TLCによるリン酸化タンパク質の展開とは?

このQ&Aのポイント
  • TLCを用いたリン酸化タンパク質の展開について、実験方法とその結果について質問しています。
  • 実験では、protein kinase Aのリン酸化活性を調べるために、phosphataseを発現させた細胞からAを免沈した画分と、Aの基質であるタンパク質Bを32P-ATP存在下でincubateしました。
  • TLCで展開した結果、phosphataseと共発現した場合には、Bのリン酸化バンドが強くなりました。そのため、phosphataseがAの活性を調節している可能性があると考えられます。
回答を見る
  • ベストアンサー

TLCによるリン酸化タンパク質の展開・・・

当方、TLCのを用いた実験に慣れ親しんでおらず、論文に記載されている実験のイメージがわきません。下記のような内容だと思うのですが、どなたか詳しい方がいらしたら、こういう実験方法が存在するのかどうなのかを教えていただきたいと思い、質問いたしました。脂質だけでなく、タンパクも展開されるんでしょうか・・・(化学の知識が貧困でして、お恥ずかしい質問かもしれません)。 <実験内容> あるprotein kinase(仮にA)にリン酸化活性があるかどうかを調べるため(phosphataseと共発現したときの影響を見ようとしている)、phosphataseを発現させた細胞からA抗体で内在のAを免沈した画分と、Aの基質となるタンパク質(仮にB)を32P-ATP存在下でincubateした。 これをTLCで展開したところ、コントロール細胞を用いたものでは原点から離れた位置にBのリン酸化バンド(?)が確認されなかった。一方phosphataseと共発現させたものでは、Bのシグナルが強くなった。 このphosphataseはAとassociateすることが分かっているので、おそらくAを脱リン酸化、あるいはAをリン酸化しに来る上流のkinaseを脱リン酸化することで、Aの活性を調節しているのだろう・・・ 多分こんな内容だと思います。あえてTLCを用いるメリットってあるんでしょうか?Bを基質にしたin vitro assayとかでもいいんじゃないかと思うのですが・・・。

  • 化学
  • 回答数1
  • ありがとう数1

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • k9999
  • ベストアンサー率31% (36/115)
回答No.1

TLCで行うと、シンチレーションカウンターにかけなくてすむので楽ですよ。

toukitirou
質問者

お礼

早々のお返事ありがとうございます。液シンの手間が省けるのですか。方法として簡便であるなら自分の実験にも採用したいな、と思っています。

関連するQ&A

  • リン酸化タンパク質の細胞内機能解析について

    スクリーニングしてきたリン酸化タンパク質の細胞内機能について知りたいのですが、リン酸化されるという報告のあるタンパク質の組換えタンパク質を作成または購入し、タンパク質導入試薬を用いて細胞に導入したら、この組換えタンパク質は細胞内でリン酸化されるのでしょうか?特異的なkinaseの活性があればリン酸化されると思うのですが。 また、試験管内で組換えタンパク質をリン酸化させる方法はありますか?

  • 基質とリン酸化分子の発現量

    一般的な内容ですが、シグナル伝達にかかわる基質とリン酸化分子をWesternなどで発現量評価をする際に関する疑問点がありご意見を伺えると幸いです。 例えばmTORシグナル評価でS6、リン酸化S6を見たときに、リン酸化S6が増える刺激、細胞コンテキストでは基質(リン酸化されていないものも含むTotal量)自体がかなり増加している場合が多いです。 こういった場合、基質が増加することもシグナル活性化を示唆するといえるでしょうか?

  • リン酸化された蛋白の分析

    培養細胞から蛋白を抽出し、リン酸化蛋白をウェスタンブロッティングで同定する実験をしているのですがなかなかバンドがでません。ポジコンのリン酸化されてない蛋白はきちんとバンドがでてます。 リン酸化蛋白を抽出する際のlysis bufferや手技の留意点、SDS-PAGEの際の留意点等ありましたら教えて頂けませんか。

  • タンパク質実験

    これからタンパク質実験系を起こそうと考えているのですが、まず何をすればよいかわかりません。完全長cDNAはあります。まず、そのcDNAがコードするタンパク(protein kinase)の活性を調べたいのです。よろしくお願いします。へたな文章ですいません。

