッグバンを宇宙の開始としても、それは150億年前というような数字です。 宇宙が誕生した時には、まだ地球も太陽系もありませんでした。 地球の自転の起源は、太陽の自転や太陽系の公転の起源と同じです。太陽が造られる時、原始ガス雲が収縮してできるのですが、この時、ガス雲内部の密度の不均一性や、他の原始ガス雲との重力作用が影響で、回転モメントが発生します。 No.3 の方の述べていることが、非常に大ざっぱな話ですが大体妥当するはずです。以下のURLでは、かなり複雑な話ですが、もっと細かく考察しています。これは天体力学的な話です: >No.173022 質問:太陽系ができたとき ? >http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=173022 >もしそうだとしたら、宇宙は回転してるのでしょうか・・・・? 宇宙がビッグバンの急激なインフレーション膨張で誕生したとすると、それは一種の一点からの爆発飛散のような事態ですから、宇宙全体には、回転の原因がないと思えます。 しかし銀河団や銀河が構成されて行く過程で、宇宙全体が均一であったかというと、どうも巨視的な宇宙の内部構造からすると、かなり偏りがあるようです。この偏りがどう作用し得たか分かりませんが、宇宙全体に、重力とハッブル膨張の力などに由来する「回転」の契機があった可能性があります。 また、宇宙の創生理論は、まだまだ仮説レベルで、もっと巨視的な要素や、構造があるとも考えられます。構造的に偏りを持ったこの宇宙は、超宇宙レベルでの原因から、回転している可能性があります。 宇宙の回転が観測されないのは、非常に遠距離にある天体(クエーサーなど)は、何十億年かそれ以上前の宇宙の姿で、その頃は未だ、回転はそれほど顕著でなかったとも考えられ、近距離の天体の観測では、時間スケールから考えて、回転の確認が無理なのかも知れません。 宇宙のなかの色々な系で、或る程度の「安定状態」を維持している系(システム)は、何らかの意味で、回転運動で、恒常性を維持しています。回転の大小や、真円からの歪みは当然ですが、何らかの意味で、回転がない方が不自然だとも思えます。 ------------------------------------- もう一つ、「マッハの原理」という思考原理があります。これは相対性理論の発想の起源とも考えられる原理です。 例えば、バケツを持って、うまく振り回すと、バケツが宙で回転します。この時、振り回している人のまわりをバケツが回転していると考えるのが普通ですが、バケツの周りを、振り回している人が回転していると考えてはいけない理由があるのだろうか? というのがマッハの原理の例です。 これを宇宙規模に拡大すると、バケツが回転しているのではなく、バケツは止まっていて、宇宙全体が、バケツの周りを回転していると考えておかしい理由はどこにあるのか? という話になります。 地球のまわりを太陽や惑星や恒星や天の川が回転しているのでなく、地球が実は「自転」していて、見かけ上、太陽や惑星や恒星が一日に一回転、地球の周りを回転しているように見えているのだ、というのが、「地動説」です。 しかし、地球は回転などしていなくて、太陽や、惑星や恒星や、それどころか、銀河や銀河団や、この宇宙全体が、地球のまわりを回転していると考えると何か問題があるのか、という話も可能です。 力学の法則や重力の法則、とりわけ、球体的な物体が回転する時に、どういう力が現れるか、というような理論からは、宇宙が地球の周りを回っているとすると、力学的に説明の付かないことが(非常に)多数起こります。 しかし、そのような矛盾を解消するように、力学や運動学の理論に、「補正理論」を加えることができます。こういう操作をすると、地球が自転していると考えた時より、非常に複雑な力学や運動学の理論が要請されることになりますが、矛盾を解消することは可能なはずです。 一般相対性理論、あるいは通常の宇宙論では、宇宙全体が張る重力の場とか、慣性の法則というものを考えます。これによって、地球が自転しているので、宇宙が回転しているのではないということが出てくるのですが、これも、「補正理論」次第で、地球は静止しているというモデルを造ることができるはずです。 ここで述べていることは、地球が静止して、宇宙が回転しているのではなく、地球が自転しているのだということの根拠は、力学の理論や、運動論や、重力理論などの、「整合性」がその根拠になっているということです。 哲学的には(と言うのは、難しく考えるということではなく、物事の「本質的」洞察の観点ということですが)、地球が静止して、宇宙が地球のまわりを回転していると考えても、差し支えないのです。 >更に発展して考えると、星はすべて同じ方行に回転してるのでしょうか。。。。 以上の考えを適用すると、地球は静止していて、宇宙自体や、その巨視的構造や、銀河団や銀河や、更にすべての星が、東から昇り、西に沈んで行くという回転運動をしていると考えてもおかしくないのです。 実際、地球が自転しているのであると、義務教育を受けた人は、ほとんどそう述べますが、「実感」としては、太陽や星は、東の空から昇って来て、大体、平均して12時間前後で、西の空に沈み、また12時間前後すると、東の空から昇って来るように感じられるはずです。 こういう日常生活の「プラグマティズムの原理」から言えば、地球が静止して、星や太陽が、地球の周りを回っているのだという考えでもよいということになります。他方、「オッカムの剃刀」という原理がまたあり、「説明は簡単な方が良い」というのがあり、力学や重力の理論を考えていると、地球が自転している方が、合理的だということになります。 しかし、地球が自転しているのか、宇宙が地球のまわりを回転しているのか、「回転」という事実だけで考えると、どちらが回転していてもよく、日常的な感性からは、やはり、地球が静止していると考えるのが自然に思えるということです。  

