北朝鮮と制裁

質問

北朝鮮によって世界が不安状態に陥っていますが、このまま戦争へと繋がる可能性はあるのでしょうか？またその場合日本も巻き込まれてしまうのでしょうか？？心配です

回答No.6

sikisanae

こんにちは、現在の北朝鮮世情（政治）非常に不安定な部分が多いのですが私達が学生時代に先輩や色々な友達とグループで少し東アジア地域について研究した中から予想してみます。

Ｑ１．北朝鮮によって世界が不安状態に陥っていますが、このまま戦争へと繋がる可能性はあるのでしょうか？またその場合日本も巻き込まれてしまうのでしょうか？？心配です

お答え「日本のテレビは、核実験（成功したか疑問？）ＮＨＫを含めて変に戦争有りきごときに問いかけていますが、戦争となるには北朝鮮にとっても勝算性叉は北朝鮮にとっての有利性がなければ絶対に仕掛けてきませんよ。しかし金正日派の自棄・自滅政治が見え始めていますので予想は難しいですね？」

I　北朝鮮の軍事力
　※　スカッドミサイル、弾道弾ミサイル（テポドン１号・２号）の開発は、著しいのですが通常戦力として戦闘機器（戦車、戦闘機、戦艦、潜水艦等の老朽化が著しいことと北朝鮮軍に決定的に燃料（ジェットガソリン、ガソリン、軽油、重油）不足が生じているため戦車の演習すら行うことが出来ないと言われています。このことは、陸、海、空軍の全隊に通じているので戦闘機を飛ばす、艦艇を動かすことさえ出来ないと言われています。軍隊のみでの戦闘は、だれが考えてもお粗末としか言いようがありません。
　　　日本にとって当面の課題は、北朝鮮内で開発されたノドン、スカッドミサイル及びテポドン1号、2号等に対する対空防御システムの構築が優先課題と考えられます。
　　　2006.10.09の核実験が１０月１２日に発表され未熟核爆発（1998年にパキスタンで行われた核実験に北朝鮮も参加し、研究してきたのに机上実験と実際の実験とでは中々うまくいかないですね。）に終わったとすれば北朝鮮の核弾頭製造にまだまだ思考錯誤の実験が続くと考えられますし、将来的にはテポドン1号、2号に核弾頭を搭載した弾頭弾ミサイル整備する事業費を繰り出すことが現在、国連憲章第７章を基本とした経済制裁下の中で輸出できる核ミサイルを製造するには最低でも５年以上の年数が必要と想像されます。
１．基礎資料
（１）北朝鮮の兵力は約100万を越えています。
　　　その3分の2が韓国との軍事境界線（38°線）から100km以内に配置されていています。
　　　兵力の内訳は　陸軍95万、海軍4.6万、空軍11万　
（２）兵役は、義務兵役制（13年）となっています。
（３）軍事費は、約16億ドルと予想されています。

２．軍事力の比較
　・　38°線に対する米韓の軍事力は、両軍の地上兵力は60万人弱であり人数的にはほぼ拮抗しています。
　・　空軍は、Mig15の旧式型が主流として採用されていますが、燃料不足から攻撃手法が神風特攻方式とし100名以上の隊員を育てられていると言われています。
　　　海軍は、２艦隊しかなく旧式な艦艇及び潜水艦が使用されていると言われますので、北朝鮮軍による制空権や制海権の確保と防衛は、不可能な状態と見ています。

