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短歌の解説。<白鳥は哀しからずや~

zephyr-breezeの回答

回答No.3

ご質問者は学生さんでしょうか。 確かに「牧水」「白鳥」で検索するといろいろ出てきますが、わかりやすい意味の解説はあまりなさそうです。 まず「哀しい」の意味ですが、普通に使われる「泣きたいような気持ち」ではなく「立派だ、すばらしい」といったほめ言葉です(下記URLの意味(3)を参照願います)。   ↓ http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%B0%A5%A4%B7%A4%A4&kind=jn 「や」は反語ですから「哀しくないだろうか、いや、そんなことはない」となり、結局作者が白鳥を「哀しい存在である(=立派だ)」と讃えていることになります。 ここで短歌の情景をイメージしてみましょう。 一面の青空と紺碧の海。これを背景に白鳥が一羽大空を漂うように飛んでいる。一色(厳密には「空の青」と「海のあを」を書き分け、白を一層際立たせていますが)の背景に埋没することなく、純白の姿を主張するように飛翔する、凛とした清冽さ・・・ これに牧水は共感し、「哀しい(=すばらしい)」と讃えています。 以上、私のイメージで記してみました。ご参考になれば幸いです。

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