関連するQ&A

  • 木星の自転について

    シンプルな疑問ですが、宇宙には自転する星が多数あると思いますが、その動力がなんなのか興味があります。普通、物が動くのは動力源があって、その動力で動くと思いますが、宇宙に浮かんでいる星の自転の動力源は何なんでしょうか。 無重力の状態で浮かんでいるのに、どこからそんな力が出るのか不思議です。特に木星は巨大な星で、自転速度も時速4万キロを超えると聞きます。そんな大きな星がコマのような勢いで回転するのはなぜでしょうか。 またその速度が速くなったり遅くなったりはしないのでしょうか。 つまらない質問ですが、よろしくお願いします。

  • 地球の自転について

    地球が自転しているとは、成層圏と宇宙の接点を軸として回っているのでしょうか?雲が流れているように見えるのは、自転に関係ありますか?飛行機は成層圏のどこを飛んでいるのでしょうか?もし、地球の自転に関係があって飛行機が飛んでいかなければならないとしたら、日本からアメリカ行の場合、自転速度よりも早く飛ばなければならないということですか?頭がこんがらかってしまいました。どなたか詳しいかた教えてください。

  • 原発は地球をつぶしますか?

    各地域で原発の建設が決定されたり、中止されたりしてますが、 決定される影響でお亡くなりになるかた70億人に達し、 宇宙に散在するその他の星のようになる予感がします。 水星あたりが1000シーベルトくらいあるぞって、探査機が もちかえれば一挙に原発中止になるのにって思います。

