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どのような時にどのような心境で「あなた」という言葉を使われるのでしょうか。

 日本語を勉強中の中国人です。日本の方は会話をする時も文章を書く時も、第二人称の「あなた」という言葉を控えているようですが、この言葉はたまには、目にとまることも耳に入る時もあります。そこで、お伺いしたいのですが、皆様はどのような時にどのような心境で「あなた」という言葉を使われるのでしょうか。お心当たりの具体的な場面がございましたら、お教えください。よろしくお願い致します。  また、質問文に不備な点がありましたら、自然な日本語へ添削していただけないでしょうか。よろしくお願い致します。

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  • ベストアンサー
  • swargal
  • ベストアンサー率41% (115/275)
回答No.2

この二人称はちょっとむずかしいのです。 1.夫婦がお互いを呼び合う場合 2.親が子を呼ぶ場合     あなた今日学校でしょ? 3.友人同士で呼ぶ場合(女性同士です)     あなた、それどこで買ったの? 4.恋人で彼女が彼を呼ぶ場合     あなた何か食べたくない? 5.面識のない人同士が相手を呼ぶ場合     あなたはこの件についてどう思いますか? 以上が平穏な使われ方です。 親しい人で普段は「あなた」と呼ばないのに、「あなた」と使う場合、改まって相手を非難するケースもあります。 例)ちょっと、あなた、どうしてこんなことをするわけ? また、「あなた」は目上の人へは使いません。大多数の人は失礼なことと考えます。 例)山田さんのおっしゃることは、 ○   あなたのおっしゃることは   × 原則、目上から目下、対等な関係で呼び合う使い方が主だとご理解ください。

awayuki_ch
質問者

お礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。とても理解しやすいと思います。大変参考になりました。   本当にありがとうございました。

awayuki_ch
質問者

補足

 口語の場合の使い方は大体分かりました。書き言葉の場合(メールなどで)、「あなた」はどのように使われるのでしょうか。「目上から目下、対等な関係で呼び合う使い方が主だ」と理解してもよろしいでしょうか。

その他の回答 (3)

回答No.4

No.3の補足に対する回答。 日本国内で電子メールに表現される「あなた」は、次のようなケースが推定できます。私の経験範囲内です。 ■恋人同士のメール  最初のうちは互いの姓を呼び合いますが、進展する  につれて、女性の方から「あなた」と呼び始めます。  これにあわせて、男性側も姓で呼んでいたのを止め、  名を呼ぶようになります。  この「あなた」が、男心をくすぐるのですね。 ■友人同士のメール  これはほとんど相手のハンドルネームや愛称で呼び  あっているのが実態です。 ■身うち内のメール  目上が目下を呼ぶときは名前か、名前に「くん」や  「さん」をつけます。学校通いをしている身なら、  大学生であろうと「ちゃん」をつけます。  目下が目上を呼ぶときは、「おじさん」「おばさん」  「おねえさん」「おにいさん」のような普通名詞が  使われ、「あなた」が使われることはまずありませ  ん。 ■仕事上のメール  相手の姓に「さん」をつけます。  民間企業では「××課長」と呼ぶのは旧くなり、今  では「××さん」または単に「課長」でOKです。  部長,本部長,社長についても同じです。 ■メールアンケート  この場合は一律に「あなたは……ですか?」という  表現になっています。問いかける相手の老若男女(  ろうにゃくなんにょ)が不明であるときは「あなた」  で通ります。 なお始めてメールを送る相手に対しては、老若男女がわからないケースに分類して、「あなた」を使うのが無難です。 地球は狭くなりました。お隣の中国も似たような事情ではないかしら?

awayuki_ch
質問者

お礼

 再びありがとうございます。メールの場合の呼称は大変参考になりました。中国語はどのような場合でも気軽に「あなた」を使えるので、難しいと感じているところです。   本当にありがとうございました。

