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西高東低の気圧配置と寒気団の因果関係

寒気団が来ており、西高東低の冬型になり、大雪が降ると天気予報で言っています。 「西高東低」と「寒気団の接近」って因果関係はあるのですか? (1)西高東低になったからと言って、寒気団が接近するわけではないですよね。夏場の西高東低では寒気団は接近しませんから。たまたま寒気団が近くにあれば、風に乗って寒気が入りやすいのは想像できます。 (2)寒気団が接近すると西高東低になるわけでもないですよね。西高東低になるには、低気圧が日本列島の東海上に抜けて発達する必要がありますが、寒気団が接近しても低気圧がちょうど良いタイミングで東海上に移動するとも思いません。 (3)両者は因果関係はないのでしょうか?たまたま西高東低と寒気団の接近が重なると、相乗効果で大雪になるということですか?

みんなの回答

  • kurone
  • ベストアンサー率42% (52/122)
回答No.7

>低気圧が東海上に抜けなくても、西高東低になりますか? 失礼ですが、これは科学の問題以前に日本語の問題のような気がします。 西高東低とは言うまでもなく、東や西の気圧が低いか高いかの問題です。どこの地点から東なのか西なのかといったら、日本列島を中心にして東や西と言っているのです。だから、低気圧が東海上に抜けないと「東低」にはなり得ません。 ちなみに、真冬の時期(ちょうど今頃)の低気圧は日本海側から日本を横断して、太平洋に出ることが多いです。No.6さんが仰った太平洋で発生した低気圧が南から北へ移動する形の低気圧は春先に多いタイプです。日本海で発生する低気圧では日本海側の方が大雪になりますが、太平洋側で発生した低気圧は、太平洋側で大雪が降りやすくなります。何故か今年は太平洋側の低気圧が多いような気がします。

  • Flak45
  • ベストアンサー率29% (91/306)
回答No.6

海面と大陸の位置関係から、冬期間はシベリア付近でジェット気流が蛇行し、本来もっと高緯度にあるべきマイナス50度あたりの空気がシベリア付近に降りてくる。 そのため、シベリア上空は冷たい空気により周囲からみて低圧となる→地表に沈降→地表は高気圧=シベリア高気圧発達 低気圧は優勢な高気圧の等圧面に沿って移動する傾向があるため、太平洋で発生する低気圧は南→北に向かって移動 西高東低の気圧配置が完成 大雪が降る という流れです。 (1)について・・・西高東低の結果として寒気団の接近があるわけではありませんのでお見込みのとおり。 (2)について・・・シベリア上空への寒気の流入が結果的にシベリア高気圧を発達させ、低気圧の進路にも影響を与えています。 (3)両者の因果関係は(2)についてあることになります。同じ緯度でも大陸と海面(が地球の自転方向と比して)の位置関係が逆なヨーロッパでは温暖で雨は降りますが大雪は降りません。 ジェット気流の蛇行は次のURLの図示がわかりやすいかと思います。 http://www.keirinkan.com/kori/kori_synthesis/kori_synthesis_b/contents/sy-b/2-bu/2-2-4.htm

参考URL:
http://www.keirinkan.com/kori/kori_synthesis/kori_synthesis_b/contents/sy-b/2-bu/2-2-4.htm
  • tokpy
  • ベストアンサー率47% (1313/2783)
回答No.5

> つまり、冬になると寒気団ができて西高東低になるということですか? まあそういうことです。夏は太平洋上の気団(小笠原気団),梅雨のときは小笠原気団とオホーツク海気団が押し合いっこ,春や秋は揚子江気団が発達します。・・・で良かったよね?やっていないと忘れる(^~^; > 低気圧が東海上に抜けなくても、西高東低になりますか? はい,そういう場合もあります。低気圧というのは周りよりも気圧の低いところ,という意味です。 シベリア気団は,強くなったり弱くなったりしています。日本上空を通過する低気圧も太平洋側へ抜けてから発達して強くなってくる場合も多いです。日本上空では低気圧とは呼べないような状態でも,東に抜けてから発達した低気圧になる場合もあります。等圧線が少しいがんでいるな~と思っていたら,いつの間にか低気圧の中心になっている,という場合があるということです。 ただ,ここに書いてあることは,中学校で習う程度の知識と,私が毎日天気図をチェックしていて(西高東低になった時かその後がスキーが楽しい!から)思ったことで,私自身は専門家ではありません。

  • shkwta
  • ベストアンサー率52% (966/1825)
回答No.4

日本上空に寒気があるということは、偏西風が南に蛇行して、上空では気圧の谷になっているということです。上空の気圧の谷の西側が地上では高気圧、東側が地上では低気圧になりますので、西高東低のときちょうど日本上空に寒気団があることになります。 (参考) http://www.eonet.ne.jp/~aijiro/H%81ELsistem.html

参考URL:
http://www.eonet.ne.jp/~aijiro/H%81ELsistem.html
  • tokpy
  • ベストアンサー率47% (1313/2783)
回答No.3

冬になるとシベリア地方で育った高気圧が強くなります。風は,高気圧から低気圧に向かって吹くものです(ボールが高いところから低いところへ向かって転がるのと似ている)。地上から見ると,高気圧は中心から外側へ向かって風が吹いています。 シベリア気団の風は日本海を渡ってくる間に水蒸気を含み,日本列島に当たって上昇気流となり,その時に日本海側に雪を降らせます。 冬に西高東低になると大雪になるのは,この条件にうまく当てはまるからです。寒気団が南のほうに張り出してくると,日本列島が寒気団(高気圧)の東側になり,日本列島の上の等圧線が南北方向になります。すると自動的に西高東低になるのです。

tiebukuro
質問者

お礼

つまり、冬になると寒気団ができて西高東低になるということですか? 低気圧が東海上に抜けなくても、西高東低になりますか?

回答No.2

西高東低の気圧配置は、典型的な冬型の気圧配置です。気圧の関係は、気圧の高いほうから低いほうへ流れる(気団の移動)ので、日本の冬にはシベリア方面から冷たい寒気が降りてくるのです。等圧線が南北に緻密になればなるほど大きいと言えます。あまり詳しくなくてすみません。

tiebukuro
質問者

お礼

知りたいのは因果関係なのですが?

  • Flak45
  • ベストアンサー率29% (91/306)
回答No.1

シベリア大陸に優勢な高気圧があり、太平洋側に低気圧があれば西高東低になります。 高気圧というのは、地表面が高気圧ですので、上空は低気圧です。上空が低気圧ということはその時点で非常に冷たい空気がある、ということですのでジェット気流が蛇行した結果、そこに寒気が流入してしまっているわけです。 シベリア気団の発達はこのジェット気流の蛇行に左右されていますので、その結果としての西高東低が原因ではありません。 シベリアに発達した高気圧があり、太平洋上に低気圧があれば典型的な西高東低型気圧配置となり、日本海側に大雪を降らせます。 西高東低の気圧配置になった場合には、地表面では高気圧→低気圧と空気が流れますので、暖かい日本海で吸湿した空気が日本に上陸し、地形の刺激をうけて大量の雪をふらせます。風下にあたる関東平野はカラッ風が吹きます。

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