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つきゆびに冷湿布は有効?
過日TV番組で「つきゆびの正しい応急処置」として「冷湿布をする」というのが紹介されていました。 (三択問題で他の選択肢は「ゆびを抜く」「温湿布をする」でした) 別のTV番組で「冷湿布、温湿布は冷感、温感を刺激するだけで、実際に冷えたり温まったりしているわけではない」と説明されていたのを見たことがあります。 突き指の患部を冷やす手段として「冷湿布」って有効なのでしょうか?(この際の「冷湿布」とは氷水で冷やした布などを当てることではなく、製品として販売されている湿布薬のことだと思ってください) TVの情報に踊らされてます(苦笑) 正確な情報を持つ専門家の方からの回答をお待ちしております。
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おはようございます。 専門家ではありませんが、主人が体操クラブの顧問をしていて、応急処置は時々するので・・・ 一応、ごく軽度の突き指なら高含水基剤の冷湿布(よく、病院でもらうような白くてブヨブヨの湿布です)は有効だと思います。サロンシップのようなものでは効果が無いでしょうが・・・(テレビで言っていたと言う冷湿布は、これに当たるのでは無いでしょうか?) この冷湿布の基材に含まれる水分が、蒸発するときに皮膚から熱を奪うので(気化熱の原理)冷却効果は期待できます。それにメントールやサルチリ酸などの消炎鎮痛剤が含まれているので、ある程度の腫れや痛みには有効だと思います。 ただ、一番良いのは氷やコールドゲルパックなどの冷却効果の高いものによるアイシングをする方が有効ですが・・・どちらにしても、なった直後、腫れがまだ出ない内に早急にアイシングの処置をしたら、治りも早いですよ。湿布ならすぐ乾くので、度々貼り替える事が重要です。乾いてしまうと冷却効果は無いので・・・ 「専門家」ではないので、有益な回答かは自信がありまさせんが・・・一応「経験者」として、ご参考の一部に加えていただければ幸いです。
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- inakanoisya
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sophiaさんのお答えは大変良いと思われましたが医学的な見地からお答えさせていただきます。 基本的には冷湿布ではほんのわずかな冷却力しかなく、冷やすための材料としてはお勧めできません。また額にはる熱さまシートの様なものもそれほど推奨できません。とくに受傷後48時間は傷ついた組織からの出血などで炎症(蜂にさされた時のようにと赤く変色し、腫れて熱を持ち押すと痛いといった一連の症状)がひどくなる可能性が高く、この間は固定とクーリングがとても大切です。併せて心臓よりも患部を高くしておくこと(患部挙上)も大切です。48時間と書きましたが、これは大変重要で可能な限りこの間は 眠っている間もできたるだけクーリングを実行して下さい。 湿布には消炎鎮痛剤の入ったものと入らないものがあります。医療機関でだされるものもそうです。湿布に消炎鎮痛剤が含まれているものは指の関節捻挫程度の皮膚から浅い部分ではこの薬もある程度到達するでしょうから、お薬としての意味は少しはあると考えます。 なお、ただの突き指による捻挫と思っていて実際には手術な必要な状態や特殊な指の副木固定などが必要な場合もありますので2日間固定とクーリングをしても症状の改善があまりない場合は速やかに整形外科を受診して下さい。
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはり「冷やす」ことが目的の場合、湿布薬というのはあまり有効では無いのですね。 いち早く「冷やす」場合はやはり単純ながら「氷」が有効そうですね。 48時間冷えすぎないように冷やし続けるのはなかなか大変そうですが… もしものときは頑張ります。 ご教授ありがとうございました。
補足
補足欄を借りてあらてめてお礼をいたします。 思いつきの疑問に早々のご回答ありがとうございました。 回答を拝見しているうちに 「コールドスプレーはどうなんだろう?」 「二日『突き指状態』のまま置いておいて、指はきれいに戻せるだろうか?」 「…そういえば子供のころ捻挫にごはん貼り付けられたけど、医学的にはやっぱりまずいんだろうか?」 など、話題の違う疑問がいろいろと沸いてきました。 また新たに質問させていただくことがあるかも知れませんが、またご意見伺えるとうれしく思います。 もし突き指をしたら、氷か水で患部を冷やし、なるべく早めにお医者さんにかかろうと思います。
- Dr-h
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No1の方の回答は非常に的確な回答であると思います。専門科の立場から補足いたします。 ☆突き指、打撲、捻挫などの外傷の基本は局所安静、冷却です。冷やすためには、冷水や氷や最近流行の冷却材等を使用するのが原則です。湿布に冷やす効果はない(張った時にひやっとするだけ)と考えていただいて結構です。 ☆我々は湿布を処方するのは、患部に直接消炎成分を浸透させたいからです。鎮痛剤を内服するような胃腸の合併症の心配が少ないからです。温湿布とは皮膚を刺激する成分を入れてヒリヒリ温かく感じるように味付けしているもので、これに対して通常の湿布を冷シップと呼んでいるようです。これだけ湿布が広く使われているのは日本だけなようです。 ☆本当に冷やしたいときは前述したアイシング、本当に暖めたいときはホットパックなどを用います。 ☆ただし、湿布は個々の患者さんとの相性が大きい薬でもあります。そういった意味では特徴がはっきりしているいわゆる温シップには根強いファンがおられます。 ☆ちなみに私も湿布湿布といっていますが、正しくは(経皮吸収型鎮痛消炎)貼付剤といいます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど、湿布薬というのは冷却効果を期待するものではなくて、炎症を抑える目的で処方されるものなんですね。 鎮痛作用を期待するなら、最近なにやら新成分の入っている市販の品でも役に立つかな? 冷却は氷や水を使って行うのがそうなると良さそうですね。
お礼
早々のご回答ありがとうございます。 そうですか、湿布薬によっては冷却効果のあるものもあるんですね。 勉強になりました。 しかし、それは一般家庭に常備されている「湿布薬」とはちょっと違ってそうですね… 奥が深いなぁ