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ホワイトカラー・エグゼンプション導入の趣旨は?

ホワイトカラー・エグゼンプションが話題になっています。導入の趣旨として、「労働者は、勤務時間に縛られることなく自由に働きたいと思っている。つまり、残業代が出なくても、長時間働きたいと思っている。だから労働法などで縛らず、自由に残業させてあげたい。ただし、自発的に残業するのだから残業代は出さない」というような意味に受け取れる提言を目にしました。 もちろん、こんな馬鹿げた理由は建前上のもので、本当は、サービス残業が法廷に持ち込まれて違法とされ、巨額な残業代支払いになった大企業が、残業代を払わないことを法的に正当化しようと画策しているのだと思います。 疑問なのは、企業側は、単純に残業代を払いたく無いだけなのか?それともインドや中国との競争に勝つためとか、定時内にダラダラ仕事して、残業代を稼ぐ労働者に怒り心頭になっているというような、いくらか正当な理由があるものなのでしょうか? ちなみに、この制度のターゲットになるのは、年収400万円クラス以上の人のようです。実施されると残業代不払いにより、年間100万以上の収入減が予想されています。

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  • popesyu
  • ベストアンサー率36% (1782/4883)
回答No.1

精一杯好意的に解釈してみたらどうなんでしょうという意図の質問なんですよね。 でがんばってみました。 1.日本人の特にホワイトカラーの生産性は世界的にみても非常に低い http://www.itc-kyoto.jp/itc/index0122.html http://www.meti.go.jp/hakusho/tsusyo/soron/H05/0--02-03.html 2.終身雇用制が崩壊してしまった以上、成果主義にならざるを得ない。それには現行の労働法は邪魔。 かなり強引なショック療法的な対策とも思えますが、ここまでやらないと呑気な日本人は動こうとしない。そもそも生産性の低さなんて何十年も前から言われていたこと。日本人は欧米人の1.5倍働いてようやく追いつくってのはちょっと無能すぎ。ただ本当に無能なのかということを考えた場合、いや環境のぬるさに甘んじているだけだからと思えるのであれば、身にしみて分かるぐらいまで環境を厳しくしてみようではないですかというような感じはどうでしょうかねぇ。 まぁこういう思考実験をしてみたところ、うちはIT関係の仕事ですから、結構ばっさばっさと効率化を図った作業ルーチンでやっているけど、幾つかの取引先を想定してみると、こいつらよっぽど暇なんだなと思えて仕方がない仕事のやり方してるところって多々あるし、うちもそれに付き合わされてどんな意味があるのかよく分からん書類も作らなければならないし、そういう無駄がどんどん無くなっていくというのは良いことだとは思いますよ。欧米の例を見れば少なくとも現状の生産量を維持しつつ工数は2/3には圧縮出来るはずなんですからねぇ。 ただ散々叩かれているような問題点はこれは勿論何とかするべきとも思いますが。

lv4u
質問者

お礼

回答ありがとうございます。それから、参考とされているURLをながめながら考えてみました。 >>精一杯好意的に解釈してみたらどうなんでしょうという意図の質問なんですよね。 はい、そのとおりです。 >>1.日本人の特にホワイトカラーの生産性は世界的にみても非常に低い これはたぶん正しいのでしょうね。でも、これって富士通の会長が「業績が悪いのは社員が働かないからだ」と発言して大きな反発を買いましたが、残業代の不払いはこれと同じく自らの経営責任を無視して社員に責任転嫁では?って思えてしまいますね。 >>2.終身雇用制が崩壊してしまった以上、成果主義にならざるを得ない。それには現行の労働法は邪魔。 うーん、たぶん日本の職場では、職務と責任の範囲が不明なことが多いので成果主義ってきちんと実施できない気がしてます。友人はパートで建築会社に勤めていますが、営業が自分ですべき仕事をイロイロと押し付けられて、かなり頭にきていました。たぶん、職務を明確にすると「職務増やすなら賃金上げろ!」とか「職務外なのでやりません!」ってなるので経営側は嫌なんでしょうね。 今日、考えていて思ったのは、ホワイトカラーの仕事が作家や芸術家のような非定型で創造性の必要な仕事の比重が増えているのではないか?ってことです。 私はプログラマなので、一般的な事務職の仕事は詳しくないのですが、例えばワードで書類を作るとなると、分かり易くするために図やグラフを挿入しますが、この手の仕事ってあっという間に時間が過ぎる部類の仕事ではないでしょうか?なので、生産性という尺度ではなく、芸術性とか人々に訴える力というような尺度が必要なのかも? ホワイトカラー・エグゼンプションが生産性向上に向けての「かなり強引なショック療法的な対策」ということには同意ですが、上記の趣旨では、労働者の多くが納得するには弱い気がしますがどうでしょう?

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その他の回答 (1)

回答No.2

確かに残業不払いを合法化する・・・という考え方はあると思いますし、この制度の最大の欠点ですが、仮にそういった使用者に都合がいい制度となったとしても、「金になる」労働者はそれほど困らないものと思われます。というのは労働条件が悪くなれば転職すれば済むからです。 では、何で導入を求めるかと言えば一番のポイントは「労務管理が楽になる」ということではないかと思います。 というのも一般的には成果と賃金というのは通常でもリンクさせていると思いますが、労働時間という枠をはめた場合に労働基準法に基づいた取扱をしなければならなくなります。そうなると「本来払いたい給与と実際」が乖離することになるわけです。 勿論、もう一つの本音としては総人件費の抑制ということには変わりありませんが、これについても残業により想定外の出費が出るのが防げるという点で説明できるかと思われます。勿論、前述のとおり、労働者側にとってこれは「総人件費の抑制」であり、何のメリットもあるとは思えません。結局普通の大多数の「普通の」労働者が困る制度であり、本質的にはいかなる理屈があろうと「使用者>労働者」であるということを全く配慮していない非常に問題のある制度であると考えられます。

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