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独ソ戦

 44年6月のソ連のバクラチオン作戦をドイツは防ぐ手段はなかったのでしょうか。  お手数ですが教えてください

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  • ベストアンサー
  • bossnass
  • ベストアンサー率44% (176/394)
回答No.6

バクラチオン作戦によるあのような「損害」を防ぐ手段はありました。 やはり、ポーランド国境までの総退却でしょう。 マンシュタインが免職する間際に主張したように、作戦の三ヶ月前 44年3月に実行(もしくは準備開始)するべきでした。 雪解けで大地がぬかるみ、ソ連軍の攻勢準備が完了する前に行わなけ ればならなかったと思われます。 その後の結果は、ドイツの敗北は免れないとしても 戦力温存によりドイツ東部の民間人を西に避難させることができたうえ 、ベルリンをソ連軍に蹂躙されることは避けられたでしょう。 しかし、当時ヒトラーの死守命令以外にも 役立たずのゲーレン大佐の間違った情勢分析、 軍上層部のソ連軍を過小評価と攻勢予想の判断ミス、 パルチザンやソ連空軍による輸送網の破壊、 バルト海(鉄鉱石の輸送ルート)の喪失を恐れる等、 総退却を円滑に行える状況ではなかったのがドイツの実情でした。 ソ連軍が、あれほどの戦力を持っていたことよりも あれほどの大軍を、効率良く、優れた兵站能力で、大胆に、大規模に 41年のドイツ軍電撃戦を上回る指揮能力で、損害を省みず突入してくる ことをドイツが予見できなかったのも事実でしょう。 今まで、ドイツ軍の弱体と戦力格差が、バクラチオン作戦のドイツ敗北 の主原因に挙げられますが、ソ連軍の大規模兵力の(長距離)攻勢能力 が、かなり向上したことが最大の理由であることは、 戦後NATO軍の防衛構想を見てもあきらかでしょう。 ソ連軍が、量だけではなく質の面でもこれほどまでに向上している ことを知っていたら、さすがのヒトラーも42年と43年の状況とは全く 異なるものだと理解して、死守命令は出さなかったかもしれません。

keikaku
質問者

お礼

 回答していただき、ありがとうございました。  ポーランドまでの総退却という手段は、耳にしたことがあります。  その結果が、どうのようなものになったかは、空想の世界でしかありませんが、もっとドイツ軍が善戦したいたことと思います。  ありがとうございました。

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その他の回答 (5)

  • ss79
  • ベストアンサー率33% (258/765)
回答No.5

当時の東部戦線はソ連軍とドイツ軍の間に圧倒的な戦力差がありました。 しかもドイツは制空権をすでにうしなっており、空はソ連軍の襲撃機スツルモヴィクで埋まる位でした。 この機は東部戦線でソ連に勝利をもたらしたといわれる名機で重武装のため20ミリ高射機関砲でも撃墜困難といわれました。 23ミリ機関砲やロケット、600Kgの爆弾を搭載し戦車や砲兵陣地を攻撃し抵抗拠点をつぶしたのです。 これに対し、この方面を担当するドイツ第6航空軍は戦闘機40機しかない状態でした。 近代機動戦で制空権の重要性は決定的です。 地上戦でもドイツ軍の兵力不足は大きく、特に砲兵力は6:1以上の差があったようです。 図上の作戦図では師団や連隊の旗は健在ですがその実態は連隊程度の師団や大隊クラスの兵力しかない連隊でした。 歴戦の兵士の多数は既に埋められていたのです。 ヒトラーは完全装備の師団や連隊がまだ存在していると信じていました。

keikaku
質問者

お礼

 そんなに戦力差があったんですね。クルスクのときは実力伯仲だったので、バクラチオン攻勢に対する対応が敗因だと思っていました。

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  • a-koshino
  • ベストアンサー率23% (102/441)
回答No.4

<書類上> 大戦終盤、ドイツ軍の1個師団定数は12000名でしたが、損害に応じた補充兵を与えられず、半分程度の人数しかいない師団が多かったようです。 また、西部戦線へ移動中の師団も、かなりありました。

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  • a-koshino
  • ベストアンサー率23% (102/441)
回答No.3

ざっとの数字ですが(諸説あります) 参加兵力 ソ連: 140万     戦闘車両:5000     航空機: 6000 ドイツ(中央軍集団)   :  40万(書類上は90万)     戦闘車両: 900     航空機: 1300 どう戦っても・・・だめじゃないかと・・・・

keikaku
質問者

お礼

 書類上は90万だったんですか。とても勝ち目ないですね。  書類上が気になります。

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  • ss79
  • ベストアンサー率33% (258/765)
回答No.2

当時のドイツ軍は東西とも制空権を失っていました。 従って部隊の移動などは非常に困難で、戦線の維持がやっとの状態でした。 ドイツ本土に近ずくにつれ避難民の輸送にも注力しなければならず、輸送能力も底をつく状態でガソリンの欠乏はひどかったのです。 ソ連軍の戦車に対抗する戦車も不足で、頼みの対戦車砲陣地もソ連軍の爆撃で撃破され既に砲兵力は破壊されていました。 怒濤のようなソ連軍の攻勢に抵抗する手段はなくなっており、各地の部隊も相次ぐ戦闘で消耗し兵力は大幅に定員を割り質的にも低下していました。

keikaku
質問者

補足

 ご回答ありがとうございました。  このときドイツ軍70万対するソ連軍90万と聞いています。聞くところでは、ドイツ軍は奇襲を受けた形で反撃らしい反撃もなく、惨敗したとこのこと。  兵力差は多少ありますが、敗北は防げなかったのでしょうか

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  • a-koshino
  • ベストアンサー率23% (102/441)
回答No.1

米英軍によるノルマンディー上陸作戦とタイミングを合わせているので、全力でソ連軍の大攻勢を防いだとしても、今度は西部戦線が崩壊したでしょう。 現実的にはポーランドあたりへ主戦力を後退させ、堅固な防衛線を作ろうとするくらいでしょうが、ヒトラーは後退を認めませんでした。ただ、ソ連との戦力差を考えると、後退しても結果はあまり変わらなかったかもしれません。

keikaku
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございました。  6月22日の大攻勢は予想の範囲内だったと思うのですが、あまりの惨敗には、事実を知ってびっくりしました。  

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