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沸騰しつづけた水道水
水道水を沸騰し続けると、10分ぐらいで水中の塩素(カルキ)は抜けてしまうけれども、ミネラル分がなくなってしまうと聞きました。ミネラル分は、どこへいってしまうのでしょうか???
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>体の中では、イオン化されたものが機能するわけですから、 ちょっと違います。水中のミネラル分を栄養と考える場合には.日本国内で使われているような軟水を考えません。硬水の場合にかぎられます。ただ.欧米各国の硬水は.カルシウム等が多すぎて.健康被害(腎臓結石等)を生じます。 飲んだ水の中のカルシウムは.多くの場合.胃酸で分解(イオン化)され十二指腸で吸収されます。ところが.加熱して沈殿となったカルシウム分は.少しくらい酸を加えても溶けるような代物ではありません。固体のままです。その結果.胃で分解されず固体のまま腸を通過し.排泄されます。 鉄はたしか.十二指腸と小腸で吸収を担当している膜酵素と結合して初めて吸収されます。ですから.胃液でイオン化しないとまず吸収されません。その後膵液でアルカリ性になり.膜酵素と反応できない形態(多分.化学平衡から考えると)の水酸化鉄に変わります。全体の濃度がある程度高くないと吸収されません。 イオン化したものが吸収されるのです。 >沸騰したらミネラルが分解されると考えてよいのでしょうね。 吸収の悪い形態の固体を形成するので.分解とは言いたくないです。加熱は.硬水をどのようにして飲める状態にするかということで考えられた方法ですから.分解というよりも低吸収成分を合成するという感じです。 最後に.水道水や飲料水から取れるミネラル分なんて.通常0で近似します。煮沸しようがしまいが.0です。食品中のミネラル分を考えるようにしてください。濃度が桁違いに多いのが食品です。
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多分.可溶性炭酸塩の話しではないでしょうか。 加熱によって.炭酸が除去されると.分解しやすい炭酸塩(化学種)が分解して(分解しにくい炭酸塩は分解しない).水酸化物に変化し.水酸化物が沈殿します。 あるいは.水に分散している鉄コロイド等のころいどは.高温で放置すると.りゅうけいが大きくなり.コロイドとして存在できなくなり沈殿します(沈殿分離の時に加熱するのは.沈殿のりゅうけいを大きくしてろ別しやすくする為)。 ということで.沈殿して容器のどこかにたまることになるのでしょう。たぶん。
- fukunokami
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検査した事がないのですが、私も気になった事がありました。 ミネラルはビタミンと違い熱分解が起こるとは思えないので、沸騰して気化した水分子に混ざって飛んでいく(蒸発・蒸散するような温度ではないので)とか、容器の壁にくっつくのではないでしょうか(容器の内側がざらつきますよね。井戸水でもそうだからカルキだけとも思えないし・・・・)。
以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? 「備長炭って本当に効果あるの?」 このページで「ミネラル分溶出効果はあるのか?」の項で沸騰前後でほとんど変化なしとの記載がありますが・・・? どのようなところからの情報でしょうか・・・? 補足お願いします。
- Rikos
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ミネラル分がなくなりというより、熱に弱いので沸騰することにより、破壊されてしまうのだと思います。
補足
熱に弱いのですか。初めて知りました。 どのくらいの温度で、どのくらいの時間耐えることができるのでしょうか?たとえば、100℃で10分沸騰させたらもうだめ、とか・・・・・・ しかし、ミネラルというのは、カルシウムや亜鉛など、金属類なので、熱には強いのでは??
お礼
なるほど。ありがとうございます。加熱する前は、鉄などはイオンとして存在しているということでしょうか?そして、過熱したらそのように沈殿してイオンとして存在できなくなるということですね。体の中では、イオン化されたものが機能するわけですから、沸騰したらミネラルが分解されると考えてよいのでしょうね。