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めっきの膜構成と膜厚(Cu-Ni-Crめっきを例に)
表面処理の本にめっきされた部品の断面写真が掲載されていました。ABS樹脂上にCu-Ni-Crめっきされているものの写真です。Cu:Ni:Crの膜厚比は20:10:1に見えます。この膜厚比に何か意味はあるのでしょうか?どなたか、ご存知でしたら教えて下さい。
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- akemiyou1973
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回答No.2
こんにちは。 まず、めっき膜厚は各社仕様が異なります。処理本に記載されている膜厚は一般的なものです。 それぞれの膜厚は意味があります。 一般的なABSのめっきを行う場合、ABSをクロム酸でエッチング(溶かします)。その際の凹凸を消すために、ある程度の膜厚(30μm程度)が必要になります。 Cuを利用するのは、金属として柔らかい類に属するためです。そのため、最初に厚めにCuの層を形成します。次にNiですが、装飾品の場合、使用上の問題から、ある程度の硬さが表面に必要になります。そこで利用されるのが、比較的硬い金属であるNiということです。最後のCrは通常はもう半分程度の厚さで使用されてます。これは更に硬さ、光沢、酸化防止の観点で表面コート的に使用されています。 Crは非常に硬い金属なので、これ以上の厚みは割れなどを生じさせるため、使用できない状況です。 ざっぱな回答ですが、ご理解いただければ幸いです。
- nobusi
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回答No.1
自信はないですが... 膜厚比自体には特に意味はないと思います。 意味があるとすれば、メーカーやJISでの規格だからということでしょうか。 樹脂の場合、温度差などによって歪むのでその歪みを緩衝する為に銅を厚くつけます。 銅がさびると緑青が発生して見苦しい。それを避けるためにNiもある程度厚くつける。 などの理由から、総合的に比率を決めていると思います。
お礼
返信おそくなりましたが、ご回答ありがとうございます。あまり、意味はないのですね・・・・。。。