後継賃借人に店舗内装費用等の請求が可能でしょうか

質問

弊社が賃借していた店舗を、約１年前にＡ社が引き続き賃借し、当該店舗にて看板もそのままでＡ社が営業しております。Ａ社の当該店舗の賃貸借契約の際には、弊社が大家さんに紹介をした経緯があります。
賃借していた店舗はビルの１階で、弊社の賃借開始時（約１５年前）は新築で、内装、電気・空調設備等全て弊社負担でおこないましたが（その後一部の改修をおこなっています）、契約終了の際には原状復帰義務があります。
Ａ社がそのまま賃借（いわゆる「居抜き」？）したので、弊社は原状復帰にかかる費用が無く助かりましたし、Ａ社は内装、電気・空調設備等の費用がかからず、すぐに継続して営業できたので、大きなメリットがあったと思います。
弊社とＡ社間には、当該店舗の内装、電気・空調設備等についての契約や約束事は特段交わしませんでした。
既に約１年を経過していますが、弊社はＡ社に内装、電気・空調設備等にかかった費用のいくらかを請求することは可能でしょうか？ちなみにこの費用については、現簿価で約１０００万円を資産計上しております。

回答No.1

noname#22812 · ベストアンサー

質問を読みますと、質問者の会社がA社に営業譲渡し、大家との賃貸借契約は質問者の会社が締結したままの内容をA社が承継している様な状況に見受けられますがいかがでしょうか。
そのあたりの経緯がはっきりしませんが、営業譲渡ならばそれこそ営業権や資産の簿価額等、譲渡の対象となるものに付いての精算が行われるはずであり、何らかの約定を結んでいるはずです。

1年近く経過してから請求が可能かどうか、などという話自体が、なぜそうなるのか理解が困難です。
仮に何も取り決めを行わずに今に至る場合には、まず当事者同士でしっかりと話をするしかないでしょう。請求する事は誰にでも出来る事ですが相手方が請求に応じるか否かは又別問題です。

質問者の会社は居抜きのまま解約扱いで、A社と大家が新規で賃貸借契約を巻いた、などとするとその資産は一旦放棄され大家の所有物となりますのでA社に請求するような根拠は無いでしょう。いずれにせよ質問者の会社とA社、大家との関係上、どの様な処理に基づいて今に至るのかよく確認すべきだと思います。

お礼

早速のご回答ありがとうございました。質問内容が的確でなく申し訳ありませんでした。
仰るとおり営業譲渡ですが、締結した契約書には賃貸借物件の内装・設備等に関する項目はございません。
またこれも仰るとおり、大家様との賃貸借契約については、弊社は解約で、翌日を始期としてＡ社が新たに大家様と賃貸借契約を締結しております。（大家様には、弊社の資産を所有したという認識は無いでしょうが、法的にはそうなるのでしょう…）
もちろんＡ社とは誠実に協議（というよりお願い）しなければならないことと認識しておりますが、今後Ａ社に申し出る場合にそなえて詳しい方お聞きしたく、質問をさせていただきました。
ありがとうございました。