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「寂しがる」は自動詞?他動詞?

質問ですが、「寂しがる」って“さびしがる”って読むんですよね?“さみしがる”ではなく。 本題ですが、これは自動詞でしょうか、他動詞でしょうか。自動詞と他動詞の区別がつきません。教えてください。

みんなの回答

  • OKAT
  • ベストアンサー率38% (247/639)
回答No.4

これは回答とは言えません。しかし、今後自動詞・他動詞の区別が問題になったときの、基準として No.3 shiremono さんの説を記憶しておいてほしいと思って、アドバイスをします。簡単に結論づけることをしないのも、良心的な回答と思いました。  なお、「さびしがる」「さみしがる」は現在放送用語でも両方使われています。もともと「寂(さび)」から来たようですが、バ行とマ行、とりわけ「み」と「び」、「む」と「ぶ」は相互に転訛しやすく、「寒い(さむい)」が「さぶい」となったりします。この場合は後者が方言とされていますが。  

  • shiremono
  • ベストアンサー率70% (187/267)
回答No.3

1.「寂しがる」 の訓について。 ほかの回答に賛成です。 「さみしがる」 を 「寂しがる」 と書くことはできますが、ふりがながなければ、ふつうは 「さびしがる」 と読みます。 『新明解国語辞典 (第3版) 』 などは、 「さみしい」 を 「俗語 ・ 方言形」 であると断じています。 2.「寂しがる」 は、自動詞か他動詞か。 じつはこれは、かなりやっかいな問題です。 (1) 『国語大辞典』 (小学館)、『日本語語彙体系 (CD-ROM 版) 』(岩波書店) によれば、自動詞です。 いくつかほかの辞書をひいてみたところ、 「寂しがる」 の項目がなかったり、項目はあっても自他の区別が書いてなかったりするのですね。他動詞 (あるいは自他両方) とする辞書がみつかるまでは、書いたもの勝ちで自動詞にきまり、ということにもなりかねません。 (2) 分類の一致した辞書がふたつもみつかっているのに冒頭でやっかいな問題だと述べたのは、 「寂しがる」 を 「他動詞で (も) ある」 とする辞書があってもおかしくないからです。 他動詞というのは、かんたんにいえば、 「目的語がないと意味が完結しない」 (『広辞苑』) 動詞です。 No.2 さんが 「 『~を』 という言葉が必要になる動詞 」 とおっしゃったのは、わかりやすいいいかたです。 たとえば、 「~を」 をつけない 「母がいないので寂しがる」 は、自然な文です。一方、「~を」 をつけた 「母を寂しがる」 はおかしな文ですが、 「母がいないのを寂しがる」 ならば、問題ありませんよね。 したがって、自動詞だということについては (1) のことからしてもまずまちがいありませんが、用法によっては他動詞にもなるのではないか、という問題が生じます。 (3) じつは、 「~を」 をつける判別法だと、困ることがあります。 「席を立つ」、「階段を上る」、「故郷を去る」、「年を経る」、「つらい毎日を送る」 などの動詞は、いずれも自動詞としての用法です。一方で 「かみつく」 のように、 「~を」 のつかない他動詞もあります。 そこで、目的語を主語にして 「まともの受身」 文がつくれるものを他動詞とする、という判別法をご紹介します (「まともの受身」 というのは、日本語文法の専門用語のようです。 「迷惑の受身」 とよばれる日本語独特の特殊な受身を除外した、ふつうの受身のことです)。 この判別法だと、 「席が立たれる」 というのは受身文として不自然なので、 「立つ」 は他動詞ではないと判断することができます。一方、 「かみつかれる」 は 「まともの受身」 文になるので、 「かみつく」 は他動詞であるとかんがえることができそうです。 (2) の例文 「母がいないのを寂しがる」 から受身文をつくってみたところ、「母がいないのが寂しがられる」 というのは、日本語の文としていかにも不自然です。したがって、 「寂しがる」 は他動詞ではない、と判断することができました。 (4) 接尾語 「-がる」 のついたことばには、もちろん他 (あるいは自他両方の) 動詞もあります。「いやがる」、「うるさがる」、「かわいがる」、「こわがる」 などです。これらも、 (3) の受身による判別法にかなっています。 ただし、この判別法にも不安はあります。というのは、判別の結果が 『広辞苑』 の自動詞/他動詞の区別と一致しないことがあるのです。たとえば、 「けむたがる」 は、 『広辞苑』 によれば自動詞ですが、わたしは他動詞の用法もあるのではないかとおもいます。そして、 『広辞苑』 には 「寂しがる」 の項目がありません。 (2) で、辞書によっては他動詞になるかもしれない、と懸念しているのは、そのためです。 参考: 仁田義雄 「自動詞と他動詞の判定法は?」 (「國文學」1994年12月号 學燈社) 大野晋 「自動詞と他動詞」 『古典文法質問箱』(角川ソフィア文庫) 『日本語語彙体系 (CD-ROM 版) 』(岩波書店) については、つぎのサイトからの孫引きです。 「非常識講師の語源散歩/日本語動詞(2)」 http://gogensanpo.hp.infoseek.co.jp/japaneseverbs2.html

  • yuduki93
  • ベストアンサー率65% (95/144)
回答No.2

「寂しい」という言葉は「さみしい」と読むことも出来ますが、「さびしい」と読むのが正しい読み方です。 (「さみしい」というのは「さびしい」の音が変化したものになります。) なので、「寂しがる」は「さびしがる」と読むのであっていると思います。 また、自動詞と他動詞の区別ですが、「~を」という言葉が必要になる動詞が他動詞になります。 つまり、「花が咲く」の「咲く」は自動詞になり、「本を買う」の「買う」は他動詞となります。 なので、「寂しがる」は他動詞になると思います。

  • toshi_2000
  • ベストアンサー率30% (306/1002)
回答No.1

>「寂しがる」って“さびしがる”って読むんですよね? そうです。 自動詞です。

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