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主文と事実、理由

いま連続リンチ殺人事件の判決が言い渡されているようですが、 主文を後にして、説明をしているようです。ここで質問があります。 主文というのは「○○を××刑にする。」や「○○は××に~円支払え」など あっさりとした文ですよね? で、その事実認定や理由の文はそんなにも 長いものなのですか? 今日は10時ころ始まったはずなのに、まだ理由などを話しているという ことになりますよね? それなりの裁判では、どれもこれほど長く 読むのに時間がかかるものなのでしょうか。 一度裁判を傍聴すればいいことなのですが、なかなか時間も無く ぜひ教えていただきたいところです。 あと、便乗で質問ですが、なぜ、極刑の場合は主文が後回しとなることが 多いのでしょうか。伝統的なことなのか、なにか合理的理由があるのでしょうか。

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回答No.2

○事実認定や理由の文はそんなにも長いものなのですか? これはもう判決文を実際に見てもらうほかないです。判決文は最高裁のHPでも公開されます。 たとえばこの事件の判決 http://courtdomino2.courts.go.jp/kshanrei.nsf/webview/B5A6D71AA2ABB32C49256F6C0023E939/?OpenDocument 死刑判決です。主文は一文ですが、そのあとに理由が詳細に述べられています。文字カウントをしてみたら5万8000字以上ありました。 アナウンサーのニュースが1分あたり300字ないし400字ということでしたから、単純に計算してそのペースで読んでもどうやっても2時間はかかります。文を読みあげるのが主な仕事ではない裁判官であればもっとかかるのは明らかです。 もちろん事件の事情などによって、死刑判決でももっと短いものもあります。しかし、死刑判決はそれほど軽いものではないということは分かると思います。 死刑判決の場合に主文が後回しになる理由ですが、これは慣例としかいいようがありません。法律ではどの順番で読まなければならないとは書いていないので自由なのですが、昔から、死刑のときは主文を後回しにするようです。これは、死刑の主文を先に言い渡してしまうと、被告人が理由の部分などを聞かなくなってしまい、反省を促せないから、という説を聞いたことはあります。 なお、民事では主文しか読み上げませんので、もっとあっさりしています。

moby2002
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  • justice7
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回答No.4

「事実認定や理由の文はそんなにも長いものなのですか?」 というご質問ですが、通常の刑事事件で自白して情状酌量を求めるような事案ですと、5分か10分くらいで読み終えるものが多いですね。 ただ、極刑となりますと、弁護側も、なんとか極刑を避けようとして、数多くの主張を展開します。 そして、刑事訴訟法の大原則「無罪推定の原則」がありますので、「極刑」にするには、弁護側の主張を合理的な理由をもって排斥していかなければなりません。 さらに、「極刑判決」の理由は多くの国民や研究者が関心を持っており、裁判所の大ボスである最高裁も強い関心を持っています。 判決書を作成する側としては、これはもう必死なわけですよ。 「死刑執行後」に、再審で誤判だったということになれば、裁判官生命がたたれるのは勿論のこと、本人自身の人生が変わってしまいます。 そのような理由で、重箱の隅を突いて、不手際がないかを全てチェックしていきますので、いきおい長くなってしまうのでしょうねえ。

moby2002
質問者

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  • justice7
  • ベストアンサー率66% (8/12)
回答No.3

極刑などのように「人命にかかわる」重大な判決の場合、誰もが納得する理由が必要で、弁護側の反論に対する判断のみならず、疑問がある部分はすべて判断して判決を下さなければなりません。 したがいまして、裁判官は膨大な時間をかけて、決して間違った判断をしないよう判決を書きますので、理由がとても長くなってしまうのです。 また、極刑の場合は、「慣例」として主文が後回しになることがほとんどです。 その慣例は、 1 十分な理由を先に述べて、被告人をして「極刑やむなし」と納得させてから、「被告人を死刑に処す」と言わないと、被告人の心の整理ができないこと。 2 最初に、極刑の主文を宣告してしまうと、被告人に与える精神的ショックが大きくて、被告人の精神状態や健康状態に悪影響を与えるおそれがあること。 から成立したものです。 もっとも、今では、理由から読み始めれば「極刑」というのを知っている被告人が多いので、意味がないとも考えられますが、こういう状況に置かれれば「万一」とか「今回だけは例外」を信じるのが人間の性(さが)ですので、私個人としては意味のある慣例だと思います。

moby2002
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  • nep0707
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回答No.1

>で、その事実認定や理由の文はそんなにも長いものなのですか? まぁ裁判を傍聴するか、判決文を「直接」読んでみるのが 納得するにはいちばんの早道だとは思いますが…。 事実認定ってのは、そのとおり犯罪となる事実を説明しているわけです。 その認定は出来る限り具体的に行われます。 特定ができないのでない限り日時場所も指定されますし、 どのような行為を行い、どこで何をしたか…全部説明します。 (殺人事件なんかだと、実際の判決の説明はあまりに生々しいので マスコミはぼかして報道することが多いけど) さらに、情状に影響することも説明します。死刑になるケースだと特に。 (そのへんの小さな事件だと、このあたりは争われない限り問題にはなりませんが…) また、複数の犯罪について審理した場合は、そのすべての犯罪について、 動揺の説明が(手抜きなく)行われます。 これだけでも相当長くなることは想像つきますよね? >一度裁判を傍聴すればいいことなのですが、なかなか時間も無く >ぜひ教えていただきたいところです。 まぁ本当は傍聴してみるのが一番だと思います。できれば複数。  ・簡単に終わる裁判  ・ちょっと時間のかかる裁判  ・長くなる裁判 素人でも違いがすぐにわかると思います。 >なぜ、極刑の場合は主文が後回しとなることが多いのでしょうか。 習慣的にそうすることが多いようです。 まあ、被告人にとっては相当ショックの大きい判決のはずなので、 できるだけ後回しにして…ってことなんじゃないですかね?

moby2002
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