子規の「柿くえば」のこと

このQ&Aのポイント
  • 子規の「柿くえば」はなぜ名句なのか、疑問があります。
  • 柿を食べることに情感があるとは、どういう意味なのでしょうか。
  • 俳句の教養が足りないため、この句の意味が理解できません。
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子規の「柿くえば」のこと

<柿くえば鐘が鳴るなり法隆寺> この句のどこが名句なのか。いろいろ疑問が。 「代表作。食いしん坊の子規らしい情感があふれている」との評もありますが、 柿を食べることに情感があるとは、どういう意味なのでしょうか。 もしこれが、幼いこどもの句だとして、やはり名句の誉れにあずかるのでしょうか。 「とてもこどもには作れない」 そうでしょうか。法隆寺に遊びにつれてって、柿を食べさせ、そのときごーんと鐘がなったのをそのまま言葉にさせたら、一丁上がりなんでは。 「くえば」という平安時代の雅な歌人がきけば卒倒しそうな語を大胆にも読みこんだその革新性を評価しての「名句」なのでしょうか。 でもこの革新性は、そえゆえの問題性もはらんでいるとおもう。歯のあいだにものがはさまって、なんてイメージすると、台無しですもんね。俳句というものは、そういう意味で、読み手の自由なイメージに任せる余裕などなく、競走馬の視界をさえぎるように、イメージの限定を読み手に強要するものなんでしょうか。 「芸術的にイメージしたまえ」 それならこちらにも言いぶんがあります。 くえばなどと、芸術性に遠くへだたった言葉をつかっておきながら、読み手には芸術性を要求するというそれほど自分勝手な句でもあるんですか。 疑問がつきない。俳句の教養がなさすぎるからなんでしょうか。

noname#118935
noname#118935

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回答No.1

子規の俳句には、目の前の情景を歌った写生俳句が多いそうです。 イメージを強要する…といえば聞こえが悪いですが、補足説明なく歌を聞いただけで1つの情景が浮かぶ。 写生であるなら、そこまでいけば文句なしの名作なんじゃないかな、って自分は思います。そう考えれば、芸術的に遠くへだたった言葉を使っていても問題ないのではないでしょうか。技巧に富み正統を遵守した作品が常に優れてるとは限らないですし… 例えば絵画でもそうですが、抽象画の観点からみたら写生画なんてのは、ただ在るものを写しただけのコピーにすぎないようにも見えます。 ですが、写生画にも抽象画にはない良さがあると思うのです。ぱっと見ただけで、1つの光景を味わうことができる。言い換えれば、絵を見ただけで、作者が見た光景を味わうことができる。これは、写生画でないと味わえないものではないでしょうか。 俳句も同じで、平安時代の歌人と子規の作風が違うとすれば、楽しみ方やその魅力の在り方に違いが生じるのは必然なのだと思います。 「歯のあいだにものがはさまって」とイメージする人も、ひょっとしたら実際にいたかもしれません。誰もが名作と認識する作品を、駄作としか感じない人がいるのは、それが芸術であるなら当然のことだと思います。価値観は人それぞれですからね。 それでもこの作品が今まで名作とされてきたのは、名作と思えるような情景をイメージした人が多かったから、つまり多くの人に支持され続けているからなのかな、って思います。 長文乱文、失礼しました。

noname#118935
質問者

お礼

けたぐりに行ったら、がっちりと抱きかかえられ、寄り切られてしまいました。やはり相撲は押しが基本ですね。ありがとうございました。

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