  • 緩衝液を替えた理由

    質問させてください。 酵素の活性を調べる実験を2日行いました。 初日は  モヤシのアミラーゼの活性を調べるもので 基質はデンプンにリン酸緩衝液を加え 緩衝液はリン酸緩衝液でした。 デンプンのヨウ素反応の退色を分光光度計で調べました 二日目は じゃがいものホスファターゼを調べるもので 基質はp-ニトロフェニルリン酸をTRIS緩衝液で調製 緩衝液はTRISーHCl緩衝液を用いました。 そこで緩衝液をリン酸緩衝液から わざわざTRISリン酸緩衝液に変えた理由は 何でしょうか。 基質の調整にTRIS緩衝液を用いたからでしょうか? それとも アミラーゼとホスファターゼの最適pHの違いから でしょうか? あるいは別の可能性でしょうか? お分かりの方いらしたら回答よろしくお願いします。

  • 細胞のリセプターにアドレナリンがリガンドとして作用したとき

    細胞のリセプターにアドレナリンがリガンドとして作用したとき、細胞内に次のなだれ現象が起こったとする。 リセプターの活性化、活性化リセプターによるタンパクAの活性化、 活性タンパクAによる活性タンパクBの活性化、 活性タンパクBによる活性タンパクCの活性化、 活性タンパクCによる活性タンパクDの活性化、 活性タンパクDによる活性タンパクEの活性化、 活性タンパクEによるグルコース-1-リン酸の合成。 これらの活性化による酵素作用でそれぞれの酵素が1酵素あたり1000回働いたとしたら、 1分子のアドレナリンで何分子のグルコース-1-リン酸ができることになりますか? 教えてください!お願いします・・・

  • タンパク合成

    現在、タンパクX(イムノグロブリンスーパーファミリー(IgSF)に属する分子量約120kDa)の合成を修飾等を考え、哺乳類細胞で行っていますが、今のところうまくできていません。また、IgSFに属するタンパクはできにくいという噂を聞いたこともあります。そこでいくつか細胞の種類を変えて試してみようと思っていますが、文献をみたところ、IgSFのタンパクはcos細胞を使っている場合が多いようです。しかし、目的が多量のタンパク精製であるため、一過的な発現系ではなく、恒常的な発現系を作りたいと思っています。また、哺乳類細胞ではなく、昆虫細胞を使った方がよいのでしょうか?ただ、昆虫細胞を使った実験系は行った事がないので、実際に動き出すまでに多くの時間と費用がかかりそうなのでできれば避けたいと思っています。  「こんなふうにしたらうまくいった」など、どんなことでもかまいませので、アドバイスがあれば、ぜひお願いしますm(_ _)m

  • 腫瘍細胞にタンパク質を過剰発現するやり方

    初めて質問します。 21歳の医学部生です。 いま実験を行っていて、B16メラノーマという細胞にIRAK-1とIRAK-4というふたつのタンパク質を過剰発現させたいのです。 ネットで探したところ、目的のタンパク質のDNAの相補的DNAをベクターに組み込んでそれを腫瘍細胞に形質導入するという方法を見つけたのですが、それで、過剰発現させることができるのでしょうか。 また、たった区別の方法があるのでしょうか。 基本的な質問ですみません。回答をよろしくお願いします。

  • シグナル経路系の実験手法について質問です!!

    あるシグナル経路の実験の計画をしております。 過去の実験からタンパクAで細胞を刺激すると細胞内でタンパクB→タンパクCというシグナルが伝わります。 私は『タンパクB→タンパクC』の経路がタンパクDによって仲介されているかどうかをこれから調べようとしています。 この場合、タンパクBの阻害剤とタンパクDの阻害剤を用いてタンパクCの発現を確認するといった感じなのでしょうか。 また、その場合は『細胞にタンパクBの阻害剤のみ入れる場合』、『細胞にタンパクDの阻害剤のみ入れる場合』、『細胞にタンパクBの阻害剤とタンパクDの阻害剤を入れる場合』の条件でタンパクCの発現を確認するのでしょうか。 そしてこの実験はどのような実験手法が良いでしょうか(例えばWBやPCRなど) すごい初歩的な質問で恐縮ですが、どなたか教えてください!!

  • 1時間での蛋白質発現

    はじめまして。学部生の研究初心者のものです。 現在、ある物質について研究しておりまして、細胞の系を用いて様々な作用を調べようとしています。先日、添加時間1時間において、ある作用があることがわかり、そのメカニズムを追っていこうとしています。 このような場合、まずはリン酸化やユビキチン化などを見るのが考えやすいと思うのですが、ウエスタンでタンパク質発現を見るのもアリなのでしょうか?つまり、1時間で蛋白質発現に影響するということがあり得るのかどうかが知りたいです。 拙い文章で、申し訳ありません。 どうぞご助言よろしくお願い致します。