回答No.3

日本の、夫婦と子供ひとりの家庭を想定します。 この家庭では、おたがいを以下のように呼んでいるとしましょう。 夫が妻を呼ぶとき…名前を呼ぶ 妻が夫を呼ぶとき…名前に"さん"をつけて呼ぶ 夫婦が子供を呼ぶとき…名前に"ちゃん"をつけて呼ぶ 子供が親を呼ぶとき…「おとうさん」または「おかあさん」 こういう設定で平和な日々を送っていたある日、夫が連絡もなく午前に帰宅(午前様といいます)しました。お酒を呑んできたらしく、少しフラフラしています。それを迎える妻の呼びかけは、「アナタ、何してたのよ!」です。今までの尊敬の念など何処かへすっ飛び、思わず口走ってしまう言葉なのでしょうが、このように時と場合に応じて呼び方を変えるのはなぜか女性です。男性なら「アナタ」の代わりに「コノヤロー!」という明確な喧嘩言葉を発します。 また、妻が子供を頭ごなしに叱りつけるときは「なにをやっているのですか、アナタは!」となり、夫なら「なにをやっているんだ、コノヤロー!」です。 下手(したて)に出て説教する場面では「○ちゃんはどうしてそんなに悪い子なの?」になります。 子供が親に向って「アナタ」を使うことは稀ですが、使ったとしても、それは親の会話を興味本位で真似ているだけです。 さてこの平和な家庭にも離婚の危機がやってきました…妻が調停の場で使う言葉はもはや相手の名前でなく、「アナタ」一辺倒になります。夫の口からは"anata"の真中の"a"を省略した「アンタ」という言葉が漏れてきます……。 このように、「アナタ」という代名詞は、急に突き放した言い方をする場面でも使われます。 なお「アナタ」という言葉の字源は「彼方(anata)」であり、その反対語は「此方(konata)」です。つまり「そっち」と「こっち」の関係です。  「そっちこそ、俺の足を踏んだろう!」(1) という言葉づかいは、  「あなたこそ、俺の足を踏んだろう!」(2) と同じかと思ったら大間違いで、険悪な場面で男が「アナタ」を使うはずもなく、ここは(1)になるべきです。女性が口にするときは、  「そちらこそ、私の足を踏んだじゃないの!」 となります。 われわれ日本人は何気なく使っている言葉ですが、外国の方に一口で説明するのはむずかしいです。「アナタ」の持つニュアンスは、日本の庶民生活になじんでみなければ体得困難と思います。

awayuki_ch
質問者

お礼

 毎度お世話になります。  ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。想定なさった場面はとても理解しやすいと思います。家族の中での「あなた」の使い方が大体分かりました。非常に参考になりました。   本当にありがとうございました。

awayuki_ch
質問者

補足

 口語の場合の使い方は大体分かりました。書き言葉の場合(メールなどで)、「あなた」はどのように使われるのでしょうか。

回答No.1

「あなた」が使われる幾つかの場面を想定してみました。 1.妻が夫の呼び名として使う場合が多い。 「あなたぁ ごはんですよ~」 2.試験問題などで,場面想定を記述するとき 「あなたは,ある企業の○○業務を担当しています。次のような・・・・しなさい」 3.企業の採用面接試験などで,採用担当試験員が 「まず始めにあなたの,志望動機を聞かせてください」(「あなた」の代わりに,志望者の名前をいうことも多いかと思いますが…) 「心境」というのはいずれの場合も,説明は難しい。

awayuki_ch
質問者

お礼

 毎度お世話になります。早速のご回答ありがとうございます。挙げてくださった場面はとても参考になりました。  本当にありがとうございました。

awayuki_ch
質問者

補足

 「心境」のご説明は難しいならば、なくてもかまいません。  相手の名前を知りながら、「~さん」で呼ぶことが済めるのに、「~さん」という呼称を使わずに、「あなた」を使ってしまうシチュエーションも、お心当たりがございましたら、お教えください。人をばかにしているように聞こえるのでしょうか。

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