中国と北朝鮮の核

質問

また北朝鮮がいつものようにはじめました。
いつも私が不思議に思うのは、はたして中国はいつか自分の所に飛んでくるかもしれない北朝鮮の核兵器の開発を容認するだろうかということです。だからぜったい中国と北朝鮮のわなだといつも思うんですが、中国が北朝鮮の核を容認するメリット、あるいは認めざるをえない理由なにかあるでしょうか？

回答No.5

tottokohamnosuke

私の考えは、皆さんの意見とは異なります。
中国は北朝鮮の核武装を心底望んではいません。其れは其の矛先が自国へ向くのを恐れているからではなく、其れを口実に日本が核武装に踏み切る事を懸念しているからです。又、北の核武装が確かなものとなり、このまま瀬戸際外交が続けば、中東へ意識をシフトしつつある米国を、再びアジア重視へと方針転換させ、朝鮮半島に米国が政治的、軍事的に圧力を高める事でしょう。好景気と台湾問題、五輪も控える中国は、今、朝鮮有事が起これば失う物（景気に水を浴びせられ、威信を賭けた五輪も中止となる）も少なくなく、又、政治的に難しい立場に立たされるでしょう。（トビずれですが、朝鮮有事が勃発すれば必ず中国は自国の安全保障を理由に軍事介入すると私は思います。其の理由は南北が統一され、隣国に資本主義で民主的な国家が出現する事により、米国のアジア戦略、国内の中華ナショナリズムや民主化運動に不確定要素が生じる事を防ぐのが狙いです。但し実際戦火を交えるのは日米韓と、ではなく北朝鮮軍とで、領土と主張している高句麗を含む、豆満江以南の北朝鮮領土占領が目的です。）
北朝鮮に於ける昨今の危険な賭けは、同外交部と軍部の利害関係が一致した事によるものです。核を高く売り付けたい外交部と、其れを手放したくない軍部が六カ国協議を欠席・先送りする事により、好条件（経済援助、体制保証、経済制裁回避、拉致問題の棚上げ）を引き出そうと言う訳です。
上記の理由から中国が北朝鮮の核武装をどのように思っているのか、北朝鮮が賭けに出た訳も含め、お分かり頂けましたでしょうか。

補足

みなさん回答ありがとうございます。
どうやら、中国は容認しているのではなく
抑えられなくて困っている、といったところのようですね。