  • 僕はもともと地球にいわゆる宇宙人がきてもおかしくないという考え方には否

    僕はもともと地球にいわゆる宇宙人がきてもおかしくないという考え方には否定的でしたが、最近いろいろ考えた末一概に否定できなくなってきました。 もともと否定していた根拠は ・地球上に生命が誕生した確立、さらに人類のような知能を持った生物に進化する確率の低さ ・仮に生命が誕生したとして近くの星にはいない。なぜなら近くの星に誕生していて、宇宙的に短い距離(20光年以内)とかからやってこられるとすれば、彼らの保有する科学力は人類が到達可能なレヴェル(とはいっても相当先)であり、その程度の進化の生物ならば倫理観もそこまで進んでいないと推測して出てくる結果は、とっくに地球はせめこまれている。なぜ倫理観が進んでいないと攻め込まれるかは人類を見ていれば一目瞭然で、自分たちより知能の低い生物はもちろん同種の人類でさえ攻撃の対象にするから。 ・はるかかなたの星に生物がいたとしてもやってくるのは不可能。今の物理学では質量をもつ物体は光速を超えられない。 しかし、三番目の根拠の前提として、今の物理学では光速を超えられないですが、それをはるかに凌駕する物理学を築き上げている生物がどこかにいたとしたら、と考えると夜も眠れません。 つまり光速を超えられないという限界をさらに超えた頭脳があれば、空間そのものを超えることだって不可能ではないですし、そこまで文明が発達している生物ならば、人間よりもずっと精神に調和のとれた進化をしているとも考えられるため、攻撃なんてしてこないのでは・・・とおもうのです。 それならば宇宙人が存在して、隠れたところで接触してきているなんてオカルトみたいなはなしでさえ否定できなくなってしまいます。 以上のような感じで、自分の中で消化できなくなってしまい鬱々としているのですが、物理学や宇宙哲学なんかにきょうみのあるかたで意見してくださる方がいらしたら恐縮です。

  • 宇宙人や宇宙空間について

    (1)宇宙人や地球外知的生命体がいてほしいのですが、いるなら宇宙が誕生した辺りの恒星系などの方がいる確立が高そうに思えるのですが、宇宙の誕生地点はどの辺りでしょうか?現在いそうとされる星や星系などはある程度特定されているのでしょうか?あと、宇宙人にも未来宇宙人や古代宇宙人などがありえる可能性はあるのでしょうか? (2)宇宙空間から亜空間や異次元空間に移れること自体ありえますか?そもそも亜空間や異次元空間は存在するのでしょうか? 宇宙に関して全くわかりません!教えてください(--;)

  • やはり、最初に地球ありき?そしてその奇跡はこじつけでもないと、とても考えれない!(長文です)

    若い頃は確かに私もご多分にもれず、壮大な宇宙の果てや起こりといったこと、また、この地球の起こりや生命の進化といったことにとても興味がありました。 しかし年齢を重ねて、人生経験や日常の生活を日々繰り返していくうちに次第に(勿論、若い頃からの宇宙に対する好奇心は薄れたといえどもまだまだ健在ですが)その考え方というか、つまり人生も先が見えてきた?感もありまして未知数だらけの宇宙に次第に関心が薄れ(考えてもきりがない、というか私の存命中はもとより、はては人類生存中に至ってもおそらくは解き明かされないであろう)、そもそも最初にビッグバンからの宇宙ありきで、その広大な宇宙の或る位置の無数の星の集まりのその中のそのまた或る恒星からちょうどよい距離にあったたまたま一つの惑星がわが地球であり、その進化発展が類稀な奇跡的な星として存在しているに至るといった通説はもう聞き飽きた!という感じなのです。 それより確実に確かなもの、つまり宇宙の中に確かにこの地球がぽっかり浮かび、この地球上でしか生命は存在しないのだということ(=生命という「物質」は広い宇宙でこの地球上だけのもの!)。その多種にわたる生命体のなかで人間だけがその歴史の中で宇宙というものを認識している。言い方を変えれば、宇宙は人類によって存在そのものが認識・確認され、また地球(に存在する人間)を中心とした宇宙自体もやがて人間に発見・認識される必然性を待っていたといういわゆる「人間原理」(注:強い・弱いを含む)に辿り着くのです。 あ、決して私は哲学的・非科学的な考えを前に出そうという気はないのです。はなからそういった問いかけであれば違うカテゴリーで質問致します。 確かに気象(学)などは太陽・月といった我々に身近な天体あっての地球上に及ぼす様々な影響や変化を捉えますし、勿論、天文学はれっきとした自然科学の一分野であります。 これら専門分野の研究者は日々、地道な観測やそのデータの蓄積からひとつひとつ確認や貴重な発見をしているのも周知の事実です。 それはそれで尊いのですが、まずこの地球を考える時・・・もはや通説ですが、つまり宇宙空間に漂う塵やガスが長い年月かかって集まり、星(惑星)を誕生させていったと、そしてやがてあらゆる好条件がいくつも重なり水や太陽光線から最初の生命=タンパク質から細胞へ、そして下等生物が誕生し、やがて進化・発達を遂げ、様々な種に枝分かれしていった?・・・これも人間のご都合主義で学問的に創られたつじつま合わせ?に過ぎないとも思えますしね。 うまく言えないのですが、地球は宇宙の中心で、その中にいる人間は奇跡的とも言えるとてつもない確率での進化を遂げて高等生物(知的生命体)になったわけでもなく、もともと存在すべく必然的に存在した(アカデミックな宇宙誕生論に遡れば宇宙誕生後のある時期に必然的に銀河系内太陽系第3惑星にやがて人間が誕生するようになっていた)。地球を取り巻く無限?的な宇宙空間や無数に存在する星の数々も地球(人間)から見れば添え物にしか過ぎない・・・ まあ、そのようなことを思う(あえて自分自身に言い聞かせる感じ?)今日この頃です。 宇宙・天文学に科学的な見解をお持ちの方々には非科学的で甚だ憤慨のお気持ちを起こさせる由かも知れません。しかし、人間の学問など所詮こじつけや不可解なものほど都合よく理論付けされているとも思えなくもないですし・・・ 科学はこの数世紀で確かに目覚ましく発展してはきましたが、未だ、光合成を行う葉っぱ一枚や単細胞一つすら作れません。 地球上の様々な生物が、さも学者の理論にかくもうまくハマる(こじつけ?)ほどそんなにきちんと系統立って進化・発達を遂げてきたのでしょうか?・・・ すみません、支離滅裂でそもそも質問になっていないかもしれませんが皆さんのご見解・ご意見を伺えればと思います。

