「意識」の定義

質問

「意識」を定義していただけませんか。
できましたら自信の無い回答を望みます。

回答No.2

noname#15238 · ベストアンサー

最初に定義について
「何ごとも定義づけぬこと、これは懐疑家の守るべき義務のひとつである。だが私たちは、どんな些細なものであれ、たまたま定義をみつけだすとたちまち尊大な態度を示すが、これ以外にどんな態度をとることができようか。定義づけることはもっとも根深い偏執のひとつであり、それは最初の言葉とともに生まれたに違いない。」シオラン『四つ裂きの刑』

そこで、ご質問者様のために「四つ裂きの刑」を覚悟の上
意識を定義してみると。

《意識とは、主体の世界表象の、相互的反作用である》

１）此処で強調したいことは、意識は、それ自体で存在する『魂』とは無縁である。
２）此処で注意することは、相互作用を空間的時間の前後関係とは混同しないこと。
３）此処で補足したい事は、作用が持続し混同することである。
４）此処で問題点は、世界表象が既に意識に内包されている場合、お仕舞。

お粗末、全く自信なし。大変失礼いたしました。

お礼

ご回答ありがとうございます。

難しすぎて胃が痛くなってきました。

１）還元主義、実体的自我の否定。
２）３）空間的時間の前後関係とは、ベルグソンの持続の概念でしょうか？
４）相互作用とは知覚が相対的に外界の対象を形作ると言うことでしょうか？
世界表象が既に意識に内包されている場合とはあらゆる表象の統一という意味ですか？

できましたらご説明お願いいたしま～す！

補足

自信有りというのは１００％インチキと言えます。
不可能性の可能性の追求にはならないからです。
自信有りの思考は全て自己欺瞞です。

回答No.6

ruehas

こんにちは。
＃４です。
回答をお読み頂き、ありがとうございます。

＞例えば精神分析が進むにつれて患者の反応が過度になってきますがこれは患者が抑圧されていた原因に気付いていたということであり無人称であるというのはおかしいというわけです。

はい、これはちょっと質問者さんの勘違いですね。
「反応」というのは、患者が原因に気付いていようがいまいが、全てが「無意識行動」です。ですから、仮に原因がはっきり分かっていたとしても、それを自分の意思で抑制することはできませんし、当然のことながら、意識して反応を起こすこともできません。何故ならば、それが無意識行動であるからですね。
ですから、

＞原因に気付いていたということであり無人称であるというのはおかしいというわけです。

ということですが、
原因に気付いても、発生するのは飽くまで無意識行動なのですから、決しておかしくはありませんね。

もう少し詳しくご説明しますと、このような無意識行動は、偏桃体に保持された「情動記憶」に基づく「条件反射」です。遺伝子によって定められた「無条件反射」であるならば、反応は誰にでも共通なのですから、それは病理現象ではありません。従いまして、その原因は生後の体験・学習にあるということになります。そして、原因となった生後体験の一部始終は、その詳細が大脳皮質の方に記憶されています。
実際の反応を起こしているのは偏桃体に学習された情動記憶ですから、これがある限り、本人が原因を理解してるいないに関わらず、特定の刺激が与えられれば無意識のうちに反応は発生してしまいます。そして、これは誰にでもあることです。

病理現象であるというのは、大脳皮質での詳細な記憶が忘れ去られてしまっているか、もしくは何らかの理由で抑制されているため、普通では発生しない反応が発生してしまったり、過度に敏感になっているにも拘わらず、その原因が分からないということです。偏桃体の反応が過敏であったり、通常とは異なるという点で、パニック症、うつ病、トラウマ、このようなもののメカニズムは全て一緒です。

医師は治療のために、大脳皮質で抑制されている記憶を探り出そうとするわけですが、それによって原因が判明したとしても、反応をそのもの止めることはできません。ですから、原因を明らかにすることによって、それは過去のことであり、現在は体験した当時と同じ危険は発生していない、といったようなことを患者に自覚させ、実際の原因と異なるものに対して不必要な反応を起こさないように、徐々に仕向けてゆくという以外に治療の手段はないのだそうです。そして、それを刳り返すことにより、大脳皮質での記憶が抑制されている間に作られた、偏桃体の誤まった価値判断を少しづつ修正してゆくということになります。ですが、偏桃体というのは無意識の領域ですから、これはたいへん時間の掛かることです。
精神分析などの初期治療によって原因に近付いて行くならば、それに伴い、患者の反応の発生頻度は高くなります。これを無理やりやってしまおうというのがショック療法なのですが、荒療治であるため、現在ではあまり行なわれていないそうです。

