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空調の設定温度の政府指導の根拠は?
会社などの空調の温度設定は(家も)夏は28℃ 冬は20℃を目安にと環境省などからの指導がありますが なぜその温度なのか解りません。 何か科学的な根拠はあるのですか? ご存じの方は教えてください。
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地球温暖化が騒がれる以前の、室内温度の設計値は、冷房26℃暖房22℃でした。 それから、環境意識の高まりにつれて一度づつ下がってきて、今の指導値に落ち着いています。 温度設定を一度変えれば、エネルギーレベルでどの程度の節約になるのかは検証できますが、 だからといって、この値が地球環境と室内環境のベストバランスであるという確証はありません。 ただし、人が居住する際に適した温度条件というものは、学問的には研究されており、 その一端がわかるのが、病院です。 体の弱った人のいる病院、それも集中治療室のような病室は、体調を安静に保つために、 冷房、暖房ともに24℃で設定されることが多い。 空調で大事なものは、温度と湿度のバランスです。 湿度を下げることのほうが、温度のそれよりもエネルギーを消費することもあります。 湿度が低い時は加湿しますが、これもかなりのエネルギーを消費します。 まとめると、24℃ぐらいが快適であるが、 1.外気温との差がありすぎない 2.エネルギー消費量をなるべく抑える 3.加湿量を抑える ために、上下ともにすこしづつ温度をづらして、空調しています。 本来は設計段階で、設定温度が決まるのですが、 出来上がった後から、設定温度を変えると、機器の効率が悪くなり、 かえってエネルギーロスになる場合もあるので、空調設備の設計には、先読みする力も必要です。
お礼
回答ありがとうございました。 本題の様な質問に明確に回答することはなかなか難しいものですね! 特に技術系の社員は何故何故をくり返し納得のいくまでは こちらの希望する対応をしてくれずこちらが苦慮する場合が有ります。 尤も、技術者にこの態度が欠落していたら、ろくな開発もしてくれないだろうなって考えさせられてしまいます。 何れにしましても、参考になりました。 本当にありがとうございました。