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HPLCでの検量線について検量線とは
HPLCで濃度の測定をしているのですが、月に1回検量線を引いています。(HPLCに標準液を流して) この検量線なぜ引かなくてはいけないのでしょうか? どなたか詳しい方いらっしゃいましたら簡単に説明願えないでしょうか。
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なぜ引かなければならないか. 検量線なしで,ピーク面積と濃度なり注入物質量なりの関係を知るにはどうしたらいいでしょうか? これは吸光係数と光路長と送液条件がわかれば本来は予測できるわけですが,その計算をするのと検量線を引くのとは手間的に大差ありません.吸光係数を求めるのに,検量線を求めるのと同じような手数がかかるからです. なぜ毎月測り直すのかという問題もあります. これは最初の問題とも関係しますが,液クロのような分析では回収率というのが問題になるからです.つまり,入れた試料がカラムから完全に溶出してくるかどうかはわからず,条件によっては9割とか8割とかしか出てこないことがふつうにおこるのです.そして,回収率というのはカラム等を使い続けると,多くの場合は変化してきます.下がることが多いですが,上がることだってあります.これはつまり,ピーク面積が理論値と一致せず,しかも使っていくうちに変動する可能性をもっているということです. ということで,手っ取り早いのはときどき(頻度はケースバイケース)検量線を引き直すということになるのでしょう.
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noname#69788
回答No.1
条件によって検量線の傾きがかわるからではないでしょうか。
お礼
よくわかる回答ありがとうございます。 なぜ毎月引くのかがわかってすっきりです。