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阻害剤により逆に目的タンパクの発現が向上してしまいました。

現在、TNF-aで血管内皮細胞株を刺激するとp38が活性化されてICAM1の発現が向上するという論文を再現しようとしています。 その再現実験としてp38阻害剤で血管内皮細胞株を前処理してTNF刺激後にICAM1の発現をPCRで確認したところ、阻害剤を加えた方が濃度依存的にICAM1の発現が向上するという結果になりました。 こういった阻害剤を加えることで阻害されるはずのRNAの発現が向上するというのはよくあることなのでしょうか? 宜しくお願いします。

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  • ベストアンサー
  • 10zenn
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回答No.1

p38 阻害剤の適用は場合によっては一部のサイトカインの産生をむしろ上げるという報告もあるそうです。 なので、 p38阻害剤投入 ↓ サイトカイン(TNF-a等?)増加 ※阻害剤がサイトカインを産生していると仮定すれば…です ↓ p38以外のリン酸化酵素(IκBキナーゼ (IKK))が活性化 ↓ リン酸化によりNF-κB (p50-RelA) の核内移行シグナルが露出 ↓ 転写が進む ↓ ICAM1の発現が向上 となったのかもしれませんね。専門ではないのであまり具体的なことは言えませんが… 推測の域を越えられずすいません。

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