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飲食店の経理
アルバイトを2,3人雇って夫婦で蕎麦居酒屋をします。 こういう規模の店の経理は、会社形式にした方がいいのですか? それとも複式簿記でしょうか?
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nerimanohoshiさん こんばんは 会社形式(つまり法人)と複式簿記については、全く別の物です。別けて考えましょう。例えば法人ではなく個人で事業を起す場合でも、青色申告で確定申告を行い青色申告特別控除の65万円の控除をする場合、貸借対照表・損益計算書の作成義務があり、当然複式簿記での記帳をする事になります。 どう言う立地で蕎麦居酒屋を開店するかわかりませんが、同業者の蕎麦屋さんや居酒屋さんが1軒も無い立地での開店ではないと思います。通常は同業他店舗との競争でなかなか思うように売上が上がらないのが事実だと思います。それと開業当初は設備等に費用がかかり、開業初年度から数年間は赤字の可能性が高いと思います。個人事業主の場合、赤字だったら確定申告上の所得額が0円ですから所得税・住民税の支払いをしなくても良い事になります。それに伴って国民健康保険等の支払額も最低額になります。法人の場合は、法人としての所得額が赤字だった場合法人所得税は0円ですが、資本金と従業員数に応じた法人住民税を支払わなければなりません。従って法人で赤字の場合、どこからか法人住民税の金額を捻出しなければならなくなります。多くはご主人が役員報酬と言う名の給料の中から出すようです。以上の税金的な違いが有ります。 それ以外の違いとしては、法人は企業としての信頼度が高いと考えられているようです。例えば、公共機関(例えば役所とか)との取引をしたい場合法人と言う決まりがある所もあるようです。ただし、「法人が信頼度が高い」と言うのは対企業同士の間でのお話だと私は解釈しています。街場の飲食店では、「あそこの居酒屋さんは法人だから安心して美味しいよ」なんて考える人は1人もいないと思います。街場の飲食店では、法人場から客数が増えて売上が上がるなんて一切無いと私は考えています。 以上より、税金面でもお客様の信頼度の面でも、最初は個人事業主ではじめられたら良いのではないかと思います。数年後、ある程度の売上が上がり黒字額が増えた時に節税対策を含めて法人化すると言う事で良いのではと思います。 複式簿記については、先程記載した通り、個人事業主でも青色申告を選択して特別控除65万円を受けたい場合は、貸借対照表・損益計算書の記載義務がありますから、当初から複式簿記で記帳される事をお勧めします。先程は開業数年は赤字だと言いましたが、経営が上手で初年度から黒字になる可能性だってあるわけです。黒字の場合、青色申告特別控除を使えば65万円分控除されるわけですから、その分支払い税額が少なくて済むわけです。そう言う事も考えて、初年度から複式簿記で記帳されたらと思います。
お礼
おはようございます。 まさに目からウロコでございました。 じっくり拝読させていただき、サラリーマンの娘である私には知らなかった言葉がたくさん・・・。 今まで主人は主人の両親と住宅街でほそぼそとやっていて経理は義母担当ですが、若夫婦の私達で駅前に移転する事になったのです。 shonn123様のアドバイスを元にもっと勉強します。 そうですね、お客様にとっては法人かどうかより味やサービスが一番ですよね! これから色んな事が待っていると思いますが、またここでお世話になると思います。 ありがとうございました。