３．自衛隊の状況とアメリカ軍
　　　現在、日本海には、日本の海上自衛隊のイージス艦２隻、EP3電子偵察機、航空自衛隊のEPS3対空レーダー等が監視の業務をほぼ完璧に行っています。（しかし、日本のイージス艦やP3Cにおいては、テポドン2号に対する防空ミサイルは、搭載していません。／2007年に整備計画）
　　　アメリカ軍は、空母キティー・ホークを中心とした第７艦隊（タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「同時に16発以上の対空ミサイル発射可能／世界最強のイージス艦」、アーレイバーク級ミサイル駆逐艦「トマホーク装備／海上自衛隊のこんごう型護衛艦のベースとなったイージス艦」、原子力潜水艦、EP3電子偵察機等）ともにKH-12偵察衛星が北朝鮮の動きを監視しています。
　　　現に、2006.07.05の最初に発射したスカッドミサイルは、アメリカ軍の偵察衛星KH-12によって日本や韓国に知らされたのは、ご存知のとおりですよ。
　※　問題点
　　　北朝鮮には、現在、ノドン、スカッドミサイルが1,000発装備されています。このうち約600発が韓国に向いています。残りが日本等と言われています。
　　　1,000発同時に発射する燃料は、ありませんが３分の１程度350発程度は、発射可能と考えた時の40%（100～150発）が日本（ほとんどがアメリカ軍施設）への発射としてアメリカ軍の巡洋艦、駆逐艦、原子力潜水艦等は、対空ミサイルを発射し90%以上の精度で追撃いたします。
　　　残りの10%と日本全土対空防御システムがありませんので実際に攻撃された場合、平和ボケした日本人の半分以上が浮き足だってしまう（パニック被害／大都市で避難誘導がスムーズに行かない状況）可能性があります。

II　金正日派の恐怖政治の余命は？
１．金正日派の一掃
　　　本日の共同通信社のコラムニストが中国とアメリカが金正日の排除で一致しており来年の2007年３月までに検討中と小さく書かれていました。
　　　No.３の回答者さんを危惧しているように現在、北朝鮮が崩壊した場合の問題点
　(1)　経済難民の流失（規模300万人～400万人と予想されています。）
　　　現在、中国東北部には20万人の脱北者がいます。
　(2)　北朝鮮及び韓国の経済混乱（300万人～400万人のほとんどが韓国へ流入してきますこの人々の住居、食糧、医療、職業などを手当てせねばなりません。）
　　　韓国の失業率が一気に20%に跳ね上がります。
　(3)　旧北朝鮮地区のインフラ整備費（最低の整備費が2,000億ドルと予想されています／韓国の国家予算の４年分）
　　をだれが補償するのか中国、アメリカ、韓国、日本の首脳陣が心配しています。
　　早く金正日派を一掃し、飢餓状態の国民を助け出す必要があると中国、アメリカ考えていると予想しています。
　　　現在、中国の唐家セン国務委員が胡錦涛国家主席の特使として米国とロシアを訪問しています。これは、北朝鮮の金正日派の一掃方法とその後の北朝鮮の在り方について政治日程を打合せしているものと予想しています。

２．北朝鮮のその後の在り方
（１）金正日派の排除後の対応
　　　ここからは、私個人の予想です。
　(1)　中国の統治化
　(2)　中国、ロシア、アメリカ、韓国の共同統治
　(3)　朝鮮半島の統一
　(4)　新しい総書記の選出（北朝鮮内から）
　　　何れかの手法で飢餓で苦しむ北朝鮮市民を助けださないと2007年春には、300万人程度の餓死者がでると言われています。
　　　中国が経済（燃料、農業用機械等）支援と食糧（コメ等は、韓国も支援を行っています。）支援を継続的に行っていることから中国の発言がポイントとなりますね。
　　　金正日派の排除後方法も中国軍の軍事的な排除となるのか、北朝鮮軍の革命的な排除となるのか予想すれば限がありません。
　　　私も平和ボケした日本人の一人ですが、隣国の厳しい現状と政治姿勢の平和的解決を祈らずにはいられません。全く関係のない国民（監視対象階層／一般市民の方々です。（1,400万人）＋特別監視対象階層／政治的犯罪者及び一般犯罪者（250万人））が核心階層（朝鮮労働党＋家族＝600万人）に生み出した核兵器のために餓死者が増えるていくという政治に．．．

　　金正日派は、アメリカが差し押さえした（北朝鮮マカオ資金）が凍結されました。2,500万ドル（約30億円）以上や朝鮮労働党「３９号室」資金を利用して亡命も考慮しているのではないでしょうか。