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格付けについて

最近アメリカの格付け会社が日本企業の格付けをUPさせているのは格付け会社の利益のためだと聞いたことがありますが本当のところはどうなんでしょうか?もし本当ならばその格付けを信用することはとっても危険なことだと思いますが・・・

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  • poor_Quark
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回答No.1

 各付会社であろうがなかろうが企業の目的は利益を出すことですし、その格付に関する恣意的で誤った判断に従って投資家や企業が投資などの経済行為を展開し、その結果大きな損失を被るようなことがあれば、格付会社自身の格が下がり利益を出すという目的が達成できないことになります。  日本経済に対する彼らの見方ですが、バブルによって生じた不良資産の整理もあらかた終わり、退場すべき大きな企業も退場し、生産手段の海外移転が進んだことにより国際競争力を得て、収益力も向上していると分析しているのかもしれません。またグローバルスタンダードという名の米国流の経営スタイルを受け入れることによって、今まで彼らが分析が困難だった日本流の経営スタイルが薄まったことで判断が容易になったのではないかと個人的には考えてみたりもします。  実際格付会社の調査能力にも限界があるでしょうし、複雑怪奇な国際経済状況を読む解くことは難しいでしょう。彼らに客観性や中立性を求めるのも無理というものです。しかし日本の企業の場合は特に外部に正確で透明性の高い会計情報を提供し、その生産性を社会に示すというもっとも資本主義社会の基幹となるべき原理が十分に働かないこともあり、外部の強力な調査会社の存在は不可欠とも言えるでしょう。  格付会社が属している国の国益に配慮した戦略的な評価を行っていないという保証はどこにもありませんし、例えばかつてのエンロンが一連の不正の中で行った格付対策に対抗できなかった時期があったことを思い出せば、彼らの情報に盲目的に依存することは極めて危険だということが理解できると思います。 http://hardlyablawg.txt-nifty.com/home/2004/07/post_6.html >ならばその格付けを信用することはとっても危険なことだと思いますが・・・  もちろんその通りです。格付そのものではなく、特定の会社の結論を鵜呑みにせず参考程度にして、そこへ至った判断や分析の中身を自分なりに反芻し、投資などの経済行動に生かす態度が求められると思います。

kazuhito05
質問者

お礼

やはり投資に的確な会社を探すのには自ら財務諸表や四季報から情報を得ることが第一ですよね。格付けは参考程度にすることが一番だと改めて思いました。ありがとうございました。

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