類を見ない管理組合の実態
一人の人間に権力が集中してしまうと、とんでもないことが通常となってしまう。北朝鮮がその好例である。居住歴13年の分譲団地、管理組合理事長兼自治会会長が、まさに金正恩そのもの。足掛け5年仲間を募り改善運動をやっているが、権力の壁は厚い。
本年2月に役員改選選挙があった。我々も5人が立候補した。当日、選挙方法を監視するため出向いてみた。信じられない事態が展開されていた。候補者でもある副会長が意を唱えないおばさん役員3名を従えて各棟の各戸を訪問し、会長が推薦した役員名と立候補者名が印刷された用紙を手渡し、その場で記入、投票箱も持参していないから手渡しで受け取った。
猛抗議したところ、おばさんたちは会長の家に逃げ込んだ。我々は2時間待った。
パトカーと覆面パトと交番のバイク3台が来た。おばさん連中が怖くて家に戻れない、と会長が110番通報をしたとのことだった。この会長は110番大好き。所有者を恣意的に総会会場に入室させない。当然、悶着が起きる。決まって通報する。警官は来ても立ち入れる立場ではない。帰る。それでも会長は入れずに強行採決をして終わり。こんな事態を予測してガードマン二人を雇い、会長専用の通路から我が家に戻り、あとは訪問しても電話にもいっさい出ない。私はこれを穴籠り作戦と名付けた。
さて、選挙は中止と警察官から告げられた。私らも引き上げた。なんと薄暗くなってから二人の副会長が、各戸を回り投票を促した。反対派には訪れず、投票もさせなかった。
北朝鮮でも選挙はある。投票をさせる際、それなりの監視と圧力行使はするだろう。しかし、開票作業で不正はまかり通る。当所も密室にて開票した。当たり前のことだが、立候補者は全員落選した。
副会長二人は、推薦候補者に投票するであろう家だけを回った。いわば住民は『踏み絵』を踏まされたことになる。調停をかけて双方合意したこともすべて反故にした会長。会長は自分側の弁護士を解任した。私らの弁護士が会長に連絡しても受け付けない。弁護士もお手上げ状態なのだ。なぜ、このような破廉恥行為までするかというと、理由は下記に記したい。
管理業務の一部を「かながわ土地建物保全協会」に委託している。委託料金は月々50万もの高額である。委託契約書は入手してある。協会に情報開示請求をしても、理事長の許可がないとダメ、の一点張り。調停でも開示はしなかった。開示出来ない大きな闇があることは容易に想像できる。
85歳になる会長、すでに40年会長職にいる。理事長は管理組合設立時から18年、誰にも渡していない。役員全て会長の金魚のウンコだから好き勝手、やりたい放題でできる。昨年、役員会に潜り込んだ人が録音を取ってくれた。
『わたしはね皆さん、相場で儲けているから理事長でも会長でもやっいられるんだ。それでなかったらこんな面倒くさいこと、やっていられませんよ』と話した。マンションも所有しているとも話した。
保全協会からの収支報告書をつぶさに検証したところ、年間、7,165,440円の金額がすっぽりと抜け落ちている。住居人となった13年間はもとより、改善運動の仲間が保管していた古い資料にも報告されてはいなかった。警察に資料持参で行った。証拠が稀薄だと言われた。
保全協会と結託すればマンション所有者にもなれるはずだ。生活費も濡れ手に泡、どうにでもなる。ちなみに一昨年にも二名で調停をかけた。自治会費は諸々含めて年間100万の収入がある。この収支報告書の詳細を出すよう要求した。この時弁護士は依頼せず自力でやった。私そのものを侮っていたのであろう。文書を出した。
交際費、雑費名目で、ビール、酒、ジョニ黒は月二本、銘菓類、タクシー領収書に至っては3~4日ごとに使用。トータルで50万円が費消し尽されていた。どこの誰との交際費なのか追及しても、うるせ~、黙れの紋切り回答。その後から資料は絶対出さなくなってしまった。住民全戸にチラシを配り公開した。
以上のような蜜壺があるのだもの、断固として手放したくはない現職。刑事被告人にもなりかねない。それが今回の選挙のあらましなのだ。
終の棲家と考え購入した住まいなのに、日本全国を探してもこんなに一人の男が独裁で牛耳っている例は稀なことと思う。どうにもならない現状、知恵のある人回答をお願いします。
補足
アドバイスありがとうございます。 労組の存在意義の件、おっしゃる通りだと思います。現在の執行役員達の交渉能力について、不満の声が高く上がっており、まさしくその存在意義が問われている最中です。 ご指摘のありました、「会計監査」を担当している組合員がこの事実を知り、どうしたものかと頭を悩ませています。またこの人物は、会社組織上、総務に所属しており上長に相談もしているようですが、次の展開として今後の方向性・改善等の具体的な策には至っていません。 また、組合の中で別の執行役員をたてようにも、面倒なことはイヤだ・・という風潮が強く、また船頭(リーダー)となるこれ!といった人材も存在していない状況も悩みのタネです。 労組をつぶす・・そこまで考えてはいませんでしたが、選択肢の一つではありますね。いずれにしろ、最終的に目指すのは、すべての社員の働く環境・生活をよりよくしていく為の方法が何か・・・ベストな結論を模索したいです。