アセトンとは?化学問題の解説と理解方法

このQ&Aのポイント
  • アセトンとは、不飽和脂肪炭化水素をオゾン酸化することで生成される化合物であり、化合物Bとアセトアルデヒドを生じます。
  • 化合物Bはヨードホルム反応を示すが、銀鏡反応は起こさない特徴があります。
  • アセトンは還元力を持たないため、銀鏡反応を示さず、C原子の個数が3個であり、アセチル基を有することから推定されます。
回答を見る
  • ベストアンサー

アセトン

公務員試験のため、高校化学を復習しております。 アセトンを推定させる問題で、わからない部分があるので、教えていただけないでしょうか。 炭化水素Aは、分子式がC5H10の不飽和脂肪炭化水素である。この炭化水素Aをオゾン酸化したら、化合物Bとアセトアルデヒドを生じた。 化合物Bは、ヨードホルム反応を示したが、銀鏡反応は起こさなかった。 BはC原子3個を含み、かつCH3CO(アセチル基)を有する。また、還元力をもたないので、アセトンと考えられる。 これについて、還元力をもたないのは、銀鏡反応を示さないことからわかるのですが、C原子の個数と、アセチル基をもつことは、どのようにしてわかるのでしょうか。

  • 化学
  • 回答数1
  • ありがとう数1

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#160321
noname#160321
回答No.1

まず添付URLをご覧下さい「ヨードホルム反応」 これが起きますと「アセチル基がある」と言うことになります。ただし説明にもあるとおり、アルコールの中にもヨードホルム反応を起こすものがあるので注意。 >>C原子の個数 オゾン酸化では炭化水素鎖内の二重結合にオゾンが介入付加して「オゾニド」を生じます。これを還元的に分解するとカルボニル化合物二つができます。 参考URL: http://www.chem-station.com/odoos/data/ene-on-02.htm つまりはじめC5H10だったので、不飽和度が一つ。オゾン酸化ができたので不飽和度は環ではなく二重結合。オゾン分解後、炭素2つを持つアセトアルデヒド(CH3-C(=O)-H)が抜けた残りは炭素3つです。 なお、高校程度の化学の参考書としていつも大阪教育大学付属天王寺高校 岡博昭先生のページをお薦めしております。URL: http://www.tennoji-h.oku.ed.jp/tennoji/oka/okaindex.html <(_ _)>

参考URL:
http://homepage2.nifty.com/organic-chemistry/chi3.htm
msndance
質問者

お礼

>オゾン酸化では炭化水素鎖内の二重結合にオゾンが介入付加して「オゾニド」を生じます。これを還元的に分解するとカルボニル化合物二つができます。 ありがとうございます。ここがわからなかったのです。オゾン酸化をキーワードにして検索しても、何だか最新の論文や企業記事みたいなものばかり出てくるものですから。 とてもわかりやすくて納得しました。

関連するQ&A

  • アセトアルデヒドとアセトンの性質

    高校の実験で「アルデヒドの銀鏡反応」を行いました。目的は銀鏡反応によりアセトアルデヒドとアセトンの性質を比較することです。 実験方法は、硝酸銀水溶液にアンモニア水を入れ、試験管Ⅰにはアセトンを、試験管Ⅱにはアセトアルデヒドを入れる。各試験管を50~55℃のお湯の入ったビーカーに置き、5分ほど様子を比較観察する。というものです。 結果は、アセトンが無色無臭で、アセトアルデヒドが一部だけ銀みたいになりくさい臭いがしました。 この結果からどのような性質がわかったのかがわかりません。 わかる方は回答をお願いいたします!!

  • 分子が大きい物質でのヨードホルム反応について

    高校の化学資料集などを読んでいると、ヨードホルム反応を起こすのは CH3-C(O)-R CH3-CH(OH)-R (Rは水素または炭化水素基) とありますが、分子が大きい例えば CH3-C(O)-(CH2)10-CH3 のような分子、また、 CH3-C(O)-(CH2)10-OH のような逆の端に炭化水素以外の原子がはいりこんでいる分子では同様にヨードーホルム反応を起こすのでしょうか?

  • 有機のアルコールの問題です

    1、分子式C5H12Oの化合物A,Bに金属ナトリウムを加えると、気体が発生した。 2、Aには1組の光学異性体が存在する。また、Aを硫酸酸性の二クロム酸カリウムでおだやかに酸化すると、銀鏡反応を示す化合物が得られる。 3、Bに水酸化ナトリウム水溶液とヨウ素を加えて熱すると、特有のにおいをもつ黄色沈殿が生じた。 4、Bに濃硫酸を加えて熱すると、主生成物としてアルケンC、副生成物としてアルケンDが得られた。 5、アルケンC,Dをオゾン分解したところ、C,Dともに二種類のアルデヒドが生じ、Cからの生成物にはアセトアルデヒドが、Dからの生成物にはホルムアルデヒドが含まれていた。 Bの答えは2-ペンタノールになっているのですが、2-メチル-3-ブタノールも答えの一つなのではないでしょうか? オゾン分解しても、主生成物からはアセトンとアセトアルデヒド、副生成物からはCH3CH(CH3)COとホルムアルデヒドが生じて条件を満たしていると思うんです。 解答が間違っているのでしょうか?よろしくお願いします。

