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24ウエルプレートでの培養細胞の観察

24ウェルプレートで付着性動物細胞を培養し、位相差顕微鏡で観察しております。 ところが、ウエルの中央部と縁では全く細胞の見え方が異なるので困っております。 縁に生えている細胞は形もシャープで、厚みもあり、大きく見えます。 これは、例えば、24ウェルプレートの縁が接着されていて屈折が違うなど、光学的な問題なのでしょうか? あるいは実際に中央部と縁では細胞の増殖・形態が変わってくるのでしょうか? 同じようなご経験をお持ちの方、なにかご存知の方、ご解答お願いいたします。

みんなの回答

noname#24872
noname#24872
回答No.2

ご質問の問題は、水の表面張力によるものです。 培養用のプレートは、細胞の接着性を高めるために、親水性を持たせる表面処理がされています。言い換えると、水との接触角が小さい(濡れやすい)のです。 そのためウェルの壁面に接している水は、中央部より持ち上げられて凹レンズのような形状になります。(メスシリンダーで計量するとき、横から見ると水面が端で曲がって見えますね。あれと同じ現象です。) 液面の中央は底面と平行なので像はゆがみませんが、液面の端は底面に対して傾いているため、光が屈折して像がゆがむのです。 液量をぎりぎりまで減らして観察すると正常に見える範囲は広がりますが、観察中に乾いて細胞をだめにしてしまう恐れが生じます。根本的な解決はできませんので、6ウェルや12ウェルを使うことで対応するしかありません。

trans55ketolase9
質問者

お礼

ご解答有難うございます。 水面が凹レンズになっていることは気付いておりました。 a6m2n様とは逆に、PBSをウエルになみなみと満たし、フタをすることで水面を平坦にして観察してみましたが同じ見え方でした。 液量を減らすというのはやってみたいと思います。

  • baba-san
  • ベストアンサー率45% (11/24)
回答No.1

小さいwellのプレートの場合、経験的には、細胞をまくとどうしてもまん中に寄ります。 その結果、まん中のほうが密度が高くなります。相対的に縁のほうが密度が疎になり、より広がって増えられるのではないでしょうか。 この場合、細胞を播く時にplateを円を描くように回して振ると中央に寄りやすいです。 なるべく中央に寄らないようにするには、回さずに横に軽く振るといいです。 実験データの場合、再現性、つまり他のヒトが他のdishでやっても同じ結果が出ることが重要です。 細胞の形態についても、6well plateや10 cm dish など、ほかのプレートにもまいて、確認し、どのプレートでも同様の形態をとる場所の細胞を観察すべきと思います。 常識的には、縁ではなく、まん中付近の細胞を見るのがよいでしょう。

trans55ketolase9
質問者

お礼

コメントを頂き有難うございます。 細胞をまく時にはタテタテヨコヨコでやめる(丸書いてちょんをしない)ようにしており、中央部に細胞が集まっているということはありません。 25cm2フラスコでは24well plateのような現象はありませんので、やはり24well plateが問題なのかと考えています。

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