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水道水の塩素とビタミン
野菜を水道水でさらすとビタミンCが失われると聞きました。で、それが塩素がビタミンCを壊すからだと。 という事は、子供のころ部活動が終わって水道水をがぶのっみしましたが、あれやると体の中のビタミンCがどんどん失われるという事でしょうか? やはり水は沸騰させて塩素を抜いてから飲まないとビタミン不足になってしまうのでしょうか?
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乾いた状態で塩素水に漬け込むと吸い込んでしまうというのがまず考えられます。米も同様です。 一回水を含むとつぎに洗った時には吸収度はかなり低くなります。 がぶ飲みするとフッ素も塩素も体内に入ります。塩素は有機物が繁殖しないように毒素で水道水を殺菌する目的で入れられています。体内の有機物も殺菌します。つまり体内のバクテリアが死にます。ただし水道水の塩素は大量ではないので大きく影響はありませんがプールの水などは塩素が強いので目も痛くなるし皮膚が痒くなるし飲んではいけません。 ビタミンCが失われるのは水道水で破壊されることよりも全ての毒素を体から排斥するためにビタミンCが使われて疲弊しきってしまい不足するからです。 これは風邪を引いた状態でも起こります。体内で戦って白血球の山ができて痰になり、高熱で体内に痛みが出るのもいろんな栄養素の局部的不足です。マグネシウム不足ではきんにくが釣ります。 水道水に戻りますが沸騰は10分以上で光熱費がバカになりません。金魚のために日向に晒して塩素を抜く方法もあるくらいですから紫外線も聞きます。一番簡単なのは浄水器です。 ともかく普通の生活をして健康で入られたのは昭和初期までで、戦後はインスタント食品や添加物、合成飼料と合成肥料で水増しされた野菜と肉を食べさせられて現代人は現代病の未病の宝庫です。何かのサプリでもいいですからビタミンとミネラルを重点的に補填するのはいいことです。 日本の活力の抜け殻になっている一つに栄養素の不足、が挙げられると思います。不況だけではありません。
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#1です。 なるほど、では仮に水道水の残留塩素によりビタミンCが破壊される、つまり塩素がアスコルビン酸ナトリウムと全て反応するとして計算してみましょう。 塩素の原子量は36、アスコルビン酸ナトリウムは100です。塩素36に対してアスコルビン酸ナトリウム100が反応する、つまり質量で、アスコルビン酸ナトリウムが塩素の100/36倍あればよいことになります。 水道水の残留塩素濃度上限は1ppm、つまり1/100万です。水道水1L(=1kg)中には、塩素が1/100万kg=1/1000g=1mg含まれることになります。 水道水1Lに対し、1mg×100/36=2.8mgのビタミンCで塩素はなくなります。料理などに含まれる沸騰後の水道水(塩素が抜けている)を除いた、水分の直接飲用による摂取は2Lくらいまでですので、塩素によるアスコルビン酸ナトリウムの消費は5.6mgです。 ビタミンCの摂取推奨基準は100mg以上で、これを下回る摂取の人はほとんどいません。食品からだけでなく、酸化防止剤などにもビタミンCが利用されているため、思いのほか摂取量が多いのです。5.6mgは100mgの5.6%に相当しますが、ほとんどの人が105.6mgを超えるビタミンCを摂取しているため、なんら問題ありません。 P.S. 上記では、塩素が全て反応するとしましたが、実際には塩素が全てビタミンCと反応することはなく、塩素とビタミンCの反応はもっと少なくなります。理論的なワーストケースとして計算したことをご了承ください。 このような微量なものより、水道水の塩素以外の要素の影響のほうが大きいでしょうね。例えば、運動しても消費されますし、喫煙はそれ以上に大きくビタミンCを減らします。これらは、一つには上述したようにビタミンCに抗酸化作用があるからなわけです。
