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BCSのギャップ方程式からTCを出す際の積分

noname#2380の回答

noname#2380
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回答No.3

初めまして、blue_monkeyと言います。 【アドバイス】 参考本 (1)多粒子系の量子論:フェッタ/ワレッカ  (2)A Course of Modern Analysis:E.T.WHITTAKER&G.N.WATOSON 利用できそうな公式は文献(1)に記述があり、公式の導出については文献(2)(寺寛の数学概論でもいいかも)の練習問題を参考にすれば導出できると思います。 【蛇足:積分の導出:読み捨ててください】 siegmund氏の回答と参考本を元に具体的な計算を途中まで進めてみました。 微分、積分、級数数和の順序の交換についての議論は棚上げとなっています。 【No1のsiegmund氏の回答より】 α ∫tanh(x)/x dx x =ln(x)*tanh(α)- ∫ln(x)/(cosh(x)*cosh(x)) dx (1) 第二項積分は、物理条件よりαは∽と近似できるものとして、0~∽まで積分を行うものとします。 【(1)式の第2項の積分の実行】 ∫ln(x)/(cosh(x)*cosh(x)) dx =lim (∂/∂s) ∫x^(s-1)/(cosh(x)*cosh(x)) dx    (2) s→1 【(2)式の積分の実行】 ∫x^(s-1)/(cosh(x)*cosh(x)) dx            (3) (3)の積分を行うために、 ガンマー関数(Γ)と、ゼータ関数(ζ)を導入します。 Γ(s)=∫t^(s-1)*exp(-t) dt ζ(s)=Σ1/n^(s) 次に以下の級数を考察します。 ΣΓ(s)*(-1)^(n)/n^(s-1)                (4) n =Σ(-1)^(n)/n^(s-1)*∫t^(s-1)*exp(-t) dt =∫Σ(-1)^(n)/n^(s-1)*t^(s-1)*exp(-t) dt =∫t^(s-1)*Σ(-1)^(n)*(-∂/∂t)exp(-n*t) dt =∫t^(s-1)*(-∂/∂t)Σ(-1)^(n)*exp(-n*t) dt =∫t^(s-1)*(-∂/∂t)(1/(1+exp(-t)) dt =∫t^(s-1)*(-exp(-t)/(1+exp(-t))^(2)) dt =-∫t^(s-1)*(1/(exp(t/2)+exp(-t/2))^(2)) dt ここでτ=t/2と置くと、 =-(2)^(s)*∫τ^(s-1)*(1/(exp(τ)+exp(-τ))^(2)) dτ =-(2)^(s-2)*∫τ^(s-1)*(1/(cosh(τ)^(2)) dτ と(4)式の級数は、(3)式の積分に等しいことが導出されました。 ΣΓ(s)*(-1)^(n)/n^(s-1)                 =-(2)^(s-2)*∫τ^(s-1)*(1/(cosh(τ)^(2)) dτ (5) Γ(s),ζ(s)の定義を用いて、 (1-2^(2-s))*Γ(s)*ζ(s-1) を計算すると、 (1-2^(2-s))*Γ(s)*ζ(s-1) =-ΣΓ(s)*(-1)^(n)/n^(s-1) (6) n ((6)式の導出は、書く根性がなくなってきたので、省略します。) (6)式に(5)式の結果を代入すると、 (1-2^(2-s))*Γ(s)*ζ(s-1) =(2)^(s-2)*∫τ^(s-1)*(1/(cosh(τ)^(2)) dτ 上式を整理すると、 ∫τ^(s-1)*(1/(cosh(τ)^(2)) dτ=2^(2-s)*(1-2^(2-s))*Γ(s)*ζ(s-1) (7) (7)式により(3)式の積分が、Γ関数とζ関数で表現されることがわかります。(7)式を(2)式に代入し、偏微分の計算と極限操作をすれば、おそらく所用の表現式が求まると考えています。最後まで計算していませんので、あしからず。 誤記、誤計算、ウソがありましたらゴメンナサイ。

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