  • 【緊急】高校化学の質問です。

    高校化学の問題です。 解説お願いします。 化合物Aは分子式C4H6のアルキンである。 この化合物に関する以下の実験を行った。 実験1 化合物Aに触媒を用いて水を付加させると、主生成物Bと副生成物が生成した。 一般に、二重結合や三重結合を形成している炭素原子のうち、より多くの水素と結合している方に水分子の水素原子が付加した化合物が主生成物となる。 これをマルコフニコフ則という。 化合物Bにヨウ素を加え加熱すると、ヨードホルムの黄色結晶が生成した。 実験2 化合物Aに触媒を用いて水素を付加させると、化合物Cが生成した。 さらに、化合物Cに臭素を付加させると、不正炭素原子をもつ化合物Dが得られた。 実験3 化合物Bを還元すると化合物Eが得られ、金属ナトリウムと反応して水素を発生した。 化合物Eを濃硫酸と加熱すると、化合物Cとともに化合物Cの構造異性体である化合物Fと化合物Gが生成した。 化合物Fと化合物Gは互いに立体異性体の関係にあり、化合物Fはシス異性体であり、化合物Gはトランス異性体であった。 a 化合物A~Gの構造式を記せ。 b 炭素数3以下で、C、H、Oからなる化合物から、ヨードホルム反応を起こすものを2つ挙げ、構造式を記せ。 c 化合物A~Gの中でD以外に不正炭素原子をもつ化合物がある。その化合物の名称を記せ。

  • アセトアルデヒドとホルマリンの還元性の違い

    この間学校で次のような実験をしました。 (1)ホルマリンとアセトアルデヒドで銀鏡反応を起こす (2)ホルマリンとアセトアルデヒドでフェーリング反応を起こす どちらの実験もホルマリンでは極めて容易に反応が起こり、還元性の強さが実感されたのですが、一方アセトアルデヒドでは、反応は鈍く、銀鏡もあまり生成せず、フェーリング反応では濃緑色の溶液・沈殿が生成し、予備校などで学習するようなきれいな反応は見られませんでした。 還元性の問題だとは思うのですが、なぜホルマリンとアセトアルデヒドでこのような違いが出るのか分かりません。 ホルマリンとアセトアルデヒドの還元性の強さの違いの原因と、なぜフェーリング反応で濃緑色に変化したのか(アセトアルデヒド)、教えてください。m(_ _)m

  • 炭化水素

    炭化水素って、水素と炭素の化合物のことですよね? そこに酸素原子が加わったら炭化水素化合物ではなくなるのですか?

  • アルデヒド

    銀鏡反応とフェーリング反応、ヨードホルム反応の実験をしたのですが,それぞれ試薬を使う理由等がよく分かりません。 あと、それぞれの反応の一般的メカニズムみたいなのを教えていただければうれしいです。 銀鏡反応:  アセトアルデヒド1mlにジアミン銀(I)イオンの水溶液5mlを加えて60℃の温湯であたためた。  ?なぜ、60℃なのか。とか、その、メカニズムを教えてください! フェーリング反応; フェーリング液2mlに、アセトアルデヒドの水溶液1mlと、沸騰石を加えて煮沸する。 ヨードホルム反応; 300CCのビーカーに水役100ccを居れて金網上で暖めておく。 6本の試験管にヨウ素水溶液を2ccずつとり、これらにメチルアルコール、エチルアルコール、n-プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、アセトアルデヒド、アセトンを数滴加えよく振ってから、10%水酸化ナトリウム水溶液をヨウ素の褐色が消えるまで加えて、300ccのビーカー中の温水につける。しばらくして試験管の中に黄色の結晶ができているの調べる。 という感じの実験です。 わたしに教えてください。どんなことでもいいので!!

  • 化合物構造特定の問題がわかりません

    C8H12の化合物(a)を徹底的に水素化すると2モルの水素を吸収するが、活性の弱いPd触媒を用いると1モルしか吸収しない。(a)はオゾン分解によりC8H14O4(b)のみ生じるがメチル基を持たない。 (a)、(b)の構造式を答えよ という問題がわかりません オゾン分解をすると二重結合が分離されてケトン基かカルボニル基になるだけなのになぜHも増えているのでしょうか

  • よーどごるむ反応陽性のもの

    高3の理系で受験が近づいてきています。 ヨードホルム反応で陽性のもので エタノール、アセトン、アセトアルデヒド、2プロパノールは覚えてますが 他にこれも憶えといたほうがいいよってのはありますか? 一応、構造も憶えてるんですが(R-C・・・みたいな) 暗記してすぐ応えがでるようにしたいんでお願いします

  • 化学 ザイツェフ法が成り立つ理由

    有機化学におけるザイツェフ法は、大体で言うと「アルコールの脱水では、-OH基の結合した炭素原子の両隣りの炭素原子のうち、結合している水素原子の数の少ない方から水素原子が優先的に失われ、それが主生成物となる。」という法則だと思うのですが、 生成物の構造式を見ると、二重結合した二つの炭素原子それぞれに置換基が多い方が主生成物になっていますよね。これは置換基である炭化水素基が電子供与基であり、二重結合している炭素原子が電気的にプラスに偏っているため、電子を与えてくれる置換基がより多い方が安定するからメインに生成する、と考えてよいのでしょうか。だとしたら、-OH基の結合した炭素原子の両隣りの炭素原子に結合している水素原子が少ないという事は、脱水反応が起こった後に炭化水素基が(二重結合の片方の)炭素原子と水素原子に分解せず、より多く残りやすいということですか。 例えば下図のように2-ブタノールの脱水反応では、水素原子が多いオレンジの方が取れた場合CH2基が分解していますが、少ない水色の方が取れても二重結合している炭素原子に炭化水素基はそれぞれ残っています。