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胡蝶の夢の「夢」と「胡蝶」の役割
胡蝶の夢の現代語訳などを見て思ったのですがなぜ荘周が夢で変化したのが「胡蝶」何ですか?ほかの動物や植物ではダメなんですか? この話の「夢」の役割も良くわかりません。どなたか教えてください。
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#2です。 なるほど、そういうことでしたか。単刀直入なものいいで申しわけありませんでした。非難が本意ではありません。 思 >自分がなぜ「胡蝶」にしたのは、蝶というのは芋虫→蛹→蝶と >それぞれまったく違うものに変化していくのと人間の人生の変化と >を重ね合わせていると思います さて、解釈・鑑賞の問題だったということがわかりました。 私自信は、前回読み返してみて単なる詩的効果だろうと感じていました。今回、質問者さんの解釈を拝見して、へー、そんな解釈もあったのか、と少し驚きました。 解釈としては間違ってはいませんし、筋も通っているのでいいんじゃないでしょうか。質問者さんのご自信で掴み取られた解釈として論を展開されればよろしいかと感じます。つまり、私よりも深い解釈に挑まれようとされているわけなので、自信を持ってください、ということです。 夢の役割。 これが「夢」でなければならないかどうかはわかりません。しかし、現実存在や二者対立などの構成では表現しづらいものであることは確かでしょう。 なぜなら、この文は「知覚する存在である自分」と「存在を知覚する意識」についてを述べようとしているものだと思えるからです。この論の進め方の是非はともかく、少なくとも夢のような題材は適しているといえるのではないでしょうか。観念とか意識などとかのような抽象概念を使わないところが、やはり東洋だなぁ-なんて、感心してしまいますけどね、私は。 まぁ、物化論として解らされる、というよりも、感じさせられた、というのが私の感想です。 *** 漱石や龍之介の例の変わりに 「てふてふが一匹韃靼海峡を渡って行った 」(安西冬衛) この一行詩について、「なぜてふてふなのか」「韃靼海峡じゃなくて関門海峡やジブラルタルではだめなのか」という問いは根本にすぎやしませんか、という意味です。 猫だって羅生門だって隠されたコードがあるかもしれないじゃないですか。
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- mannequinkatze
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#1です。 >意味というよりこの話での役割がどうなのか知りたかったので・・・ 意味と役割がどう違うのか説明してください。
- kobarero
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<ほかの動物や植物ではダメな理由> 「胡蝶」の代わりに、実際にほかの動物や植物を置き換えてみるとわかるように思います。要するに、「サマ」にならない気がします。 例)夢で「ブタ」になった。ブーブーうなる「ブタ」だった。心ゆくまで、人糞を食い散らかし、もはや荘周であることを忘れ果てていた。 例)夢で「杉の木」になった。花粉を振りまく「杉の木」だった。心ゆくまで、人間どもに、花粉を振りまき、もはや荘周であることを忘れ果てていた。 <「夢」の役割> 荘周は、我々が「現実」と考えているものが、必ずしも絶対的なものではないと言いたいのでしょう。そのために、「夢」を持ち出して、「現実」を相対視させてみたのだと思います。 もし、「夢」の世界が真の世界なら、この現実と思われている世界こそ「夢」の世界であって、そこで生じている喜怒哀楽は、実は、あまり大した意味はないんだという見方もできるということだと思います。
- luune21
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おかしなことをいう人もあるもんですね。 漱石がなぜ猫で書いて、犬ではだめだったのか、龍之介がなぜ羅生門と書いて、朱雀門ではだめなのか、と考えてそれを【まるごと人に尋ねたりする】ものでしょうか。自分への問いを立てるのであったら、もちろんそれは理解できますよ。でも、それだったら少しは自分の考えもおありでしょう。だって、そこまで深い問いを立てたのですから。少なくとも疑念の元くらいはあるはずです。 したがって、失礼な言い方になって申し訳ありませんが、「課題」の臭いを強く感じます。 丸投げしないで、まずはご自分のお考えなどからご開示くださいませ。 ま、いつも課題臭いのですが…
補足
自分の考えを書いて否定されるのが怖いので書かないんですが・・・漱石や龍之介はそのものを主役にしたり関連付けているのでこの話とは違うような気がするのですが・・・自分がなぜ「胡蝶」にしたのは、蝶というのは芋虫→蛹→蝶とそれぞれまったく違うものに変化していくのと人間の人生の変化とを重ね合わせていると思います。
- mannequinkatze
- ベストアンサー率26% (51/196)
夢の意味するところが分からない、とは驚きです。あなたは現実が一つしかないと思ってさえいないのですか。 夢はもう一つの現実です。自明だと思う。夢の中では夢だという自覚がないことがほとんどでしょう? 現実だということを疑いもしないでしょう? なぜ蝶々が選ばれたのか。まあ、人間以外なら何でもよかったと言ってもいいのかもしれません。でも、他の何よりもこの生き物が選ばれた理由があるとすればそれもまた自明に近い。 蝶の前身はサナギです。そのまた前身は芋虫です。芋虫は眠り込んで蛹となり、次いで蝶となるわけです。 これは荘周が夢寐に胡蝶へ変ずるのとパラレルです。もう一つの変身譚です。となればもう一つの可能性が生じるじゃありませんか。 荘周は目覚めて自分が蝶であった、と思った。言い換えると蝶の前身は自分だと思った。ところが蝶の前身は芋虫だったのかもしれない、という。 そうやって現実は、覚醒時と睡眠時との二つに限るのではない、三つ四つ五つ、ひいては無数のパラレル・ワールドがあり、その間を我々は転々と渡り歩いているのではないか、という疑いを暗示することにはなりませんか? 少なくともこの寓話をメビウスの輪のように不安定にするメタファーである、くらいのことは言えるんじゃないかしら。
補足
意味というよりこの話での役割がどうなのか知りたかったので・・・
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補足
たしかに「サマ」になりませんよね。その点では胡蝶にすると寓話としての話しの綺麗さが出てきているような気がしました。夢の役割はとてもわかりやすく納得できました。