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水道水の中の塩素が体内で食塩に?

gooの回答でちょっと疑問なものがあったので私の質問と一緒に書くので教えて下さい。 ◎水道水に含まれる塩素は体内で食塩に変わるので無害だと言うのは本当? ◎水道水を沸騰させても塩素は蒸発しなく、熱で少しは分解されるそうですが沸騰させるのは無意味? ◎蛇口に取り付けるフィルターで塩素を完全に取り除けるものはあるの? 水道水を沸騰させて自然に冷めるのを待って飲むと酸化してしまうのでそのまま水道水を飲んだほうが体にはいいの?

  • 化学
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質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • 38endoh
  • ベストアンサー率53% (264/494)
回答No.5

良く読むと,これって私の発言(http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=806694)に対する疑問なのですね。質問者の方からは再質問がなく一応納得されたようですが,確かに理由に関しては説明がありませんでしたね。 > 水道水に含まれる塩素は体内で食塩に変わるので無害だと言うのは本当? まず,水道水に含まれている塩素は「無機塩素」と「有機塩素」とに大別されます。両者で性質は全く異なりますので,一緒くたに議論している回答者の方々は,残念ながらそれだけで不正解です。 さて,無機塩素は主として「次亜塩素酸ナトリウム」であり,これが消毒薬として実際に水道局で添加されている薬品です。ミルトンやハイターなどの有効成分と同じです。有機塩素は No.4 の方が仰っているとおり「クロロホルム」で「トリハロメタン」とも呼ばれます。水道水中の次亜塩素酸ナトリウムの濃度は通常は 1 ppm 以下,クロロホルムに至っては ppb オーダーです。 体内で食塩に変わるのは前者の次亜塩素酸ナトリウムです。次亜塩素酸ナトリウムの化学式は「NaClO」で,食塩(NaCl)に酸素原子が一つ加わった構造です。このため,次亜塩素酸は酸素原子を非常に放出しやすく,近傍の有機物を直ちに酸化させ自身は単なる食塩になろうとします(この反応が実際の消毒や漂白などで使われています)。胃の中には多量の有機物がありますので,1 ppm 程度の次亜塩素酸ナトリウム水溶液であればほぼ瞬時に還元され食塩になります。酸化された有機物の側も,その程度の酸化であれば大気下直射日光下などでも起こりますので,特に問題にするようなレベルではありません。よって,水道水中の次亜塩素酸ナトリウムは完全に無害であると言い切れます。 一方,後者のクロロホルムは体内で簡単には分解されず,肝機能障害を起こしたり発ガン性を示すことが知られています。しかし生物学的な毒性指数である「半致死量」という観点から見れば,水道水に含有している量では全く無害であり,No.4 の方が気にされているような体内への蓄積による慢性毒性もほとんどなかったと記憶しております。 > 水道水を沸騰させても塩素は蒸発しなく、熱で少しは分解されるそうですが沸騰させるのは無意味? いえ,かなり有効です。次亜塩素酸ナトリウムは沸騰によって熱分解します。なお,沸騰した直後にすべて熱分解するのではなく,徐々に減っていきます。ですから長時間沸騰させることが重要です(以前の質問には「1分間で」という条件があり,1分間で十分かどうかは私には分かりません)。なお,次亜塩素酸ナトリウムは無機塩ですので蒸発はしません。特にナトリウムイオンはほぼ100%残ります。次にクロロホルムについて,こちらは蒸発する物質ですので,水道水を沸騰させることによって取り除くことが出来ます(こちらは長い沸騰時間は不必要です)。 > 蛇口に取り付けるフィルターで塩素を完全に取り除けるものはあるの? 次亜塩素酸ナトリウムはイオン交換フィルター,クロロホルムは活性炭フィルターで除去されます。該当するフィルターがなければ通過してしまいます。どの程度完全に取り除けるか(つまり除去率)はフィルターの性能と取り換え頻度に依存しますが,恐らく有効数字3桁で除去率100%を達成することは大して難しいことではないと思います。なお中空糸フィルターは赤水などのゴミ用フィルターであり,これだけでは,どちらの塩素化合物も通過してしまいます。 > 水道水を沸騰させて自然に冷めるのを待って飲むと酸化してしまうのでそのまま水道水を飲んだほうが体にはいいの? 水(H2O)を酸化させてできる物質は過酸化水素(H2O2)です。このような酸化反応は自然には発生しませんので,仰っていることの前提自体が間違っております。結論を言えば,冷えても水は水のまま変化ありません。 次に体への影響について。日本の水道水は世界的に見ても非常に優秀であり,安心して飲むことができます。日本の水道水が原因で体調を崩すことは,まず考えられません。ただ,美味しいか不味いかという嗜好の問題はあると思いますので,美味しく頂きたいなら沸騰させてから使う,などと心がければ良いでしょう。なお「プラセボ効果」といって,毒だと思い込んでいると,それだけで本当に体調を崩すこともあります。あまり,浄水器メーカーの過激な宣伝文句に踊らされないようご注意下さい(痛烈な現状批判は悪徳商法の常套句ですよね)。 私自身は,高性能な浄水器など不要だと考えておりますが,実は中空糸フィルターだけは評価しております。先に書きましたとおり,これだけでは塩素化合物を一切除去できず,水の味は大して変わらないのですが,中空糸フィルターには細菌をカットするという能力もあります。よって次亜塩素酸ナトリウムで殺しきれなかった細菌を遮断する保険になりますね。