それから、ひとつご忠告申し上げますが、インチキという言葉はたいへん下品ですし、相手に対して失礼です。
因みに、「無人称の意識が最もインチキ臭い」というの、回答者に対して失礼である上に、あろうことか質問者さんのご自身の認識が間違っています。どのように間違っているのかというのであれば、定義をするということに関して質問者さんは何か勘違いをなさっておられます。
これに就いて捕捉が必要であれば、上記の問題をご了承頂いた上でお願い申し上げます。上記以外に就いての発言がなされた場合は、上記は既に了承されたものと解釈致します。
また、本回答以外に就いての発言がなされた場合は全てが了承されたものと解釈致します。捕捉要求がなき場合は、回答者の力不足と判断致します。
どのようなご質問をなさるのかは個人の自由ですが、そのあとの発言には責任を持って下さい。
ご健闘をお祈りします。

参考URL：

　　

補足

まあそうお怒りにならないで素人の戯言だと思ってお付き合いください。
インチキ臭いという表現は行き過ぎましたが。
私の見解ではなくサルトルの見解を述べさせていただきました。

回答No.5

corpus

意識とは他のものの中からそれだけを選び出すもの。
意識とはある特有の脳状態。
意識とはそれが意識であるとわかるもの。
意識とは幻。
意識とは神の一部。
意識とはそれ自身に向かうもの。

お礼

＞意識とは神の一部。
お時間がありましたら興味がありますのでご説明いただけますか。

補足

ご回答ありがとうございます。

意識とは他のものの中からそれだけを選び出すもの。
⇒志向性

意識とはある特有の脳状態。
⇒脳髄還元主義

意識とはそれが意識であるとわかるもの。
⇒自己知

意識とは幻。
⇒仮像

意識とは神の一部。
⇒神の属性

意識とはそれ自身に向かうもの。
⇒意識の意識の意識の・・・無限遡行

回答No.4

ruehas

こんにちは。
以前から興味は持っていたのですが、これはやはり難しいですね。

第一案：分からないけどこれでいいや案
意識とは
「主語のある神経系の情報処理作業」
無意識とは
「主語のない神経系の情報処理作業」

第二案：生命現象否定路線だけど何処か間違ってるだろうな案
意識とは
「自己組織された非線形情報処理を行なう開放系の活性状態に伴う、対象比較を補助するための臨機的な非特殊作業領域（ノーマル・ワーキング・メモリー）」

参考URL：

　

お礼

訂正⇒

例えば精神分析が進むにつれて患者の反応が過度になってきますがこれは患者が抑圧されていた原因に気付いていたということであり無人称であるというのはおかしいというわけです。

補足

ご回答ありがとうございます。

無人称の意識が最もインチキ臭い。
サルトルも自己欺瞞であるとして批判しているところですが。
例えば精神分析が進むにつれて患者の反応が過度になってきますがこれは患者が抑圧されていた原因に気付いたということであり無人称であるというのはおかしいというわけです。

回答No.3

shiara

定義というほどではないのですが、個人的見解を。
　人間は（あるいは人間に限らず高等な動物は）、自分が今後とるべき行動の最適解を見つけ出すために、現実世界を模擬した仮想世界でシミュレーションを行います。そのシミュレーションの中で主役となるのは自分自身である訳ですが、その主役と現実の自分を同一視していることが、意識がある状態だと考えます。

お礼

どうもたいへん貴重なご意見ありがとうございました。

補足

ご回答ありがとうございます。
哲学カテゴリーの自信有りは全てインチキと言えます。
それは脳髄還元主義者のインチキと同種のものです。

回答No.1

noname#15238

『意識とは何だろう』下条信輔
上記の本、一冊丸ごと、意識に関する考察です。
この関係の本のなかでは、個人的に気に入っている物です。
（なのに持っていません、貧乏人は本を買うお金と保管場所がありません）

「心はどの場所に存在するのでしょうか。脳の中に、という答えが、現代人なら一般的でしょう。けれども、意外に聞こえるかもしれませんが、他人に、という答えもじゅうぶん可能だと思うのです。」ｐ１６８

面白いですね、読んでみたくなりませんか。

以上、タイトルに反応してクリックされた閲覧者様向けの回答です。

お礼

逆に自信無しの方は８０％インチキがありません。
良識の在る回答がほとんどです。

補足

哲学カテゴリーの自信有りの８０パーセントは爆笑物です。