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点の集合を包含する球について

hogehogeninjaの回答

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回答No.4

Lagrange関数を使うとありますが、Lagrangeの未定乗数法を使うのではないでしょうか? Lagrangeの未定乗数法というのは、制約条件のあるときに、関数の極値または鞍部を求める解法です。 解法の一部に「n+1≧lであるl個の点があり、球面上にこれらの点を含む球面のうち、最小のものを求めよ」という問題がでてきますが、それを解くのに使います。 ------------------------------------------------------ 未定乗数法とは、 「xがm個の制約条件 g1(x)=0,…,gm(x)=0 のもとで動くとき、 f(x)の極点(最大、最小の点)、鞍点はどこになるか」を求めるものです。 Lagrange関数を L(x)=f(x)+λ1*g1(x)+…+λm*gm(x) と定義し、 x1,…,xn, λ1,…,λmのn+m個の変数について偏微分し、0と等しいとします。 ∂L(x)/∂x1 = 0 … ∂L(x)/∂xn = 0 ∂L(x)/∂λ1 = 0 … ∂L(x)/∂λm = 0 これらn+m個の連立方程式によってn+m個の変数x1,…,xn, λ1,…,λmを解くと、 座標(x1,…,xn)がf(x)の極点/鞍点を与えます。 最小値を求めるには、その点が最小であるかどうか、さらに調べます。 λ1,…,λmを「未定乗数」といいます。 ------------------------------------------------------ 補題 「n+1≧kなるk個の点がそれぞれ座標X_1,X_2,…,X_kのk個のベクトルで与えられている。 このとき、ベクトルxがk-1個の制約条件 g_1(x) = |X_k-x|^2 - |X_1-x|^2 = 0, … g_k-1(x) = |X_k-x|^2 - |X_(k-1)-x|^2 = 0 を満たしながら動くとき、 f(x) = r^2 = |X_k-x|^2 の最小値を求めよ」 Lagrange関数は L(x)=f(x)+λ_1*g1(x)+…+λ_(k-1)*g_(k-1)(x) です。 未定乗数法で最小の点が求まります。 ------------------------------------------------------------------ 全体の解法のアルゴリズムとしては、 i)m個の点のうち、n+1≧k個の点を選び、補題によってこれらを球面上に含む最小の球をきめる。 もしm個のすべての点がこの球に内包されるなら、ok。(これらk個の点を含む最小のものであり、よって与えられたm個の点を含む最小のものである) もしm個の点のうち、この球に含まれないものがあるのなら、球の中心からもっとも遠い点を加えたk+1個の点についてi)を繰り返す。 ii)初期として、l=2、m個の点のうち、もっとも遠い2点を選びだし、i)を行う。 ------------------------------------------------------------------- 概略だけですが、参考になったらと思います。

参考URL:
http://dsl4.eee.u-ryukyu.ac.jp/DOCS/nlp/node7.html
kana_neo
質問者

お礼

おーめっちゃくちゃ詳細ですね!! 感動しました。ありがとうございます。 参考にしてやらせていただきます。

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