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City Bankのレートはそれほど悪いのか
ヨーロッパでしばらく生活するため、 現地で銀行口座を作るまでの間、 お金をどのような形で持っていこうか 悩んでいます。 City Bankの口座から 引き出すのが簡単でよいのですが、 レートがかなり悪いという話を聞きました。 使用する予定の外貨はユーロとスイスフランです。 その話によると20万円ぐらい使うならば トラベラーズ・チェックのほうがレートが良い というのですが、City Bankのレートは それほど悪いのでしょうか。 どなたか詳しい方、おしえてください。
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シティバンク(citibank)の国際キャッシュカード(シティバンクでの呼称は「バンキングカード」)は便利ですが、おっしゃるようにレートは必ずしも良くありません[1]。ただし無用の長物かというとそうでもなく、状況によっては有利になることもあります。 シティバンク銀行の国際キャッシュカードを海外で利用した場合、引き出した外貨の額が所定のレート(銀行間取引レート、いわゆる仲値と大体同じ)でまず米ドルに換算され、手数料を3%加算し、これを対顧客電信売りレート(TTS)で換算した額が日本円普通預金口座から引き落とされます。米ドルのTTSは仲値+1円なので、全体では仲値から4%程度上乗せされたレートになります。 4%という数字は両替での目減りとして決して小さくないので、バンキングカード利用は通常はお勧めしないのですが、国/都市/空港によってはそもそも低いレートしか出してこなかったり、高額の手数料をとったりして仲値からの目減りが4%以上になることがあります。そのような場合はバンキングカードを利用した方が賢いということになります。 次にトラベラーズチェック(以下TC)について検討します。シティバンク銀行在日支店におけるユーロのTTSは仲値+1円です[2]。口座を持っている顧客ならTC発行手数料は無料で、現地で換金する際もシティバンクの支店でなら無料です(日本で顧客であることの証明としてバンキングカードを窓口で提示下さい)。 この方法が使えるなら、バンキングカードより目減りが小さくて済むのでお得です。 具体的に計算してみましょう。いま仲値で1ユーロ=132円、1ドル=110円、1ユーロ=1.20ドルとし、現地で1ユーロの現金を手にするのにいくらの日本円が必要か試算します。 【バンキングカード】 1×1.20×1.03×(110+1)=137.196円 仲値からの上乗せ分 5円20銭 【トラベラーズチェック】 132+1=133円 仲値からの上乗せ分 1円 というわけでTCの方が3%ほど有利です。20万円を両替するとその差は6000円を超えますから、シティバンクの支店に出向く手間を厭わないならTCをお勧めします。他行でTCを組んで現地シティバンクで換金する方法もありますが、TTSが仲値+1~2円、発行手数料が1%なのでバンキングカードとの差は小さくなります。 現地で日本円の紙幣から両替する場合のレートは仲値+7~10円くらいで、さらに両替1回ごとに3~5ユーロ程度の手数料(*1)がかかります。こうなるとバンキングカードの方がまだ有利であることは覚えておいてよいでしょう。 この方法を使う上で注意すべきは渡航先にシティバンクの支店があるかどうかです。支店数は国によってかなり差があり、例えばドイツには300店舗近くありますがフランスはパリの1店舗のみです。シティバンクの支店は参考ページ[3]で調べることができます。 シティバンクの支店の少ない/ない国に出かける場合はAMEXのトラベルオフィスを使う方法があります。シティバンクのTCのブランドは現在はAMEXなので、AMEXのトラベルオフィスに持ち込むと無手数料で換金してくれるはずです。それもなければ手数料覚悟で、一般の両替商や銀行で換金することになります。 さてユーロは上記の方法でよいのですが問題はスイスフランです。シティバンク在日支店ではスイスフラン建てTCを現在発行しておらず、在スイス(含リヒテンシュタイン)の支店もないため上記の方法をそのまま使うことはできません。ただ幸いにスイスフラン建てTCは、他の邦銀でも仲値+1~1.2%程度(手数料1%は別途加算)の比較的有利なレート[4,5]で買うことができますからこれを利用するのが最善でしょう。 現地の両替所や銀行で換金する際には1回あたり5フラン程度の手数料がかかりますので、ある程度まとまった額で両替する方が有利です。手数料をひっくるめると、500フランを一度に両替した場合で最終的なレートは仲値+3%程度ということになります。 スイスで日本円現金から両替する際のレートは仲値+3~6%程度で、1回あたり5フラン程度の手数料は同様に加算されます。レートの設定によっては日本円現金よりバンキングカードの方が有利になることもありますので、状況に応じご判断下さい。 [1] http://www.citibank.co.jp/service/citi_service/oversea01.html [2] http://www.citibank.co.jp/service/citi_service/oversea02.html [3] http://www.citibank.com/locations/eu/eu.htm [4] http://www.btm.co.jp/gdocs/kinri/list_j/kinri/tvl_check.htm [5] http://www.smbc.co.jp/kojin/kinri/gaika.html *1 手数料は「両替額の2% ただし最低5ユーロ」といった決め方をしているところが多いです。
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- Chuck_GOO
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直接はシティバンクにお尋ねになるのが一番ですが、そのご参考として; シティの場合、ATMでキャッシュカードにて現金を引き出すに当たっては、円口座からの引き出しに限られます。 従って適用されるレートが、現地で円紙幣をユーロorスイスフラン紙幣に換えるレートとほぼ同じ、という設定をされている可能性が十分あります。 となれば、現金よりもT/Cのほうがレート有利、という一般的常識があてはまることになります。 ただしT/Cの場合、発行手数料もかかりますから、その点を勘案して比較する必要があります。 http://www.esplanade-fr.com/faq.htm
お礼
返答有難うございます。 CityBankと銀行に問い合わせてみます。
お礼
たいへん詳しい回答ありがとうございました。 かゆいところまで手の届く回答で 助かりました。