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ご回答ありがとうございます。素晴らしい! 大変納得しました。おかげで安心して水を飲むことができます。 もちろん飲んだビタミンCと塩素が全て体内で出会うとも限らないし、各々がそれぞれ別のものと出会って反応して消費されることもあるでしょうし、ワーストケースだというのは理解できます。 水道水の中のビタミンCが塩素で破壊される量がどうのこうのというのは、つまり10Lとか人間が一日に飲む量よりもはるかに多い量の水に含浸したからなのでしょうね。
- xpz3
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日本限定でのお話ですが、結論から申しますと水道水を飲んでもビタミンCが失われたり等の影響は出ません。 確かに塩素入りの水に野菜を浸すとビタミンCが破壊されてしまいます。それは米等も同じです。 しかし、皆間違った認識や風潮により「塩素問題があるから水道水は危険」と言われていますが、日本の水道水というは「水道法」というもので水質基準が定められています。生涯摂取し続けても健康に影響が出ない量を基に基準値というのが設けられてますので100%ではありませんが安全な水であるという認識で良いかと思います。 気になるようでしたら「水道水 水道法」や「水道水 水質基準」のキーワードでお調べ頂くとより詳細が出てくるかと思いますのでお時間ございます時に調べてみて下さい。
お礼
ご回答ありがとうございます。自分が子供のころどれだけ水道水をがぶ飲みして育ったかを考えればおっしゃる通り問題はないと思います。ただ実際には体に取り込んだビタミンCがその後に体に取り込んだ塩素でどうなるのか知りたくなって質問してみました。
> 塩素がビタミンCを壊すからだと。 いえ、そうではありません。ビタミンCは水溶性ビタミン(塩と同じように水に溶ける)のため、野菜などのビタミンCを含む食品を水にさらすとビタミンCが水に流れ出るということなのです。 調理のどの段階で水にさらす、水で洗うかによって、ビタミンCの減少度合いは異なります。たとえば、加熱する前の葉っぱのままだと、あまり減りません。しかし、キャベツの千切りのように細かく切ると、切り口から流れ出やすくなります。また、ホウレン草など加熱調理する野菜では、加熱後は細胞壁が壊れるため(このこと自体は食べやすさにつながる良いこと)、加熱後にあく抜きのために水にさらすと、ビタミンCが減少します。 野菜等のビタミンCと水道水については、水溶性ビタミンが水に流出するということであり、ミネラルウォーターなどの塩素を含まない水でも全く同じになります。塩素は全く関係ありません。 確かに水道水には消毒に使用した塩素が微量ながら残っていて、汲み置きの水道水は開栓後のミネラルウォーターより保存性がよいといったことがあります。 しかし、残留塩素は身体に影響が出ないレベルのさらに下の濃度になるよう、厳重に管理されています。もし水道水で若干でもビタミンへの影響が出るのなら、厚労省などから、摂取する水の種類ごとに摂取栄養基準が定めれるなどするはずですが、そういうことは一切ありません。 水分摂取や調理では、水道水で何の問題もありませんので、安全性の面からは、高価なミネラルウォーターなどに替える必要はありません。雑菌を防ぐ点からは、微量の塩素が残留しているほうが、むしろ有利です。もちろん、水道水より好みの安全な水があるなら、そちらを使ってもいいことは言うまでもありません。 P.S. 冷凍庫の製氷皿などでは、水道水を使うよう注意書きしてあることがあります。これは、水道水の残留塩素による雑菌増殖を防ぐ狙いです。塩素を全く含まないミネラルウォーターなどで製氷皿を使っていると、増えた雑菌で嫌な臭いがすることがあります。塩素がない水では不適切になる場合もありますので、注意が必要です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ビタミンCが水溶性なのはおっしゃる通りですが、ビタミンC水溶液に塩素を入れるとビタミンCが減っていくのも事実で、つまり破壊されるのも確かです。また殺菌のために必要であることもその通りでそれは否定しません
お礼
ご回答ありがとうございます。確かに体内のビタミンCの減少は人間が消費するのと、水に溶けて出ていくのとが結構多いと思います。実際にビタミンCと飲んだ塩素がどれだけ体の中で出会うのかもわかりません。体内の有機物も殺菌し体内のバクテリアが死ぬくらいであればビタミンCも壊れるのではないでしょうか。