  • なぜ地球は回ってる?

    地球は自転しながら太陽の周りを回ってます。無重力で摩擦0だとすると自転はなんとなく動き続ける理由がわかる気がしますが、なんで地球は星は自転しているのでしょうか?自転しなくて公転しててもいいのに。神様が地球をつまんで自転を止めるとどうなりますか? また、公転はについては、遠心力と太陽の引力が釣り合っているのでしょうか?それは楕円の軌道でも成り立つのでしょうか? もし成り立ってるとして、神様が地球を棒でちょっと突付くとバランスが崩れて太陽にひきつけられるor宇宙の彼方に行ってしまうのですか? 変な質問ですが、高校の物理の半分くらいの知識はありますので、お詳しい方、どうぞよろしくおねがいします。

  • 地球の誕生について

    宇宙の誕生から銀河,太陽,地球の誕生までの過程について知りたいのですが、どなたか分かる方いましたら教えてください。

  • 自転は何に対する相対運動ですか?

    自転は何に対する相対運動ですか? 相対性理論では、全ての運動は相対的です。 また宇宙空間に対して運動しているか、静止 しているか?を問うことは出来ません。 自分自身の座標に対して自分の速度は0とな り計れません。 この要請の元に、私自身が宇宙空間で宇宙 服を着て腕を振ると腕に遠心力を伴って自転 するはずです。 このときは腕が体に対して運動し、回転方向 に体を引っ張るためですよね。 私は慣性により自転し続けますよね。 問題はその後です。 周りには何もないので、自分が自転しはじめ たか?を確認は出来ませんが、遠心力で腕 が引っ張られることで明らかに自転前とは状 態が異なることが確認出来ます。 これは何かに対して相対的に回転運動してい ることですか? それとも...回転していると言えなくなってしま うのでしょうか? その場合円心力はどう考えればよいのでしょう? よろしくお願いします。

  • 地球のリズム

    初めまして。門外漢からの質問です。 地球は自転するのに1日、公転するのに1年だそうですが、 もっと長いスパンでかかわっている宇宙のリズムはありますか? うまく伝えられず恐縮ですが、 例えば、太陽の周りを回る公転よりもっと大きな円運動に加わっているという可能性はありますか? すべての星は宇宙の中心(?)から遠ざかる方向に運動しているそうですが、そういうこととは別に、公転よりももっと大きな円軌道があるかどうか、考えています。 変な質問ですみません。よろしくお願いいたします。