その他の回答 (6)

  • Julius
  • ベストアンサー率77% (168/216)
回答No.7

次亜塩素酸ナトリウム無水物NaClOは単独で存在します。 ただ無水物は爆発性のある不安定なもので、 通常結晶としては水和物(例えばNaClO・5H2O)として単離されます。 水溶液でしか存在できないのは次亜塩素酸HClOです。 合成反応式は、 2 NaOH + Cl2 -> NaClO + NaCl+ H2O またpH 5以下の塩酸と反応すると、 NaClO + HCl -> NaCl + HClO HClO + HCl -> Cl2 + H2O さて、胃袋の中はpH 2から4の塩酸溶液なわけですが... 結局のところ飲料水の次亜塩素酸ナトリウムは濃度が非常に低いため、 胃液の中ではHClOの状態で反応が止まり、塩素ガスは発生しません。 HClO,NaClOは酸化力が強いので、胃内の有機物を酸化してたちどころに消失します。 まあ、NaClOやNaF(一部の国では虫歯予防のため添加)の濃厚な溶液を誤飲すると、 結構命に関わることになります。 なお、水道水の消毒の過程で、トリハロメタン(クロロホルムとかですが) が微量副成すると言う研究結果がありますが、これは沸騰によって除去できます。 ただ、微量含まれるトリハロメタンの害については、 実ははっきりしないところがあります (濃厚なクロロホルム溶液は発癌性があります)。 塩素殺菌については色々悪口ばかりが先行していますが、 昔ペルーで塩素殺菌止めた結果、コレラが大流行したという事件がありました。 塩素殺菌は、細菌感染による死亡というリスクを明らかに減らしているのです。 一番の実害は、飲料水が不味くなるという点でしょう。 というわけで、私の意見は38endohさんの意見と同じです。

回答No.6

ちょっと脱線しますが一つだけ。 次亜塩素酸ソーダ(NaOCl)と言うものは単独では存在しません。水酸化ナトリウム(NaOH)に大過剰の塩素ガスを吹き込んで2NaOH+Cl2→NaOCl+NaCl+Cl2となったものを次亜塩素酸ソーダと呼んでいるのです。市販の塩素系漂白剤もコレを希釈したものです。煮沸すれば塩素は抜けていきます。

回答No.4

> 水道水に含まれる塩素は体内で食塩に変わるので無害だと言うのは本当? はい、体内では陽イオンはナトリウムが多いので結果として食塩(塩化ナトリウム)になります。 ですがその過程で、酸化剤として働くのが問題とされてるわけです。 あと塩素が水の中の有機物と反応して生成するトリクロロメタン(クロロホルム)も肝臓に蓄積する事から問題とされてますね。 但し水道水中の塩素など量も知れてますし、他の刺激物や嗜好品をとるよりも影響は少ないものと思われます。 > 水道水を沸騰させても塩素は蒸発しなく、熱で少しは分解されるそうですが沸騰させるのは無意味?  沸騰させれば、塩素はほとんど抜けていきますよ。  但しエネルギー効率を考えると非常にもったいないやり方だと思います。 > 蛇口に取り付けるフィルターで塩素を完全に取り除けるものはあるの? 水道水を沸騰させて自然に冷めるのを待って飲むと酸化してしまうのでそのまま水道水を飲んだほうが体にはいいの?  湯冷ましを飲んだ事ありますか?そのままでは飲めたものではありませんよ。  私も塩素の残った水はマズイと思いますので、浄水器を付けています。中空糸フィルターと活性炭の簡単なものですが結構長く保ちます。

参考URL:
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/31/3140/suiC.html http://www.100100.co.jp/navi/josui.html
  • himajin1
  • ベストアンサー率43% (184/422)
回答No.3

化学のカテゴリーが適切とは思えない質問ですが、 ・水道水を沸騰させると、溶存塩素は蒸発し、湯冷まし中の塩素濃度は低下します。 ・塩素は熱では分解されません。 ・加熱や冷却では水そのものは酸化されません。 但し、水筒や、ペットボトルの空容器に、水を保管し持ち歩くとき、   沸騰させた水   蛇口からそのまま入れた水道水 では、腐敗の進み方が違います。 水道水の方が、長持ちします。

  • natsuko78
  • ベストアンサー率11% (4/35)
回答No.2

こんにちは。 >◎水道水に含まれる塩素は体内で食塩に変わるので無害だと言うのは本当? 残念ながら体内で塩素が食塩に変わることはないと思います。 >◎水道水を沸騰させても塩素は蒸発しなく、熱で少しは分解されるそうですが沸騰させるのは無意味? シャワーを例に書きます。 シャワーの塩素は、湯の高温のために一度空気中に拡散されて、閉めきった浴室内で濃縮されます。お湯は出てゆく塩素は残るというわけで、シャワーを使うほど室内の塩素濃度は上昇します。 と言うことで、あまり効果はないのでは? >◎蛇口に取り付けるフィルターで塩素を完全に取り除けるものはあるの? 高性能な浄水器も多々あるようですが、必ずしも100%ではないです。

  • ko-pooh
  • ベストアンサー率9% (274/2999)
回答No.1

根本的に安心な飲料水を求めているのであれば水道水は飲まないほうがよいかと思います。 何か手を加えてもしょせんは水道水なわけですし、、、、。

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