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なぜライブドアは敵対的TOBを仕掛けないのですか?

MK1の回答

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  • MK1
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回答No.3

理由は簡単です。ライブドア社にとってメリットもなく不利だからです。 本来は、最初からラ社は敵対的TOBをかければ、公正さという点ではフジ・サンケイグループも文句のつけようがなかったのですが、立会外という手段を使ったので、フジ側は「インチキだ」と言ったわけです(取引自体は違法性はない)。 しかし、TOBをかけ合えば、がっぷり四つの相撲で体力に勝るフジ側が有利です。また、お互いに買取り価格のつり上げ合戦になって、どちらも費用が膨らみ不利です。 だからこそラ社本体は市場で5%まで、関連会社は時間外に30%までギリギリ買い進んだんです。 ただ、おそらくラ社の読みとしては、35%以上の持ち株で筆頭株主になれば、役員派遣などそうそう拒否はしてはこないだろう。どこかで妥協点をつくれるかも、と甘い観測をしていたフシがあります。また、当然フジは対抗策としてTOBをつり上げてくるだろう。そうすればTOB買取り期日ギリギリまで交渉して、最悪、経営権がとれなくとも売り抜けるというオプションが持てる、と読んだのです。このラ社の選択は戦略に幅が持て、必勝のスキームだったはずでした。 しかし、このスキームの穴は、フジはそれほど冷静に損得を考える会社ではなく(今度の新株予約権をみれば一目瞭然)、プライドや意地で徹底拒否の姿勢になったことです。それは過去の村上ファンドとの攻防をみれば分析できることだったのですが。 それと、基本的なことですが、TOB自体は買取り価格を公表、固定するので、それをする会社にとって有利といえる制度ではありません。それは市場の公平性を維持し、仕手戦による異常な株価操作を予防する意味で設けられたものです。 現にフジはTOBによって常に受け身の戦略を強いられていますし、ラ社にとっては戦略に幅を持ち、今も攻める立場でいられるのです。それとここまでくると、上場廃止が現実味を帯びてきており、ラ社が敵対的TOBなどをしようものなら、フジと心中しかねません。 >フジが馬鹿にしたような価格でTOBをしている これはどこから得た情報なのか不可解ですが、ニッポン放送株(4660.T)はせいぜい1株5000円までのもので、今の株価はTOBをにらんで上がってきたものです。今は不自然に高いといえます。この騒動が沈静化すれば下がるでしょう。 このニッポン放送買収劇をもっと詳しく理解する気があれば、以下のスレッドの私(MK1)の回答を読んでみてください。 02.08 #2、#3 ライブドアはなぜニッポン放送? http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1209334 02.11 #1 今回のライブドア  日本放送株取得で http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1212557 02.15 #4 ニッポン放送株 http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1218958 02.16 #3、#4 ライブドアの行方は・・・ http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1220190 02.18 #3、#4、#5 ニッポン放送株 http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1224125 02.20 #6 国を挙げてリーマン証券の利益を激増するわけは? http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1226273 02.22 #12、#18 ライブドアって悪者? http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1228695 02.21 #6 ライブドアを応援したい http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1228960 02.23 #1 ニッポン放送の新株発行 http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1234311 02.24 #4 ライブドア今後の展開 http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1235372 02.24 #4 ニッポン放送とフジテレビの暴挙を阻止するのに出来ることは? http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1236390 02.25 #1、#2 ライブドア次の一手、新株予約権対抗策について http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1236935

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