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護身用に習うとしたら何が最も有効か?

nipponjinの回答

  • nipponjin
  • ベストアンサー率57% (69/121)
回答No.6

 入試対策ではないですが、実社会の「傾向と対策」という観点からいえば、護身術に最適なのは“実践空手”です。顔面への突きや金的蹴りを実際に当てる練習をするのはもちろん、眼潰しや倒れた相手を踏みつける技術なども含めて「素手で人の殺し方を打撃中心に教えている」武道、格闘技組織こそが、イコールそれらの危険な攻撃に対する防御方法をも稽古体系化されているので、最も人に殺されない為の護身術向きだと考えられます。日本拳法(念の為、少林寺拳法とは全く違うものです)でも良いし、趣旨は違ってもキックボクシングでも良いと思います。  護身というからには現実社会で人に攻撃を仕掛けてくるような輩から身を守ることに主眼を置くわけですが、この日本の「平時」において、攻撃する側の最も一般的な方法は「ブン殴る」「蹴っとばす」というものです。こうした行為に遭遇した場合、より本格的に「ぶん殴る、蹴っ飛ばす」を日頃から専門的に鍛錬している人たちこそが、身を守るに十分な対応ができる・・・それが護身術の現実的な捉え方だと思います。 日常での護身の場合、打撃の専門だからといって自分から進んで「パンチ」「キック」を積極果敢に繰り出す必要は特にないのです。打撃の専門だからこそ打撃に対する“防御”も専門なのですから。  例えば、深夜に駅周辺でケンカをしているヤンキーの多くが柔道の達人で「巴投げ」や「内股」が得意技だ!などということはないでしょう。引ったくり常習犯が柔道の達人!なんてことも聞いた事がありません。家に押し入った強盗や通り魔が合気道の名人だった、という例もありません。もしも現実社会がそのような事情であるのなら、「傾向と対策」という観点から、護身術には柔道か合気道を学ぶべきです。しかし現実社会ではどんな犯罪者も、いきなり「関節を取りに来る」というケースより、「殴りかかって来る」「刃物で切りつけてくる」「鈍器で襲ってくる」ケースの方が圧倒的に多いのは周知の通りです。これら“手を使った動き”で攻撃して来た場合の対応に最も優れているのは、普段から手足の速い動き(突き、蹴り)を専門に鍛錬している人達なのです。人の繰り出す攻撃方法には法則性があって、「こうやらないと効かない!」という殴り方、「こう蹴らないと人を倒せない」という蹴り方、「こう刺さないと殺せない!」という刺し方というものがあって、地球上のどこの誰が考え出そうとしても人体の構造上「こうやらないとダメ」という一定の法則性があるのです。人間が高く跳ぼうとしたら現在の陸上競技の走り高跳びのような「背面跳び」になり、速く泳ごうとしたら現在の「クロール」になるように。皆で協議して政治的に一つの方法に決めたのではなく、自然科学の法則に沿って時間とともに一つの結論に至った、というのが正しいのです。強くぶん殴ろうとすればマイク・タイソンのボクサーとしてのパンチも船越義珍や本部朝其やマス大山や富樫の上段逆突きもミルコやヒョードルのパンチもお互いに接点が無いにも関わらず、皆同じ突きのフォームになります。裏で示し合わせて同じパンチの打ち方にした訳ではなく、人体の構造が同じため、そこから導き出される目的(人を倒す為に突くという目的)ごとの動きに違いは生じないからなのです。違いが生じている場合は追求度が足りないために最良の方法に至っていないだけです。ですから、まともな道場やキックのジムで、ある程度鍛錬を積んで一定の技量に至ったその技術(特に攻撃を喰らわないだけの反応力)の適応範囲というものは、大雑把に言って人類63億人中のプロ、達人、名人らを除いた大多数の素人の「ぶん殴る」「蹴っ飛ばす」的な攻撃ならば、ほぼ喰らわずに済む、と考えて間違いないのです。  護身術というのは、警察官の逮捕術とは違いますから、格闘の末に相手を取り押さえる必要はありません。また格闘競技とも違いますから、襲ってきた相手に必ずしも勝利する必要もなく、その時だけ「致命的な攻撃を喰らわなければいい」「殺されなければいい」のです。防御オンリーで判定負けの戦いぶりであっても、身を守るという目的は達成できているので、それでいいのです。 そして相手が“来なければ 行く必要はない”のです。 「素手 + 一対一 + 真っ向勝負」においてはすばらしい能力を発揮する柔道や合気道も、不意な打撃や刃物や複数相手といった“汚い”シチュエーションにおいての適応範囲は決して広くありません。  実践空手や他の武道、格闘技を護身のために必死で取り組んだものの一生のうちで一度も使用する局面がなかったとしても、それまでの努力がムダだったということではなく、それはそれで人生において完璧に護身術を実践し得たということなのです。

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